新入社員の若者と話していたら、
「実家から通っているんで、毎月10万以上はお金余りますね・・」
てな事を言っておりました。
もしこの10万円を毎月インデックスファンド等に積立たとしたらどうなるか、
ミドフォーの私でいうと、、、
「すでにFIRE(会社辞める事が)できとるやないか・・・」
という事実に気づくわけです。
これは、、とんでもないお話です、、、昔の自分に教えてあげたいが、それはもはや叶わないので、今の若者に伝わればいいなと思う今日この頃です。
実家から会社に通えば月10万円以上浮く!?
とある新入社員は実家から会社に通っております、この事象から明らかになる事は、
・節制すれば月10万円以上浮く
という事がわかりました、内訳としては、
手取り20万弱に対し、
実家に入れる(食費込み):3万
車維持費&ガソリン:2万
スマホ代等:1万
趣味費:3万
としたならば、
手取り20万弱 ー 上記合計9万 = 10万円以上浮く
という計算が成り立つわけです、実家で家族と同居して会社に通うという事の優位性とは、まさにこのお金が浮く、という事に他なりません。
毎月10万浮くという事は、毎年120万積み立てられる
無駄遣いしなければ毎月10万浮くという事は、毎年120万が積み立てられるということです。
奇しくも2024年から始まる新NISAの積立枠は年間120万に拡大されます。
ということは、、毎月10万、年間120万を積み立てを非課税で始める事ができる!
ということです。
若い時分に毎月10万を浮かせるのはキツイかもしれませんが、私の通っている会社ならば、今のところはボーナスは出ていますから、何かお金を使いたかったらボーナスをあてる、という方法をとって、
毎月の積立額は死守する、なんていう方法もとれるわけです。
さて、毎年積立していくとどうなるかの計算です。
年120万、投資利益5%で計算すると、、、私の歳でFIREできてるやんけ。。
年間120万、投資利益を5%と設定し、利益を全て再度投資に回すとして、
普通に貯金した場合(通常)と複利計算した場合(複利)と月額の利益(月利)を表計算シートで計算してみました。
結果は、、(年数以外の単位は万円)
年数 | 積立 | 通常 | 複利(5%) | 月利(5%) |
1 | 120 | 120 | 126 | 0.5 |
2 | 120 | 240 | 258 | 1.1 |
3 | 120 | 360 | 397 | 1.7 |
4 | 120 | 480 | 543 | 2.3 |
5 | 120 | 600 | 696 | 2.9 |
6 | 120 | 720 | 857 | 3.6 |
7 | 120 | 840 | 1026 | 4.3 |
8 | 120 | 960 | 1203 | 5.0 |
9 | 120 | 1080 | 1389 | 5.8 |
10 | 120 | 1200 | 1585 | 6.6 |
11 | 120 | 1320 | 1790 | 7.5 |
12 | 120 | 1440 | 2006 | 8.4 |
13 | 120 | 1560 | 2232 | 9.3 |
14 | 120 | 1680 | 2469 | 10.3 |
15 | 120 | 1800 | 2719 | 11.3 |
16 | 120 | 1920 | 2981 | 12.4 |
17 | 120 | 2040 | 3256 | 13.6 |
18 | 120 | 2160 | 3545 | 14.8 |
19 | 120 | 2280 | 3848 | 16.0 |
20 | 120 | 2400 | 4166 | 17.4 |
21 | 120 | 2520 | 4501 | 18.8 |
22 | 120 | 2640 | 4852 | 20.2 |
23 | 120 | 2760 | 5220 | 21.8 |
24 | 120 | 2880 | 5607 | 23.4 |
25 | 120 | 3000 | 6014 | 25.1 |
26 | 120 | 3120 | 6440 | 26.8 |
27 | 120 | 3240 | 6888 | 28.7 |
28 | 120 | 3360 | 7359 | 30.7 |
29 | 120 | 3480 | 7853 | 32.7 |
