新車は確かに素晴らしい、しかし、それだけである

　最近知り合った人達の車は全て新車であった、私の車はボロい為に相手の車に乗せてもらうのであるが、非常に綺麗で機能も素晴らしい物である。

　車はここ１０数年で進化しているのではあるが、正直言って現在でもしょせん車は車である。２０年近く前の車に乗っていた私が言うのだから間違いない。

　数々の進化を目にしながらも、場合分けが必要だろうと感じた。

様々な安全装置は確かに有効であるが

　最新の車には様々な安全装置が付いている。

　この機能は必要だろうか？前進しない事で後ろの車がイライラする事を防止するための機能なのか？それともスマホをいじっていて前の車が動いた事を気づかない事を防止するための機能なのか？用途がよくわからない。

　高齢者の為の機能ではあるまい、車が知らせたところで、前の車が進んだ事を認知できない人は車からのお知らせを認知することはできまい、なんとも謎な機能である。

　車線という名の白線を超えそうになると知らせてくる機能である。これは誰向けであろうか、居眠り防止機能なのだろうか？高齢者の危険運転防止機能だろうか？

　私が免許を取得したときに口酸っぱく教官から言われた言葉がある、「キープレフト」である。

　道を走るときは、車線の真ん中ではなく、なるべく左側に寄せて走れという指示である、恐らくは対向車から離れる方向で車を維持せよ、ということであろう。

　それが今はどうだろう、キープレフトをしてみると、、、車線を逸脱していますよと警告が出るのである。。

　キープレフト時代は終わったのである。

　この機能は非常に有効である、これは是非運転の下手な人には全車搭載してほしい機能である。

　・・・他にもオートクルーズや、緊急ブレーキなど、便利な機能も確かに存在する。。

　前の車が動いた事を認識する、車線を逸脱したことを認識する、ぶつかりそうなことを認識する、全ては自動運転への準備段階である。

　しかし、まだ自動運転は実用化されていない、これだけ完璧に様々な事を認識するのである。すでに自動運転は実用化されてもおかしくない。

　ただ、まだ実現しないのである、実現しなければ様々な機能の実装はコストの増加を意味する。

　見方を変えると、新車という名目で様々な自動運転の為の機能を実装し、一般市民に費用負担を強いて公道で自動運転の実験を行っているのである。

　自動車メーカーの実験に参加するために、一般人は数百万円というお金を車につぎ込むのである。

　そろそろ車メーカーに騙されていると気づいてもよいのではないか？

　なけなしの数百万円を巨大な人体実験の場に提供する事もあるまい。

　ただし、お金持ちは積極的に実験の場に参加してください。。

　お金持ちであれば高級な車を買ったところで自由な生活ができているであろう。しかし、毎月の手取り給料が２０万円程度の人間が数百万円もの車を買う意味などあるのだろうか。

　その数百万円で得られるものと失うものは何なのか？得るものはすこしの満足となんとなくの安全か？失う物はローンを支払う為の会社の奴隷として働くことか？

　何か投資をしたときにはその投資分を回収したいと思うのが人間である、数百万円の車という投資で得られるリターンとは何なのか？

　私は３０万円の投資で車を手に入れた、数百万円の車とちがうところは何なのか、これは考え方次第である、車の機能である、走る・曲がる・止まるの機能はまったく変わらない。

　必要な機能はしっかり備わっているのである、１０分の１の値段の投資であるが、まったく同じ必要な機能を備えている。

　車にムダなお金を使うのは辞めにしよう、ムダにお金を使った事によって自ら縛られる愚を犯すことは辞めにしよう、私のように大してお金を稼いでいない人はこのことをよく考えてみてほしい。

　私も昔はアルバイトで一生懸命貯めたお金を新車にぶち込んだ事がある、２０年前の話である。

　当時はネットは普及しておらず、テレビというメディアで洗脳されるしかない状況であった。

　しかし、今は違う、必要な情報はテレビを見ずともネットにより得る事ができる。

　ムダにお金を使わせる洗脳から解き放たれ、何かに縛られる生活からは解放されようではありませんか、まずは新車購入信仰から脱却しましょう。参考になれば幸いです。