私は5年ほど不動産投資をしていたにもかかわらず、不動産の登記は司法書士に全部おまかせしておりました。
しかし、この度、自分で住む為の物件を購入する際に、申請を自分で行ってみたのですが、、これがまた、
・不動産登記申請は、、、実はものすごく簡単
ということがわかりました。
今やネットで何でも調べられる時代であり、公官庁の担当者はやさしい、となれば、なんでも自分でやってみるのが節約にもなるのでおすすめです。
ちなみに、今回は自分で申請を行ったことで、司法書士に支払う手数料5万円ほどが浮いた、ということになります。
まあ、司法書士によって手数料は違うので何とも言えませんが、自分で申請を行うことで間違いなく数万円は浮くので、やってみる価値はあります。
不動産売買における登記申請に必要な書類
不動産売買時の登記申請に必要な書類はどこに書いてあるかというと、
法務局のウェブサイトになります、この中に、
![](https://sawatak.com/wp-content/uploads/2023/12/image.png)
こういう項目があって、記載例を見ると、ものすごーく大量の文字で説明が記載されています。
お役所の文章なので、読み解くのはものすごく大変なのですが、今回私が申請した例(土地と家屋)になると、必要な書類は、
登記申請書
登記の申請書です、これはこのまんまで、これが表紙みたいなものです。
この登記申請書の中に添付情報として、以下の必要な書類が記載されています
登記識別情報
登記をする土地と建物の登記情報です、この情報を申請書に記載するのでどっちにしろ申請するには必要な資料です。
ちなみに、これは売り主さんに準備してもらう必要があります。
登記原因証明情報
登記をする理由を書いた書面です、申請書の記載例があるので、ほぼそのまま使えばよいです。
今回の場合は、売買契約によって所有権が移った、というような登記をする理由が書かれているものです。
売主と買主の印鑑(認印)が必要だったりします
代理権限証明情報(委任状)
登記を買主が行う場合の委任状です、これは司法書士が行う場合も司法書士に登記を行う事の委任を行うので必要です。
これには売主の実印が必要です。
印鑑証明書(売主のもの)
これは上記の委任状に押す実印の印鑑証明になります
売主さんに準備してもらう必要があります
住所証明情報(買主の住民票)
登記するにあたって買主の住民票記載の住所が必要なので、その証明の為に住民票が必要です。
・・・
ということで、必要な書類は
・登記申請書
・登記識別情報(売主さん準備物)
・登記原因証明情報(売主さんの認印)
・委任状(売主さんの実印)
・印鑑証明書(売主さん準備物)
・住民票
となるわけです、売主さんに認印や実印をもらったり、印鑑証明書を準備してもらったりする必要があるのですが、これらのハードルさえクリアすれば、大した手間ではありません。
逆に言えば、、、これらの手間が司法書士さんの手間代なわけで、やってみればものすごく簡単な事を数万円の手数料を取るのが、仕事ってものなのかもしれません。
登録免許税の計算も資料とサイトを見ればわかる
登記をする際には
・登録免許税
というものがかかります、これも計算方法が載っております。
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001325692.pdf
ここを見ると、これまたわかりにくいのですが、しっかりと説明が載っております。
計算するために必要なものがありまして、これも売主さんに準備してもらう必要があります。
・固定資産評価通知書(売主さん準備物)
と呼ばれるものです。
これもお役所でもらってくるものです。
ここには土地や家屋の評価額が載っておりますので、これらの金額に、上記リンク先に書かれている計算を行って、登録免許税を計算するわけです。
やってみれば簡単ですが、、、私は実はミスりました。
というのも、よく見ればわかるんですが、
課税標準額はが1000円未満切り捨てなのに、登録免許税は100円未満切り捨て
![](https://sawatak.com/wp-content/uploads/2023/12/image-1.png)
というところを見逃して、思いっきり全部1000円未満を切り捨てて間違えてしまいました。
私は不動産屋さんに確認してもらった時に(本来の仕事じゃないですね、ありがたいです)指摘してもらったのですが、
申請後に間違いがあっても修正すればいいでしょうから、自分でやっても問題ないですね。
登記申請は手間がかかるが、その手間の価値をどう見るか
という感じが売買契約による登記申請方法の概要です。
売主さんと対面でやり取りできる場合などは、いくつかの準備物を手配してもらうのは簡単なのでしょうが、遠隔地の方とやり取りする場合は、
郵送でやり取り
になるため、手間が増えると思います、が、不動産売買時には仲介する不動産屋さんがいるでしょうから、売買の為の準備物としてしっかりと必要書類を伝えれば、自分で登記申請はできる、ということが今回わかりました。
ということを、、、5年もサボってきました、、手数料だけでも10万以上支払っているんですからね、なんでもやってみるっていうのは、ホントに大事だなぁと感じる今日この頃です。
とはいえ、不動産投資などをしない限りはなかなか登記申請をする機会はないでしょうから、あんまり人生で遭遇することはないでしょうが、こんな感じで簡単に申請できますってことを知ってるだけでもよいかなと。。。
ちなみに、電子申請もできるみたいですが、私はMacしか持っていないのでできませんでした(Windowsのみの対応・・・)
コメント