パタゴニアは若者にとってはダサい
だの
そのおじさんのパツパツスキニーいつまで履いてんの
だの
とネットでおじさん趣味をあざ笑う記事があったりしますが、、
はっきり言いましょう。
「別におめぇらに気に入られようと思って服着てねぇんだよ!」
ってことなんです、これは逆に言えば、
”若者はおじさんやおばさんに気に入られようと思ってダボダボの恰好をしているわけではない”
ってぇことです。
そういえばMB大先生が言っておりました、
「その服は誰に向けて、誰に気に入られるために着ているのですか?」
ってね。
若い人向けに一生懸命にならなきゃいけないおじさんとは
冒頭のようなネット記事が出てくるってことは少なからず
・若者ウケをしたいおじさん
が存在しとるというわけです。
このおじさんはおそらく
・若いねぇちゃんに受け入れられたい
と思っているんでしょう、そうじゃないとモチベーションわかないでしょ?
そんなワタクシも、独身であったアラフォーの時は、一生懸命MB先生のメルマガを購読したり、MBアイテムやらなんやかんやと購入して、
ちょっとでも若者にウケる(であろう)服装を心掛ける
ということをしておりました。
これはなんでかというと、、少しでも若いねぇちゃんに受け入れられたかったからですな。
ねえちゃんだけじゃなくて、若い人たちと一緒に仕事をしていて仲良くならなきゃいけない人やら、若者向けの商売をしている人、などは
今っぽい恰好をしないといかん
ということで、みなさん頑張るわけです。
そう、若い人に受け入れられたいから、若い人が嫌う恰好を敬遠しなきゃあいかんのです。
さて、この動機がない人たちはどうなるかというと、、
別に誰にも受入られなくてもいい人は服なんてどうでもよくなる
一方で、若者から見たらダサいと思われるおじさま方は何を考えているかというと、
「別に服なんて着れりゃあそれでいい、だって、別に若い子にウケようと思ってないんだもの」
ってことになります。
結婚して子供ができて、腹も出て頭は剥げて、若い子にはどう考えても相手にされなくなったおじさんが、若者ウケする恰好したって、意味ないじゃないすか。
そしたら別にいつまでたってもおんなじ服着た方がいいじゃんってなるわけです。
その方が何も考えなくて済むし、お金もかからないですからね。
私だってそうです、結婚して、職場は周り年寄りばっかで若い人に相手してもらう必要ないわけです、となったら、
もう、服なんて自分の気に入ったモノ以外着ねぇ
ってなるわけです。
若者がパタゴニアダサいって言ったところで、私からしたら
「おめぇらは何もわかってねぇ・・・パタゴニアはダサいとかダサくないじゃくて、その企業姿勢がかっこいいんだよ」
な~んて感じです。
見た目じゃなくて、何に意義を見出しているか?の方が大事やったりするわけです。
表面だけ見て考えの浅いやつらめ・・・
な~んて、おっさんになって若者に相手にされなくなったおじさんは心の中では思っとるかもしれませんねぇ、知らんけど。
若者は若者に受け入れられる為に服をきている、ジジババに向けてない
一方で若者はというと、おっさんの私から言わせたら、
「そのダボダボの恰好ほんとに好きで着てるの?」
って感じですが、そんなことは若者にとっちゃあどうでもいいんです、大事なことは、
・同年代のかわいいねぇちゃんに受け入れられること
だったり
・仲間内で認められる事
だったりするわけです。
周りがダサいって言ったら周りに同調する、といったことが大事なわけで、おじさんやおばさんに気に入られる必要なんかないわけです。
こうして、
若者はおじさんおばさんの恰好を批判し
おじさんおばさんは若者の恰好が理解できない
ということになるわけです。
だって、気に入られようとしている対象が違うんだから、お互いが理解できるわけがないんですよ。
誰に向けた服を着るのか、それだけのお話
・アパレルで働いているのに、トレンド無視した古臭い恰好をしている
こんな店員がいる店で服買いたくないですよね(私の住んでいる地域で実際にこんなおっさんいました・・)
・高級品を扱う店員が、安そうな服を着ている
こんなとこで高級品買えないすよね。
これらは、その店にくるお客さんに向けた服装・ファッションを適切に選べているか?ということです。
お店だけじゃなくて、普段の生活においても考え方はおんなじです。
”若い人に受けたいなら彼らの好みに合わせる”
”古い人に違和感なく接したいなら無難な恰好をする”
という感じで、誰に受け入れられたいか?を基準に服を選んでいるんですね。
ミドフォーになって、やっとこの観点を違和感なく受け入れられるようになりました。
誰向けなのか?ということを考えないと、間違った方向性で批判しちゃうんですね。
あなたのふぁっしょんは誰向けですか?
さてと、、、私は昔は何か良いモノがないかとユニクロやGUをさまよった事もありました、これは、
少しでも安く、それなりに若者に受け入れられる服はないか?
という思いからユニクロ・GUをさまよいました。
数年たった今はというと、まったくユニクロ・GUには近寄らなくなりました(とくにGUはもう無理)だって、
・別に今ある服でなにも問題ないから
なんですね、周りに若い人もいないし、若い人達に媚びを売る必要もない私が、若者にウケる恰好を模索する必要がないからなんですよ。
どんな服を着るか?ってのは誰に向けた服を着るか?
ですから、子供のいるおじさんなら、
・子供にウケる恰好をする必要
があるかもしれないし、
・子供の部活にくる奥様方にウケる恰好を狙う(これ結構重要だろうねぇ・・)
必要があるかもしれないですよね、
自分がだれに受け入れられたいのか、それともどうでもいいのか、
これが服を選ぶ基準、かもしれんすよ、だからね
パタゴニアがダサいなんて話は無視して、自分が思うパタゴニアの良さを信じる
ってのが精神安定上よいです。
これって、ファッションだけの話しじゃないですね、どんな事においても、自分の信じてる軸ってのが人それぞれ違うので、あんまり周りの事を気にしなさんなってことなんですよ。
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