会社員とは仲間意識の醸成が大事だ、ってことをすっかり忘れたら人がだんだんいなくなった

勤め人

昔々、私が社会人として働き始めた頃のお話です。

毎日午前2時頃まで働いている人達に聞いたところ、

「仲間がいるから会社続けられる」

って言ってました、どういうことかというと、何人もの同年代の人達が一緒に毎日毎日午前様であーだこーだ言いながら仕事をしていて、一緒に艱難辛苦を乗り越えておったと。

みんな一緒に仲良く(それなりに?)楽しく苦しんでいたからこそ耐えられたんだと、言っておりました。

さて、時は移り変わり現代、私がいる会社&私が係長っぽい役職をしている部署はというと、

・次々と人がいなくなる

というなんとも面白い(?)現象が起きております。

薄々は、、、自分のせいやなぁ・・ってことは分かってはいるんですが、ふと昔を思い出すと、

仲間意識や会社への忠誠心ってものが必要なんだろうなぁ

などということを思う今日この頃なのでした。

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会社ってのは仕事するところでしょってのは日本は違う?

私的には会社ってところは、

「仕事するところで、慣れあうところじゃないでしょ」

などと思ってしまう冷めた人間です、だから

な~んもせんとおしゃべりに一生懸命な人達を見ると、

「しゃべるのは構わんけど、周りの手を止めさせたりするような事するんなら、迷惑やから、大人しく静かに黙々とネットサーフィンでもしとけよ」

って思うわけです。

という思想は、、実は日本企業ではあんまり適合しない考え方であるのです、というのは、

・日本企業はジョブ型の雇用形態じゃないから

なんですね。

仕事の内容で雇われるんじゃなくて、何でも屋として会社の一員になる事が日本企業には求められるので、必要な仕事をしてりゃOK!というわけじゃなくて、

会社の中の人間と仲良くする(のも込み)

ってことも日本企業の雇用形態には含まれているんですねこれが。

なんだかんだで一緒に誰かと苦労した時の方が楽しかった、かも

自分の信条としては上記の通りで、普段は仕事以外の余計な事はあんまり会社ではしゃべらんのですが、、

ただ、これまでの事を振り返ってみると、楽しかった時ってのは

・誰かと一緒に苦労して、飲みに行ってた時

だったりすることに気づきます。

私は一時期中国大陸にしょっちゅう出張に行ってたのですが、

・一人で行く場合

・何人かで行く場合

というパターンを両方体験しておりまして、振り返ってみると、

一人で行く場合は、苦労はするんですが、その苦労を分かち合って、仕事終わった後飲みに行って愚痴を言いあう人がいない場合と、

何人かで行って、一緒に苦しんで、仕事終わったらわけわからん日本料理屋で酒飲む場合だと、

断然、何人かで行ったときの方が楽しいんですよね。

これこそが、

仲間意識の醸成

ってやつなんですよ、日本企業の根本スタイルである、会社の一員になるってやつなんですねぇ。

自分の信条的にはあほらしいと思ってはいながらも、何人かで一緒に出張行って楽しかった、という事実からは逃れられないんですね。

みんなで仲良くならなあかんのですよ(無理やわ・・)

ということで、日本企業内における正しい組織運営は、

・みんな仲良く楽しく

なわけです。

という事は、会社内では社員の人達と楽しくおしゃべりをして仲間意識をはぐくんでいかないといけないわけです。

これが出来ておらず、

「余計な事はしゃべる必要ないでしょ」

な~んて言ってたから、いろんな人達がいなくなったわけです(たぶん)

なので、私がとらなきゃいけない戦略とは、

・今いる人達、及び、これから来るであろう人達とどうでもいい事しゃべって仲良くする

なんて方法なわけです。。。

って、できたらもうやってるっつうの・・・

出来へんヤツは外さなあかんってことよ

さて、私にはたいして好みでもない人達と会社で和気あいあいなんてのは出来ないので、どうすべきかというと、

・和気あいあいが出来へんヤツは管理者から外す

って事が必要なわけです。

この件に関しては、私も自分で向いてないってことにうすうす感じ取っていたはずなので、何年も前から管理的な立場から外してくれとはずっと言ってはおりましたが、、

まあ、決めるのは上司なんで私が何を言ってもムダなわけです。

なので、これから上役になって日本企業で上手くやっていきたい人は、

・みんなと仲良くできるやつを管理者にしなされ&みんなと仲良くしなされ

ということですね。

面倒見がよくて、楽しそうな人がいいんですよ

部署から人が減って、私がやらなあかん仕事が増えるわけです。

だけど、私は仕事テキトーだから早いわけです、数人いなくなったところで、仕事はまわっちゃうんです。

ってなったときに、

「人減って仕事回らないです~」

って言っちゃうような人には人間が補充がされるけど、私のように、

「出来へんなら出来る範囲で回すからいいっすよ」

なんて言ってたら人の補充なんかされません、結果、私が黙々とさっさとやっちゃうわけです。

さてさて、この方法は日本企業から言うと、まったくもって間違いです。

正しくは、

手が回んないから助けて―、一緒にうだうだしながらおしゃべりしながらやろうよー

が正解で、うだうだしゃべりながら和気あいあいと効率悪く処理するのが、正しいわけですよ。

いろんな事を面倒見ながら、相手の事に興味を持って話しかけつつ、気にかけつつ、一緒に仕事するってのが正解なわけです。

・・・知らんがな、やらんでいい仕事はせんでええっちゅうねん。。

とか言ってたらあかんのですわ。

まあ、一人でもくもくとやってるから仕事がつまんなくてしょうがないっていう側面があるのも事実で、私が自ら仕事をつまらなくしている、と言えばその通りだったりもします。

なので、今いる会社にある程度忠誠心があって、それなりに長く勤めようと思うのなら、

会社に居る人達と仲良く和気あいあいとやる

ってことを重視するといいんじゃないかと思いますわ、、

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