11月11日は何の日でしょうか?
日本ではポッキーの日?中国では独身の日?
とまあいろいろとこじ付けて毎日をいろんな記念日に仕立て上げるわけです。
さて、なんでいろんな日を記念日にしたがるかというと…
ポッキーにしろ独身の日にしろ、言えることは、
•何かに関連させて何かを売りたい
ということです、要するに、なんちゃらの日というのは資本主義が生んだものを売りたいDay、なわけですね。
ハロウィンなんて数十年前はやってない
なんてことはオッサン世代の人ならば当然のように分かる話だと思います、私の小さい頃にはハロウィンなんて聞いたこともありませんでした。
ホームアローンという映画やったかな…でハロウィンのお話があった様な気がしますが、アメリカのお話であって、日本には関係のない話題だったのです。
それが今や当然のように一大イベントになっているのはなぜか?
売上の下がる10月になにかしらの売り上げ促進イベントをもってきたい、というのがハロウィンが日本に普及した最大の理由でしょう。
売上のない月の売上を確保する
この思想は私が子供の頃からありました、バレンタインデーがまさにそれで、あれはチョコレート屋のマーケティングです。
1月は正月、2月はバレンタインデー、3月はホワイトデー、4月は新生活、5月はゴールデンウィーク、6月はジューンブライド笑、7月は海や夏休み、8月はお盆、9月は敬老の日、10月はハロウィン、11月は年によってはシルバーウィーク、12月はクリスマス…
よくもまあ色々と考えたものです、このように毎月毎月なにかしらのイベントを打ってものを売る、これが資本主義です。
もっと言うと、元々ないところから需要を掘り起こしたり、無理矢理にでもとあるモノをマーケティングでさも手に入れなければいけないものと錯覚させるのが資本主義ですね。
ということで、我々は本来は欲しくもないものや、無理矢理作り上げられたイベントによって消費をさせられるわけですが、どのように対処すればいいかというと、結局のところは
•本人が楽しけりゃいい
という事です、別に資本主義の仕組みをまったく理解していなくても、本人が満足していればそれでいいわけです。
私は理屈っぽい人間ですから、上記のようなグダグダした考え方を持ちつつ、踊らされている事を理解してイベントを楽しめればいいかな、なんて思っています。
それもこれも、資本主義のリアルを知ってしまったからであって、知らなかった子供の頃にはなにも考えずにバレンタインデーもクリスマスも楽しめていたわけです。
知らないって事は幸せなものです、知ってしまったならば、納得して楽しめばいいでしょう。
たまにはポッキーを食いたくなりますし、、独身の日で安くモノが買えるのであればお得です。
…考えすぎて楽しむのを忘れないように気をつけたいものです。。。
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