凡人が楽しく暮らすための何の工夫もない方法

独り言

私はただの凡人だ、小学校や中学校はふつーに授業に出て、部活をして、休み時間は同級生と絡んで、、画一した人間を作る場においても、何の違和感もなく過ごす事ができた。

大学にしても、学校で真面目に勉強する事もなく、バイトに明け暮れるでもなく、テキトーに生きていた。

就職にしたって、最初入った会社を5年くらいで辞めて、次の会社で10年以上思考停止で勤めている。

これらの生活に何の問題もない、苦しむ事もなければ、めちゃくちゃに楽しい事もなく、どうしても達成したいと思う目標もない。

これこそが、完全なる凡人の人生だろう。

学生時代に何も疑問に思う事もなく学校に所属できた人間は、きわめて凡人の素養に恵まれている。

日本における学校教育とは、会社という場所において、特に不満をいう事なく働き続ける人間を製造する場所だからだ。

凡人製造所である学校教育で特に違和感なく過ごせた私のような人間は、素直にサラリーマンとしてテキトーに暮らしていくのがふさわしい。

ネット社会になって様々な特性を持つ人達が表舞台に現れるようになった、タダの凡人である私も何かの特性があるかと妄想するが、私にあるのはただ一つ、

凡人である事

ということだけだった。

これがいい悪いではなくて、特性だという事はわかっている、理不尽な命令だろうと、共同体の中ではみ出るなと言われても耐えられたりする、タダの特性だ。

凡人の特性を十分に発揮し楽し気に暮らす方法はただ一つ、なんとかして正社員としてそれなりの会社に潜り込み、人事権を有する人間のいう事をただひたすら聞き。

平日はつまらない仕事をただひたすらこなし、休日という楽しい時間を楽しみに生きる。

これだけのことを耐えられればいいだけだ。

サラリーマンである以上は大きなお金を得る事はないだろう、だけど、黙って40年、定年が延長されれば50年近く、働き続けたとしよう。

平均350万の手取りを得たとするならば、50年間で総額は1億7500万だ。

もし、同じような特性を持つ人を配偶者に迎える事ができて、子供を持たずにずっと同じように働き続けたならば、二人で50年間の総額は3億5000万だ。

これが、、何の工夫もない、いたって普通の凡人である我々の戦略だ。

平日を耐え、休日に遊び、これを50年間繰り返せば3億円、生活費を年間200万円以下で暮らしたならば、年間150万、二人なら300万×40年であってもこれまた1億を超える。

凡人が億り人になるもっとも単純な理論だ。

私はこの単純な理論に気づくのが遅すぎて今から億り人になるのは難しいが、、生活費を削る事ならば今からでもできる。

凡人は、長く働き、つつましく生活し、休日を心の支えにして生きていく、、

悪くないじゃないか。

現代社会は確かに生きにくい世の中になってきたが、長く働くという選択さえできれば、かなり気持ちは楽になる。

問題は、仕事内容に耐えられるかどうかだ。

学生から何も考えず、自分の適性と向き合う事もせず、テキトーに大学を過ごし、ぎりぎり会社に滑り込み、何か知らんけど会社というものに所属する。

つまらない仕事であっても、それを耐える事も特性の一つだったりする。

自分がそんな特性をもっている事を認めるのは非常に難しい、ようするに、自分には何の際立った特技もない、という事を認める事になるからだ。

だけど、それも全てはテキトーに生きてきた自分の責任であり、現代社会は自己責任の世の中に変わってしまった。

自分はサラリーマンが向いている

この言葉を言えるようになれば合格だろう、この言葉を本心から言えるようになったならば、ある意味勝ち組であるのだ。

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