ミニマリストになって10か月、最近気づいた事がある。
私の影響を少なからず受けている人がいる(またはいた)という事である。
影響を受けた人はだんだん持ち物を減らす事が快感になってくるようだ、ミニマリストという生き方は今や一つの選択肢であることは間違いない。
私服が減ってくる
私は勤め先が私服の為、服は3ローテーションくらいしか持っていない、これが何を意味するかというと、たまに会う人に対しては毎回同じ服、ということがあり得るのである。
ミニマリストである事を告げると、あ~そういうことね、といった感じで納得されるのであるが、不思議な事に私に影響された場合は、相手も会うときは毎回同じ服になってくるのである。
これは何を意味するのか?
みんな服選びに疲れているのである、私が毎回同じ服を着てくるということは、相方も毎回同じ服を着ていてもまったく問題ないという意識が生まれるのである。
みんな周りがいつも違う恰好をしているから、毎日の服装に迷うのである。
制服であれば毎日同じであるし、作業着であっても毎日同じである、スーツも多くとも5ローテーション程度であろう。
たまの休日くらいは、毎回同じ服、言い換えれば自分のお気に入りの服が2ローテーション(土日分)あれば十分なのである。
自分の好きな服だけを着る
服を減らしていくと何が起きるか、自分の好きな服だけが残るのである。
なぜなら捨てる服というのは気に入らない服や着ていない服から処分していくからである。
そしてお気に入りの服だけが残る。
ここで問題となるのが、お気に入りの服を着る事による服の劣化である。
服の劣化については私も悩んだ内容ではあるが、単純に考える事にした、せっかくのお気に入りの服、着られずにクローゼットの奥にしまわれている方がよっぽど劣化よりみじめじゃないかと。
服は着てこそ機能を果たす、部屋の片隅に吊られているのが機能ではないのである、せっかくの機能を果たしてあげなければ意味がない、このように考えて劣化は多少は気になるが着る事にしている。
着てみるとわかるが、大事な服であれば扱いも丁寧になる、着終わったらブラッシングをしたり、靴であればクリームを塗ったり、これまでやりもしなかったメンテナンス作業をする、そんな自分も発見できる。
メンテナンス作業という手間を加える事でさらにお気に入りの服になっていくという側面もある。
実は長めの旅行時の持ち物だけでOK
2週間ほど旅行する事はあまりないかもしれないが、2週間ほどの旅行時の持ち物というのは実はある程度生活していける持ち物がそろっている。
2週間ともなると毎日違う服を着るわけにはいかない、かならず洗濯をして着まわす事となるが、物量の関係で3、4ローテ程度に厳選せざるを得ないであろう。
実はこの3ローテは実生活でも可能なのである。
そして、周りを気にしない人達が多かったり、周りを気にする事が無くなれば、必要な服は3ローテ程度で十分である事に気づく。
服が減らせない人は2週間ほどの旅行を想定して服を厳選するという方法もオススメである。
私は1か月のうち2週間の出張を半年ほど続けた結果、3ローテーションが身に沁みついてしまったのである。
最大の障害は周りを気にする心と周りを気にする人間
女性には多いかもしれない、周りの人が気になる人、周りの人の持ち物や服装を気にしてうわさ話をする人、そのような人達とどれだけ距離を置けるかが分かれ道である。
私のようなミニマリストの相手をするのであればまったく気にならないが、周りを気にするような人達に囲まれていてはなかなか、3ローテを実現するのは難しいかもしれない。
他の人達を気にする心はなかなか変わる事ができないかもしれない、しかし、この連鎖はどこかで断ち切らなければならない。
私に影響されて物を減らした人もいる、その人がまた誰かに影響を与えていくかもしれない。
まずは自分が始める事である、今はまだ、大量消費が優勢であるが、それでも自分が始める事で少しづつ本当に必要な物はたいして多くない事にみんなが気づいていくのである。
これからも私の影響を少しでも受けて誰かがムダな消費を減らしていけるようになればと思う。
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