新型コロナ渦の影響はいたるところにあるらしい、としか知らなかった私だったけれど、どうやら本当に様々なコトに影響がでているようだ。
私はもともと中古品にしか興味の無い人間だったので、あまりコロナの影響を受けずにすんでいたわけです、、
半導体の供給不足はあまり関係ないのは、食っちゃ寝する場合だけであって、どうも新しい事を始めようとする=何か新しいものを買う、というコトに関してはコロナの影響というのはものすごくある事を実感できるのでした。
特に深刻なのが、海外で作っている大型商品はいつ買えるかまったくわからない、ということです。
去年車でいろんなキャンプ場を徘徊した私は、その時に居たバイクのソロキャンパーにあこがれて、バイクがほしいなぁなんて思い立ってしまいました。
しかし、バイク屋に行ってみると、今どういう事になっているかというと、
・新車がいつ入ってくるかわからん。。
という状況です、というのも、半導体の供給不足の影響もあるでしょうが、どうやら新型コロナの影響で人々の生活様式が変わってきた様子で、バイクの需要が異様に高まっている、という状況のようです。
バイクに関していうと、さまざまな要因が絡んでいます。
そもそもここ数十年、日本ではバイクが売れなくなりましたから、日本人向けのバイクというのは作られなくなりました。
日本人向けのバイクというのはどういうモノかというと、足が短い人間でも足がしっかり地面に付くバイク、というものですが、このような車種はほぼ絶滅してしまって、少ない車種に人気が集まって大変な生産待ちになっているというのです。
今バイクを買うのはインドなどの人口が急増している国で、インド人というのはスタイルがよいので足が長い為、座面の高いバイクでもジャンジャン売れる、ということになっております。
バイクの生産地はインドやタイなどのアジア地域ですから、わざわざ日本まで船でもってくる手間をかける事なく、現地で売れるわけですから、、日本には入ってこない、という悪循環が起こっているわけですね。
とまあ、こんな状況は他にも影響を及ぼしています。
バイクがだめならロードバイクだ!ということで自転車屋に行っても同じことが起きてます、
・需要に供給が追い付いていなくてモノがまったくない。。
というのはロードバイクも同じ事です、生産地が海外でモノが入ってこないのはバイクと同じですが、需要に関しては新型コロナの影響をモロに受けているようです、というのも、
・コロナの影響でジムに行けなくなったからロードバイクを買って運動するようになった
という私からすると意味不明の理由で需要が高まっているというのです。
私は新型コロナが流行っていてもしっかり対策をしてさほど気にせずウロウロしていたのですが、ジムですら敬遠するような人達が大半のようで、、その人達がロードバイクに移行した、というのです。
そんなことある??と思ったのですが、私の住んでいる田舎でもかなりの人数がいるので全国だとものすごい数の人がいるのは間違いないようです。
こうして、、何か新しい事を始めようとしてもモノが無い、という状況が起きているのです。
モノが買えない、というのは大きな流れの中にあります。
高度経済成長で発展した日本は給与が順調に上がって、労働者の収入が増えた結果、工場を国内で維持するのが難しくなって海外に進出したわけです。
海外でモノを作るという事は、モノを多額の費用をかけて国内へ輸送する必要があります。
輸送するということは、たとえばコンテナで日本に持ってきたならば、そのコンテナには何かを入れて持って帰る、ようするに輸出する必要があります。
むかーしむかしから貿易というのはこのようにして何かを持ってきたら空っぽの船に何かを積んで持って帰るわけです。
となったときに、、今の日本から持って帰るものって何かありますか?という話になるわけです。
生産工場は海外に移転したわけですから、現在の日本には昔ほど工場がありませんし、、メイドインジャパンなんて今や何のブランド価値もありません。
日本に持ってきても持って帰るモノはないし、そもそも日本に持ってこなくても中国やインド、アジア各国でモノが売れるのですから、費用をかけて運んでくる必要がないわけですね。
このようにして、日本国内ではだんだんモノが買えなくなっているわけですね。
新品が買えなくなるとどうなるかというと、中古品に法外な値段が付くようになります、先日行ったバイク屋も言っていました、
「転売される可能性が高いから、対面でしか注文を受け付けない」
と、まったくその通りで、新品を買っても、今ならすぐに新品より高い値段で売る事ができるのは、手に入らないゲーム機とまったく同じ現象が起きているのです。
スマホなどの小さなモノであればコンテナに大量に詰んで持ってこれますが、バイクや車などの巨大なモノは、輸送コストが高いですからなかなか手に入らない、というのが現状のようですね。
これが今だけの現象なのか、それともずっと続くかは、ちょっと想像力を働かせればわかります。
人口が減って需要が減ってくる日本国内でモノを売る必要性はないのですから、、まあ、ずっと需要過多が続いて、人口減による自然需要減が追い付くまでは続くでしょうね。
となれば、どうすべきかというと、、本当に欲しいモノならば、納期不明であっても1年2年先に定価で手に入れられるモノを気長に待つ、というのが取れる最善の手、ということなのが想像できるなぁ、、という感じになってまいりました。
ただ、、、2年後の事なんてわかりゃしないので悩みどころですねぇ・・
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