久しぶりに正月休みにテレビを見ていて思うのは、
・新しい人達が出てきて、そして、消えていくんだろうな
という感想。
昔に比べて明らかに、ファン、というものを獲得しにくい世の中になったと感じます。
ネットの普及が、格安のコンテンツが、影響していて、私が歳をとったからだけじゃないと信じたい。
ネットの普及でいろいろな情報に触れられるようになった事は良い事ですが、昔と比べると、
・ある特定の事象に対して深く突き詰めにくくなった
という側面が見え隠れします。
というのも、昔は沢山の情報に触れられなくて、目の前にあるモノ、にしか触れられなかったからです。
目の前にあるものとは、例えばゲームだったとしたら、
かなりのおねだりをして買ってもらったファミコンのスーパーマリオブラザーズだったとしたら、そのゲームをやりこむ事しかできなかったわけです。
他にもおねだりをして買ってもらった漫画があったとしたら、その漫画を何度も何度も読み返していたわけです。
ゲームをやりこんだり、漫画を何度も読み込んだりすることで、そのコンテンツに対して深くのめりこんで、深い知識が備わっていくわけです。
ゲームや漫画といったコンテンツだけでなく、外遊びやスポーツ、音楽などに対しても同じで、昔は目の前にあるものに熱中するしかなかったわけです。
今や、格安のコンテンツが多数登場して、ゲームはタダ、漫画もタダ、音楽もタダ、という時代になりました。
なんでもタダ、という時代においては、コンテンツというのは、次から次へ新しい物へ飛びついていく事が容易になって、とあるコンテンツを深く理解する、ということはあまりしなくなったように思います。
なぜなら、いくらでも他にコンテンツがあるからです。
年末年始に音楽番組を見ていて強く感じました、TWICEは、、ひと昔前にいたKARAを若くしたようなものですし、ジャニーズはだんだん若いのが出てきますし、坂道系も同様。
これらの新しい人達というのは、なんだか、、、新しい人材を生み出す、というよりも、なんだかよくわからないけど、若くてピチピチした人達をとりあえず出してみて様子をみる、というように見えるのです、言い換えれば、キャバクラ嬢やセクシー女優と同じように見えてしまいました。。。
ブレイクしたミュージシャンはみんな、SNSで話題の・・・というように紹介されますが、SNSはまさに毎日毎日新しいコンテンツが出てくる場であって、今年はこの人達、来年はこの人達、再来年は・・・というサイクルが繰り返されていくだけでしょう。
このような状況で固定化したファンが残っていく事は昔に比べて希薄になりそうです。
今年ブレイクした人達が、、、何十年後にも車に巨大なステッカーを貼られるような存在になるでしょうか、YAZAWAや浜崎みたいになるでしょうか、謎です。。
誰もが知ってる大スターなんてのは、もう出ないのかもしれません、というのも、誰もが知っているコンテンツ、というものが存在しないからです。
私はテレビを見ません、YouTubeも見ません、Twitterもインスタも偏ったフォローしかしてません、そんな私があこがれるスターって一体誰なんでしょう。
一周回って尊敬する人は、、父親・母親です、なんて時代が来るかもしれませんね、だって、私がすでに今尊敬するのは父親くらいのものですから・・・
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