全人類にロードスターを勧めたい、手放しても帰ってくればいい

ロードスター

私はバツイチアラフォー一人暮らしのいわゆるひとつのオッサンというやつです。

そんな私がロードスターに出会ったのは、17年程前になります。

当時の私はマツダのファミリアSワゴンというなかなか渋い車に乗っていました。

しかし、当時定期購読していたベストカーによると、とにかくロードスターという車がすごいらしいという記事を見るたびにロードスターに憧れを抱いでいた若者でした。

そんな私の若かりし頃を思い出しながら、ロードスターをの出会いを振り返って見たいと思います。

ロードスターとの出会い

初めてロードスターに乗ったのは前述の通り17程前で、ベストカーという雑誌にすっかり影響されて、就職1年めの初めてのボーナスが出たことに浮かれた私はマツダのディーラーへ向かいました。

何がすごいって、その時の営業マンの名前を私は覚えいるのです、影山さんという方です。

私は人の名前を覚えないので、その私が覚えているくらいロードスターとの出会いは衝撃的だったということでしょう。

記録が残ってないのでうろ覚えではありますが、確か車体価格は75万、NA8CのVスペシャルだったと思う。。。(たぶん)

走行距離は7万キロくらいだっただろうか・・・これに関しては覚えていないですが、まさかのNAのVスペが75万、今(2020年)だったら考えられない値段ではあります。

早速私は試乗をさせてもらったのですが、営業マンの影山さんのすごいところは、好きに乗ってきていいですよと言って、隣に乗ることもなく、私だけを乗せて送り出してくれた事です。(だったと思う)

ゴーカートかと思った笑

前述したとおり、当時私が乗っていた車はファミリアSワゴンなので、いわゆるふつ~の車です。

その車の感覚しかしらない私が乗ったロードスターは、

・ゴーカートですか??

という感覚。

車高が低く、ハンドル切ったらスッと曲がって、(タイヤがすり減っていたせいだけど・・)曲がる時にちょっとアクセルを踏み込むと後輪が滑った。

とにかく言えるのは、

・めちゃくちゃ楽しい

この一点。

こんな車があることを知らなかった私にとっては衝撃的でした。

ただこの感動は夫婦生活というプレッシャーによって忘却の彼方に消え去り、2年ほど乗った後、この貴重なNA8CVスペロードスターを手放してしまったのです、なんてこった。。

ロードスターを諦められない大人がいてもいい

ロードスターを手放した私はその後、マツダのデミオというコンパクトカーに乗ってつまらないカーライフを送っておりました。

その後引っ越しやら何やらを経て、ある程度自分の好きな車に乗れる環境ができたときに思い立ったのは、

・やっぱりロードスターに乗りたい

という思いだけです。

その思いを実現すべく行動を起こした私は、当時の元妻に対し、徳と積みまくり、元妻の車をそれなりに良い車に変え、私が自由な車に乗れる立場を作り上げたのです。

NAを手放してから10年以上経った時に私が手にしたのは、

・NB6C(NB1)です(17年落ち車体価格30万)

この車に乗った時の感動は忘れられません、それまでATの大衆車に乗っていた私がロードスターに帰ってきたのです、その感動たるや思わず一人で実家に帰る途中になんちゃらロードをお金払って走ったほどです。(運転下手なくせに)

しかし、この感動の再開はまたもや長く続きませんでした。

バツイチ一人暮らしでもロードスター買える

NB6Cを手にした私はまたもややってしまいました、バツイチ一人暮らしとなったことで経費を抑える為と荷物が乗らないというわけのわからない理由でまた2年程で手放してしまったのです。(今回はべつに貴重ではないのが救い・・)

その後私は軽自動車(しかもノンターボ)に乗るというなんとも惨めな生活を1年ほど続けました。

しかし、よく考えてみれば私はバツイチで自由の身なのです、まったくもってなんで好きな車に乗っていないのか?と自問自答を始めたのです。

そんな時、知り合いの車に乗る機会を得ました、その車はアバルト500、すっかりその車に魅了された私は決心します。

・なんなの?好きな車のればいいじゃん!

ということに。

そして私はまた戻ってきました、NB6C NR-Aに車体価格は46万、16年落ちです、3年前より高くなっているのが気になりますが、、まあそれは勢いでOKとしましょう。

そしてまたNBに戻った私は感動してしまいました、その感動具合はというと、普段は乗らない高速道路に乗ってしまうという行為をしたほどです(たいしたことないか・・・)。

相変わらずの車高の低さとスッと曲がるハンドル、タイヤは新品を付けたので滑りませんが、、それにしても車の運転とはこんなにも楽しいものだったのかと、17年前のあの日を思い出す日々です。

環境の変化はあれど、戻れるし、新たに体験できる

様々な環境の変化によりロードスターを手放してしまう人はいます、私もその一人でした。

だけど、また戻る事はできるのです。

やむなく手放してしまった人の思いを受け継ぎ乗り継げばいいのです。

なんだかよくわからないコンパクトカーや軽自動車、そして家族の為と言ってやむなくかわされたミニバン。

これらの車に乗るのもいいでしょうが、一度ロードスターに試乗してみてほしいのです。

17年前の私のような感動に包まれるかもしれません。

そして、失っても何度も取り返す事があるかもしれません。

そんな気にさせてくれるロードスター、全人類に私はおすすめしたいです。

コメント