格安の中古車を売っているお店がある、いわゆる10万だの20万だのという車を売っているお店である。
人は言う、
「激安の車は修理費がかかって結局高くなる」
と、これは間違いではないが、正確に言うと、
「激安の車は修理費はかかるが、総額としては中途半端な中古車よりは安く済む」
である。
なぜ、格安の中古車屋が成り立つかと言うと、売っても大変なクレームにならないからだ、というのも、当然ながら車は消費材だから、劣化で交換しなければいけない部品が出てくるからだ。
このことを理解していれば、激安中古車に対する考え方は変わる。
どのくらい修理費がかかるかわからない場合は、お店に聞いてみればいい、彼らほど経験値のある人達はいない、が、結局のところ100%の確約はできないから、試してみるしかないのが現状だ。
100万で中古車買うなら、、20万の車を買ってみればいい、修理に10万かかったとしても、100万あれば、ひどい車に当たってしまったとしても、買い替えていけば3台買える、ついでに、3台分の経験値も獲得できる。
とは言え、格安ディーラーの経験値にはかなわないから、一つだけアドバイスをするならば、
・格安店の推奨するサービスは受けておこう
ということだ。
私は17年落ち程のジムニーを現車を見ずに車検2年付きで30万で購入した。
この際に格安店が進めてきたサービスがある、それは
・5万円で、ブレーキパッド/プラグ/ファンベルトを交換する
というサービスだった、私はその前に30万でパジェロミニを購入していて、特に不具合なく2年ほど乗ったから、余計なサービスと思って遠慮したのだが、、結局このサービスはかなり破格のサービスである事がのちに判明する。
私は30万でジムニーを購入したあと、結局上記の
ブレーキパッド/プラグ/ファンベルト
を交換するという羽目になってしまった、これらの交換費用は大体8万円ほど、モノの見事に格安店のサービスよりもお金がかかってしまったのだ。
と言う感じで、経験値の高い人のいう事は聞いておくべし、という人類不変の法則が証明されたわけであります。
他にも、パジェロミニを売る為にいろいろな格安店を回った時に、お店のおんちゃんが言っていたのは、
「部品?その辺探せばあるかもしれんなぁ・・」
という何とも言えない返事である。
これはバイクにも言える事だが、
・部品取り
という太古から伝わる修理方法がいまだに格安店では存在しているということに他ならない。
車というのはとにかく消耗品で、あまりに古いと保守部品も枯渇してくる、しかし、ぶっ壊れて動かない車であっても、該当の部品が生きていれば、交換部品として使えるのだ・・・
あとは、車検を通すかどうかの話をしたときには、
「名義はあんたなの?名義が本人ならばなんとかしてやってもいい」
という謎の文言もいただいた。
まことに、格安中古車の世界は深淵である、まだまだ我々の知りえない謎が渦巻いていそうだ。
てなわけで、格安中古車を買うならば、お店のいう事に耳をしっかり傾ける、というのが非常に大事であり、経験はモノを言う世界であるから、素直にいう事を聞いた方が、結局お得だったりするからこの世は不思議だ。
ただ、注意事項はある、自社で整備工場を備えている格安中古車屋を選ぶのが重要である、というのも、土地さえあればボロイ車を置いといて、売れた時だけ外部に車検を委託して売る事もできる。
この場合は、業者が自分で車を直すわけではないから、ちょっと注意が必要なのでした。。。
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