2024年から新しいNISAが始まります。
積み立て枠やら成長株枠やら、なんやかんや言っとりますが、どっちにしろ
インデックスファンド
が含まれているので、全世界株式、みたいなものがどっちの枠にも存在するので、単純に考えれば、
年間360万をインデックスにつっこんで、それを5年弱つづけなされ
ということです。
最大枠が1800万ですから、360万×5年です。
さて、この1800万という数字ですが、この金額を年5%で運用できたとするなら、
1800×0.05=90万円/年
これを12か月で割ると
90万円/年 ÷ 12か月 = 7.5万円/月
ってことで、枠最大の1800万をつっこめば、年5%で運用できりゃあ月7.5万円がおこづかいとして使えまっせ。
という理屈なのです、老後2000万円、という話題がありましたが、この2000万円を投資につかえばいいんですよ、その分は非課税にしますからね。
という論点にすり替えてしまったのです、ただし、株は下がる可能性もあるから、それは自己責任でよろしく!
ってことなのでした、いや~すごいっすね、素晴らしい制度です。
新NISAとは
2024年から始まる新しいNISAの説明はいろんなところでされてます。
簡単にいうと、
年間360万円の枠があります
最大で1800万円の枠があります
利益はず~っと非課税です(1800万円未満について)
ということです。
株投資の利益は約2割課税されますが、NISAは非課税になるわけです。
ただ、ちょっとわかりにくいのが、
運用する中で1800万円をこえた分はどうなるか?というのはおそらくは課税される、ということのようです。
なので、非課税で運用しつつ利益を取りたい場合は、
1700万くらいにしておいて、運用利回りで設けた分は1800万になる前にひきだす
って方策があるんじゃないかな?と思いますが、この辺は実際に始まってみないと何とも言えません。
さて、もしも上記の戦略を使うとなるとどんな感じになるかというと
4%ルールは課税の場合だから5%で考えてみる
FIREを達成する際に4%ルール、というものが散見されます、これは
運用利回りは5%だけど、課税分の2割を割り引くと4%で計算することになる
というわけです、ならば、NISAならば非課税なので5%で計算すればよい事になります。
んで、上記の枠内で運用するとしたら、仮に1700万円を基本とすると、
1700×0.05=85/年 ≒ 7/月
ってことで、1700万くらいの資産をすべて新NISAにつっこんで5%で運用できたら月に7万のお小遣いが得られるってことです。
この月7万っていう数字は実に絶妙です。
国民年金40年満額で6.5万/月
国民年金を40年間納めるとどうなるかというと
約6.5万/月
という試算になっています(2023年時点、そのうちもっと減るはず)
月6.5万じゃさすがに生活きついなぁと思いますが、そこに上記の新NISAの5%利益7万が追加されたら、、、
合計約14万/月
ってことで、なんとか生きていけるくらいの金額になります。
一時期老後2000万円問題がなんやかんやいわれましたが、これは2000万をとりくずしていくという前提でしたから、何とも悲しい話でしたが、新NISAは、
2000万(のうち1800万くらい)を運用した分の利益は非課税にしますよ!
というとるわけです。
なんともうまい事論点をずらしたものです、もちろん減る場合もありますが、それも含めて、
年金は払えなくなる可能性あるから自分らで自己責任で頼む!
って感じが出ていて、潔くていいですね。
そもそも1800万も投資原資ないんですけど・・
さて、新NISAの枠は1800万ですが、そんなに金ねぇよ!って言いたくなるかと思いますが、、ある試算によると
日本の60代の平均貯金額は約2500万円
というお話もあります、ですので、、
今は無いかも知らんけど年金もらう頃にはこんだけ溜まる可能性あるからなんとかなる感じするやろ?
って話です。
もちろん、今の60代は年功序列右肩上がりの最後の生き残り世代ですから上記のような貯金があるんですけど、まあ、政府ってのはごまかすのが仕事みたいなもんですから、しゃあないす。
ってことで、新NISAで非課税枠をたくさん作ったからなんとかなるやろ?
ってのが政府の言い分ってわけでした。
年金は怪しいし、自分でなんとかするしかない
どう考えても年金制度は破綻するのは目に見えてます。
となると新NISAの枠を使いきって、奇跡的に運用ができないかぎりは老後はまったく金なし、って危険性があるわけです。
我々にできるのは、なんとかして新NISA枠くらいは使い切るように努力する、ってことくらいのもんです。
親のすねかじりつくすなり、なんでもして1800万の枠だけはなんとかして使い切らないと、、
もうそろそろ政府も面倒見てくれなくなりますんで、覚悟して生きていきましょう!
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