少額よりも大きな金額を扱う時に節約を意識しなければ意味がない

節約

あっちのスーパーの卵が数十円安い、そっちのガソリンスタンドの方が5円安い・・

数円や数十円の安さでいろんなお店を渡り歩くのも塵も積もれば山となる作戦で個人的には好きなのですが、このチリツモで集めた山も一撃で消えてしまうのが、

・大きな金額を扱う時に無頓着になる事

です、数十万、数百万の買い物をするときにはいつもの数円の節約根性はどこかへ飛んでいき、気が大きくなってしまいます。

結果として、普段の節約が全て無駄になる・・などということになります。

節約する際に最も気を付けるべきは、大きな金額を扱う時なのです。

チリツモでどのくらい変わるのか

塵も積もれば山となる、この言葉は正しいとは思いますが、捉え方を変えれば、塵は集めたところで塵だったりもします。。。

ガソリンの話でいうと、1L5円違うとして、1回に30リッター入れたら150円お得になります。

がしかし、その安いガソリンスタンドが15キロほど離れていたとしたらどうでしょう、リッター15kmの車なら、ガソリン代が150円ならば、ものの見事に±0円です。

とまあ、こんな感じで集めた塵はやっぱり塵だった、何てことはよくある事です。

というわけで、一番気を付けるべきは大きなお金を扱うときです。

車を買う時にいつもの節約根性がみなぎっているか

普段節約に励んでいても、車を買う時になると節約根性がしぼんでしまう人もいます。

せっせと安い卵を探して歩きまわるのに、車はなんかしらんけど比較もせずにテキトーに買ってみたりするわけです。

どうしても新車を買いたいという人の場合、200万の車を買うとして、オプションを次々に追加して220万になっちゃった、何てことがよくあります。

普段数十円を気にしているのに、、、数十万円を気にしないのはどういうことでしょう。

ついでに200万の車を買うとしたら、同じ車であっても買うお店は無数にあります、卵はいろんな店を回るのに、なぜ車はいろんな店を回らないのでしょう。

いろんな車屋を回ったら、みんな車を売りたいですから、万円単位でそれぞれのお店で値下げ交渉が可能です。

確かにいろんなお店をまわって、いろんな営業マンと話をするのはめんどくさいです、だけど普段の節約根性を思い出せば、得る利益(数万円~数十万円)は膨大なのですから、やらない理由はありません。

大きな金額を扱う時こそ、節約根性を思い出す必要があるのです。

そもそも新車や新居が居るのか問題

車に関していえば、新車だと200万円のモノが、中古だと20万円で買えたりもします。

その差額はなんと、180万円です。

安いガソリンスタンドに通って毎回200円得したとして・・・180万円得しようとおもうと、9000回ガソリンスタンドに行かなければなりません。

月2回ガソリンを入れたとして9000回ガソリンを入れるには375年かかります、、そんなに生きられませんね笑

住居はもっと深刻です、3000万円のおうちを買うとしたら、値下げ交渉をしまくったら数百万円値下げできる余地があるでしょうし、そもそも新居を買わなければ、3000万円はまるまる残るわけです。

家賃vsローン問題の答えは人それぞれですが、ローンを組む事は借金だからリスクだらけです。

普段節約を気にしている人ならば、新車や住宅ローンはすべての節約を意味のない物にする爆弾だという意識を持つことが大事です。

早めにリスクを知る事ができればいいのだが

人間というのは、自分で体験してみないと分からないものです。

新車の意味の無さも住宅ローンの不愉快さも、体験してみなければわからないのが現実です。

資本主義というのはモノやサービスを売ってなんぼですから、世の中全体がお金を使え使えと誘導する社会です。

お金を沢山稼いでいる人ならばいくらでも使えばいいです、だけど生活に困って節約にいそしんでいる人は、ぜひとも体験せずとも事前にリスクを把握してほしいものです。

ディーラーもハウスメーカーも売った後は知ったこっちゃありません、なぜ売り込むかというと自社の売り上げになるからです。

この残酷な真実に気づけるかどうかが節約には一番重要なんですね。

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