白山の南竜ヶ馬場野営場でテント泊をしてきました。
ちょっとした登山を趣味にし始めてから約4年ほど、まさか自分が山でテン泊をするなんて想像だにしませんでした。
5年前なら、山でテン泊をするなんて、、
・どんだけ屈強な人たちがやるんだ。。
なんて思っていましたが、実際にやってみると、
・老若男女、いろんな人がいる
ということに気づけます、そして、山でテント泊をするのは別に特別でもなんでもなくて、
・お金と少しの体力があれば可能
という事実がわかります、お金と体力は両天秤みたいなものであります。
白山の南竜ヶ馬場野営場とは
白山のテント場のウェブサイトはこちらです。
自治体のサイトらしく、なんとも読み取り難いのですが、山荘と野営場(テント場)があり、野営場は予約は不要で場所は早いもの勝ち、料金は山荘にある無人の箱に一人800円/1泊を封筒にいれて投入する。
というシステムです。
そして、、、この場所のすごさは、
・水洗トイレ(さすがにウォッシュレットは無い)
と
・飲める水
があるということです、800円でここまでの設備がそろっている場所なんて、、はっきり言って地上にはなかなかありません、が、その代わりに発生したゴミはすべて持ち帰りが必要ですけどね。
さらに、お金さえ出せば山荘で食料を調達することもできます(ビールも飲める!)
ちなみに、私が行ったのは三連休の中日で晴れの予想だった日ですから、、大変な混雑ぶりでした。
さて、こんな山でのテン泊ですが、なにをどうすればできるのか、紹介していきます。
まずは山に登れる程度の体力をつけましょう
今回のテント場は、登山口から登って2時間30分程度の場所にあります。
なので、、さすがにふつうに登山ができるほどの体力は必要になります。
ここでテン泊する人は、、テン泊をするためだけに来るわけじゃなくて、当然ながら白山の頂上まで登ろうと思う人でしょうから、、、まずは、白山にふつうに登れる程度の体力、は必要です。
ちなみに、白山登山はけっこう大変です、頂上までは普通に5時間くらいはかかりますから、、それなりに鍛えている人じゃないと登れないです。
ということで、まずは、白山にふつうに登れるかどうか?は確認しておきましょう。
ちなみに、私はというと趣味登山を始めて1年未満で白山に登ってみたような記憶がありますが、なんとか登れました、もともと登る体力程度はあったということですね。
普段から運動していて体力のある人ならば、まあ、楽勝でしょう、だって、ふつーのスニーカーで登っている若者なんかもいますからね。。
テント、寝袋、リュックをそろえる
山を登れる程度の体力があったならば、次は道具をそろえます。
テント、寝袋、これらを入れるリュック、ですね。
さて、、テントですが、これはピンキリですが、大量に見られたのが、
モンベルのステラリッジテントです。
このテント、1人用のもので約5万円します(レインフライと合わせると)
・5万円!!高くない??
と思うでしょう、ワークマンでもっと安くテントって売ってるでしょ?と思うでしょうが、ここで重要となるのが、
重さ vs 値段
という天秤です。
山に登るとなると、重い荷物を背負うと重ければ重いほど、めちゃくちゃ登るのも下るのも苦しくなります。
となると、できるだけ軽いテントがいいってなるわけですが、軽量で頑丈なテントってのは、、高級になるわけです。
ワークマンで5千円で買えるテントは3.3kgででかい
モンベルで5万円で買えるテントは1.3kgで小さい
この差が山に登るためには重要になってくるのです。
この関係性が寝袋やリュックにも同じことが言えます。
軽くて暖かい寝袋は、、高いです、重くてでかいのはリュックに入れるの大変だし、リュックもでかくなるということは重くなる、ということです。
となると、できるだけ軽く小さくしようとすると、とにかく値段は上がっていくのでお金がかかるってことです。
体力をとるか、安物をとるか、これが問題だ
というわけで、テントや寝袋、リュックというのは安いものはいくらでもあります、がしかし、
・安いものはとにかく重くてでかい
という現実があるので、お金をかけずに山でテン泊をしようとすると、
・重いものを背負ってでも山に登れる強靭な体を作る
ことが必要になるわけです。
今回のテン泊でも、、ワンタッチで広げられる丸っこいテントを担いでいる屈強な西洋人がいましたが、、あんなにでかくて重いものを山に持ってあげるだけでも大変なことです。
ちなみに、私の場合は、
2人用のテント:約2Kg
マイナスでも耐えられる寝袋:約1kg
水や食料:約2kg
マット:約0.5kg
リュック:約1.5kg
その他ガスやカップ、着替えなど:約2kg
となって、担ぐ総重量は10kgに近づきます。
これだけのものをもって上がるのは、正直めちゃくちゃしんどいです、ほぼ何も持っていないときと比べると、疲労度は段違いです。
150cmくらいの若い女性がでかい荷物を担いで登っていましたが、、途中で座り込んでヘタっていました、そりゃそうですよ、重いとしんどいですからね。
山でテン泊とは、お金か、屈強な体か、どちらかが必要
山でテン泊するなんて、どんだけすごい人がすんねん?
というのは、実は違って、山でテン泊する人は、
ものすごーくお金をかけて軽くて快適な装備をそろえた人
や
ある程度の装備で重くてもそれをあげる体力のある人
という事がわかりました。
私でいうと、テントと寝袋、マット、リュック、靴にウェア等々、すべて合わせると軽く10万円は超えてきます。
人によってはテントだけで10万円、なんてひともザラにいます(そんなテントも多数ありました)
ってなわけで、テン泊というのは、それなりにお金がありつつ、山に登れる体力がある人ってことで、
・やっぱり選ばれた人の趣味
なのかもしれません、あまりにもいろんな人が大量にいたのでふつうのことのように錯覚してしまいましたが、冷静に考えると大変なことには間違いないすね。
しんどい思いして山登って、寒い思いして寝て、お金かけて道具そろえて、、、好きな人じゃないとできないっすね、不思議な趣味ですよほんと。
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