節約と健康を両立させる事は難しい。
低所得であるほど肥満になりやすいというのは、健康的な食事を摂る事=お金がかかるという事を暗に意味している。
私だってそうだ、安くカロリーを摂取しようと思うならファストフードが一番コスパが良い。
一時期牛丼屋を順番に梯子していたこともある。
その結果は健康診断のC判定(まあCなら大した事はないが)だ。
そんな中、Prime Videoで興味深い映画を見つけた。
フード・インク FOOD,INC. である。
フードインクとは
この映画ではアメリカの多国籍巨大食品企業で何が起きているかを描いた映画だ。
冒頭で記載した貧困層が肥満になりやすいというのもこの映画の中で描かれている。
ハンバーガー1個よりも、ブロッコリー1個の方が値段が高いから、貧困層では野菜のような健康的な食物を買うことができないのだ。
映画の中では、日々大量に工場内で殺されていく牛や豚、鳥が紹介される。
しかし、巨大企業はその工場内の取材は許可しない。
何か不都合があるからだ、糞尿で汚れた工場内や過酷な労働環境を暴露されるわけにはいかないからだ。
そして、その多国籍巨大食品企業はアメリカの食品医薬品局(FDA)などに役員を送り込んで自分達の都合の良いように政府を動かす。
陰謀論ではないが、世の中というのは金のある人たちの都合の良いように動かされているわけだ。
まあ、こんなことはどこでも言われている、今更な話ではあるが、普段は隠されていて意識することはない。
だけど、フードインクのような映画を見るとふと思い出させてくれる。
自分達が一体何を食べているのか
普段私たちは一体何を食べているのだろうか。
怪我をした動物を見てかわいそうであったり、動物を虐待している場面を見たら怒りを爆発させる。
一方で私達は毎日毎日肉を食べているのだ。
その肉はどのようにして作られているかをみんなあまり考えたことはない。
以前一緒にいた女性はめちゃくちゃ動物好きな人だった、そんな彼女にこの事実を告げてみたら、
それとこれとは別
という訳のわからない事を言っていた、人間とは都合の良い生き物だ。
ウイルスが蔓延するからと3密がうんたらかんたらと言っている一方で、私達が毎日食べている肉は、狭い部屋に押し込められ、不衛生な環境で無理やり成長させられ、そして加工されていく動物達の結果だ。
私達はそのようなものを毎日食べている訳だ。
この現実を知って、なお、ハンバーガーを食べるのか
映画を見ればわかる、ハンバーガーとはどのようにして作られるのかということが。
現実を知ってなおハンバーガーを食べる気になるだろうか。
もちろん、そんなことを言っていたら何も食べるものがなくなるのは間違いない、だけど、どこか遠い場所で搾取されている動物と労働者を思ったらハンバーガーを食べる気にはとてもじゃないがなれない。
昔、ヴィーガンという人達の映画を見たことがある、ヴィーガンとは動物性の食べ物を一切食べない人達のことだ。
乳製品や魚も食べない、という人達だ。
私は影響されやすいから笑、、一時期ヴィーガンの食事を実現しようとしたこともある、しかし、現代では動物性の食べ物を取らずに生きていくことは非常に困難である事をその時に知った。
だけど、加工肉であれば取らずに生きていくことは可能だ、究極の食事にもあったように加工肉は健康に良くない事は科学的に証明されている。
今こそ私達は加工肉に引導を渡すべきなのかもしれない。
一人一人の行動が世の中を変える
映画の中でも主張していたが、1人1人の行動は些細なものであるが、その行動によって企業が変わる事例も紹介されていた。
オーガニック市場が伸びているのも消費者の志向が変わったから、市場が伸びるのであれば、巨大な企業もオーガニック市場に参入してくる。
企業というのは利益を上げるため(これだけだと問題なんだが、、)に、消費者に受け入れられなければ、受け入れられる商品を準備しようとするのだ。
私たちがファストフードを少しても食べる機会を減らして、地域の食べ物や、旬の食べ物を食べるようになれば、少しづつでも世の中というのは変わっていく。
・・・なんて事をこう言った映画をみた直後は思いっきり感化されて考えるのである。
この想いはいつまで続くだろうか、とりあえず今日は私は肉を食うことはないだろう、明日はどうなるかはわからないが・・・
ちなみに、この動画を見たおかげで似たような映画が関連動画で出てくる、、
これもなかなかに衝撃的な内容だ、ぜひ見てみてほしい。
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