転売屋、いわゆる転売ヤーという人達をご存じだろうか、どんな人達かというと、
人気の商品を買い占めて、正規の値段よりも高く売る
という人達のことを言う、たとえば、PS5を10万円でメルカリやAmazonで売っている人達のことを言う。
この人達の何が問題かと言うと、普通にPS5をほしい人達に商品届かず、転売で利益を出そうとする人達が邪魔をしている、という構図になっているからだ。
そしてなにより、転売ヤーの一番の問題は、
彼らは何も生み出していない
ということだ。
世の中の商品には、材料を加工したり、手を加える事で商品に価値が与えられて値段が付与される。
転売ヤーの人達は別になにもしていない、自分の利益の為だけに欲しい人たちから商品を奪って高い値段をつける、この行為は価値をまったく産んでいない。
転売ヤーの意見としては、自分達は小売業者と同じ事をしている、と言うかもしれないがそれは違う、小売業者はあくまでも、
安く仕入れて、適正な価格で販売する
という行為であって、正規の値段で仕入れて不当な値段で売る転売ヤーとはまったく違う。
欲しい人の邪魔をする、という時点で転売ヤーからはモノをまったく買う気にはならないのだが、、、どうしてもそのモノを欲しい人は高い値段で買ってしまう人もいる、いわゆる需要があるから転売ヤーが蔓延るわけだ。
要するに、我々自身がうっとうしい転売ヤーを作り出しているわけでもある。
となれば、ヤツらを駆逐するにはヤツからモノを買わない、という一点に尽きる。
私はと言うと、最近iPhoneSE2を中古で買った。
このiPhoneSE2は一時期どういうことになっているかというと、キャリアで在庫があまって一括0円で買えるという、またふざけた売り方をされている状態となっていた。
4万円以上するもの0円で売る通信キャリアもクソだが、この0円に乗っかって転売ヤーがワサワサと湧いてきている。
使う気もないのにキャリアと契約して0円でスマホをゲットし、解約してメルカリで転売する…
メルカリで買ったばかりのスマホが未使用で出品されまくっているのはこういうことだ。
私は中古至上主義だが、これらの0円スマホ転売野郎はまったく主義と異なる人種だ。
中古とはそういうことではない、誰かが長く使って、それなりにボロくなったものが市場に再度流通する、ボロいんだから元値よりも安くなるのは当然のことだ。(希少価値のあるものは除く)
てなわけで私は、愛すべきじゃんぱらから、傷だらけのiPhoneSE2を購入した、メルカリ転売ヤーの新品との値段差は1000円程度しかない、しかし、それ以上に価値を生まない転売ヤーが嫌いなのだ。
このくらいの気概を皆が持てれば転売ヤーも廃れることだろう。
転売ヤーからモノを買ってはいけない、世の中のモノの値段を少しでも適正にするために…
とはいえ、彼らは資本主義の原理を上手く使って稼いでいるわけでもある、そういう仕組みがあるということは学習するに値する(真似はしたくないが)
転売の中でも、手に入れにくい物を手軽に手に入れる、という場合は”ビジネス”というカテゴリに属する、例えば素人が手を出しにくいような海外サイトから購入して、ちょっと手数料を乗っけて売る、という方法の場合は、素人が買えないものを手軽に買えるようにした、という事になる。
この場合は納得感があるが、、誰でも買えるべきものを買い占めるのはちょっと違うよなぁと思うのは私だけだろうか。
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