30 | 120 | 3600 | 8371 | 34.9 |
31 | 120 | 3720 | 8916 | 37.1 |
32 | 120 | 3840 | 9488 | 39.5 |
33 | 120 | 3960 | 10088 | 42.0 |
こんな感じになります、ちょっと長いのですが、、私でいうと働きだしてから22年経っておりますので、その時の数値を見てみますと、
年数 | 積立 | 通常 | 複利(5%) | 月利(5%) |
22 | 120 | 2640 | 4852 | 20.2 |
となりまして、、、年利5%で計算しますと22年間毎年120万積み立てると、総資産は約5000万で、月の利益(5000万×5%÷12か月)は約20万になっとるわけです。
・・・月20万って、、、楽勝で会社辞めれるがな。。。
という現実に直面するわけです、この現実を見て思うのは、
「おいおい、誰かこの事実を昔のオレに教えてくれよ・・」
ってことですね。
(税金等のお話はとりあえずは無しで話を進めてます)
33年積み立てれば、普通の会社員でもミリオネアになれる
ついでに、先ほどの表で33年目を見てみると、驚愕の事実に気づけます。
年数 | 積立 | 通常 | 複利(5%) | 月利(5%) |
33 | 120 | 3960 | 10088 | 42.0 |
総資産が1億超えてるんですね、いわゆるミリオネアの仲間入りです。
22歳から働いたとしたら、地味な会社員であっても55歳でミリオネアの仲間入り!
なんてことになるわけです。
もちろんいろんな条件はあります、
・会社がつぶれない事
・会社をクビにならない事
・生活費が極端に上がらない事(結婚やらなんやら)
・投資の利回りが5%ある事
などなど、いろいろとありますが、上記の条件が整えば、ふつーの会社員でもミリオネアになれる可能性があるってことです。
とにかく早く投資を始める事
ミリオネアになれるかも、と計算上で見てみましたが、ここで重要なのは、
・複利計算
をする場合でないとミリオネアには全くとどかない、ということです。
年数 | 積立 | 通常 | 複利(5%) | 月利(5%) |
33 | 120 | 3960 | 10088 | 42.0 |
上記でみると、33年間120万を普通に貯めた場合だと、約4000万にしかなっていません、
しかし、年5%で運用できたとすると、1億を超えてくるわけです。
最初の表をグラフにすると
こんな感じになります、青い線が利息が付かない場合、オレンジ色が5%で複利計算した場合で、
グラフを見ればわかるように、複利というのは指数関数的に増えていく(直線じゃない)ことになるんですね。
途中から増える量が大きくなっていくのですが、それもこれも全部、
・始めなければ積みあがらないし、早く始めた方が有利
のは間違いないです。
田舎で実家から会社通って質素な生活して30代で会社辞めちゃいなよ
ということで、、田舎で実家から月手取り20万くらいもらえる会社に通って、毎月10万円以下で生活し、年間120万円を積み立て投資していけば、
上手くいけば30代で会社辞める事も可能なわけです。
この間、副業をしていろんな事に煩わされる事もありません、私のようになんかしらんけど呼び出される事もありません。
さらに、株式などの金融資産は簡単に換金可能です(不動産は簡単には換金できん)
月10万で生きていくすべを身に付ければ、最初の表でいくと、
年数 | 積立 | 通常 | 複利(5%) | 月利(5%) |
15 | 120 | 1800 | 2719 | 11.3 |
15年も働けば投資の利益で月11万くらになりますから、30代でFIREする事も可能です。
・・・もちろん5%で運用できるかどうかわかりませんし、インフレで生活費があがるかもしれません、だけど、早く始められるなら早めにやっといた方がいいに決まっています。
若い頃にこんな考え方を持てるかどうか?が大事なわけであって、、
昔の私のように、な~んも考えずに100万以上の車を何度も買ったり、2000万以上のマンション買ったりしてたら、、お金は残っとらんわけです。
早めに気づきましょう、そしたら、早めに楽になれる、かもしれません。
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