久しぶりに金沢の第七ギョーザの店に行った。
相変わらずホワイトギョーザはうまくて安くて最高なわけだけど、アフターコロナの第七ギョーザは以前とは様子が違っていた。
カウンターの席は、おそらくは7割減程に減らされていたのである。
お客が帰った後は、調味料の入った器は全てアルコール除菌され、椅子やテーブルももちろんアルコール除菌を行っている。
対策としては完璧と言っていい、これでコロナの感染が起きるとはとても思わないような完璧な対策だった。
ただ、7割減であるから、確実に売り上げは下がっているだろう、リスク管理とは難しいものなのだ。
第七ギョーザほどの徹底したコロナ対策を行っている飲食店を見たことない
第七ギョーザのカウンター席は7割ほど減っている、店内で順番待ちをする為の待合椅子は、2メートルほどの間隔を置いておかれている。
客が帰った後のカウンター席はしっかりとアルコール除菌され、椅子はもちろん、しょうゆやラー油の入った器もすべてアルコール除菌されたのちにお客様を案内するシステムとなっていた。
まさに、完璧なコロナ対策と言える。
私が最近まともな飲食店に行っていないだけなのかもしれないが、これほどまでに徹底した対策を行っているお店は初めてみた。
私はコロナ前もコロナ後も何も変わっていない、外食は確かに減ったが、外出自粛を徹底している人達に比べると、お店の変化はよく見ている方だと思う。
カウンターであれば、隣との隙間にアクリル板を立てたりするところもある。
第七ギョーザは距離をとる、と言う方法をとったということだろう、しかし、この方法はあきらかに集客を減らす方向となり得るのだが、そのあたりはどのように補填しているのだろうか。
お持ち帰りパワーは健在
そんな第七ギョーザのカウンターで食事をしながら思ったのは、相変わらず餃子は常に揚げつづけているという事実だ。
店内で飲食をするお客様は明らかに減っているはずなのに、餃子を揚げるスタッフは常に動き続けている、常にホワイト餃子は焼き続けられているのだ。
一体どういう事なのか?
答えはお持ち帰りにある、元々第七ギョーザはお持ち帰りをする人が大量にいた、それが輪をかけて増えているように見えた。
休みなく揚げ続けられるギョーザは常にパッキングされてお持ち帰りの梱包をされていく。
そして、ひっきりなしにお持ち帰りの電話が鳴り続ける。
業態によってはお持ち帰りで現状を耐えしのぎ、店内での飲食客を減らしても対策状況をアピールすることも可能なわけだ。
もっとも、、、売上がどう変わったかは私にはまったくわからないが・・・
一方でまったく対策をしていない割り切ったお店もある
第七ギョーザでの対策っぷりに感動したのは、一方で特に対策をしていないお店もあるという現実からだ。
たとえば牛丼屋などは特に何もしていない、会計場所にビニールを貼ったくらいのものだ。
特に席を間引いている様子もなければ、カウンターにアクリル板を立てている様子もない。
非常に割り切った方式と言える。
そうかと思えば、私の行きつけの中華料理屋などはもっと割り切っている。
対策は、、、はっきり言ってゼロだ笑。
GWに営業自粛は確かに実施していたが、まさに緊急事態宣言のさなかでも中華料理屋の彼らはマスクもせずに営業をしていた。
あまりにも割り切った対応で、彼らは世の中の事情を知らないのでは??と思えるほどだ。
そんな彼らの店は確かに緊急事態宣言下では客足は遠のいていた、しかし、解除後は次第に客は戻ってきている。
店によっては、対応は様々なのだ。
全ての店舗に対策をとらせるには法律にするしかない
前述の中華料理屋に来ている人達は、恐らく分かっている、彼らが対策をするわけがないということを。
もちろん私もそうだ、しかし、そのことは了承済みで我々は彼らのお店に通う。
しかし、コロナ対策に興味のない彼らも店内禁煙化には従ったのだ。
一体どういう事だろう?答えはたった一つだ、法律に従っているかどうか?とうことだ。
この事から見ても、新型コロナ対策を徹底させたいのであれば、法律化するしかない、ということだ。
新しい生活様式、日本人は真面目だから、大企業だから対策はしっかりする。
こんなことはただの幻想だということがよく分かる。
やらない店はやらないし、大企業だからと言って、末端まで方針がいきわたるには時間がかかる。
それを一斉に取り締まるのは結局法律なのだ。
ルールに従わない物は処分を受ける、道路交通法があるからこそ、みんなルールを守って運転をする。
コロナ対策にしてもしっかりとした法整備が必要な時期に来ている。
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