わけですが、ディーラーで見積もられた37万円の明細を購入した中古車屋に見てもらったところ、ざっくり言うと、特に問題ないですよ、という見解。
何も分からない人が、ディーラーから見積もりを提示されたら、そのまま従ってしまうでしょう。
情報弱者とは、資本主義では食い物にされるのです。
ディーラーは基本的に新車状態を維持する場所
自動車ディーラーとは基本的には新車を販売する場所です、ですので、不具合箇所があるならば、部品をすべて交換すれば治る、というスタンスなわけです。
ディーラーに車検を依頼したら途方もない金額がでてくるのは、新車の状態を維持しようとするから、ちょっと摩耗した部品も交換する、というスタンスの為に金額が高くなるのです。
一方、街の中古車屋とはどういうものか。
中古車屋は車はそう簡単には走らなくならない事を知っている
もちろんディーラーの人達も車は簡単には走らなくならないこととは知っているでしょうが、街の中古車屋はさらに現実を熟知しています。
私が購入した中古車屋は10年落ち10万km超えの車を多数扱っています。
この体験から導き出された知見は、ディーラーのそれとは視点が異なっているのです。
クラッチがひりひり鳴るのは、ロードスターではよくある事だし、
バウンドバンパー(中古車屋は別の言葉を言っていたが忘れた)は車高を下げたりしたら外す部品だったりする事も知っている。
結果として、別にもんだいないっすよ、という事になるわけだ。
エアバックの警告灯に関しては、、、ウチに車検持ってきてくれれば何とかします、、だそうだ。
世の中セカンドオピニオンが大事
医療の世界ではセカンドオピニオン(今かかってる医者以外の医者にも意見を求める)という言葉が良く聞かれます。
これは医療の世界だけではありません。
上記のように車の医療(修理ね・・・)に関しても同じ事が言えます。
ディーラーだけに意見を聞くと、まだ走れる車に多額のお金をつぎ込む事を要求(見積もり提示だけなので、やるかどうかは自分しだい)します。
これは、健康な人になんかしらんけどとりあえず薬でも出しとくか的な発想と変わらないです。
なぜこんな事になるかというと、資本主義の魔法が存在するのです。
大したものでなくとも大したモノに見せる魔法
世の中には、必要のないモノをさも必要であるかのように見せかけて販売しているモノが沢山存在します。
例えば、、ウォーターサーバー、、、日本の水道事情であれば、日本全国どこへ行っても水道から出てくる水であれば問題なく飲めるわけであって、、ウォーターサーバーなんて本当は必要ないわけです。
だけど、さも必要かのように、、普段飲んでる水はこんなものが混ざってますよだの、この水は天然で無味無臭ですよとか、設置費用はタダでかかるのはおいしいおいしいお水代だけですよ。
などと人を気持ちよくさせて、よく考えれば必要のないモノを売るわけです。
必要の無いモノを必要であるかのようにみせかける魔法が存在するのです。
魔法にかかったとしても本人が幸せならばそれでいいでしょう、だけど、、結局ウォーターサーバーを解約した時に、、騙されたということに納得できればいいのですが。
騙されたとしても幸せならばそれでいい!?
世の中にはほんとうは必要の無いモノで溢れています。
私だって本当は必要の無いモノを持っています、前述の修理代が天文学的な金額となったロードスターだって、移動手段、という考え方であれば不要なモノです。
だけど、私はそんな手のかかるかもしれないロードスターが大好きで、所有する事、使う事に幸せを感じています。
しかし、ボロイロードスターを使いつづけるにしても、意見を聞く場所によって明らかに違う意見が出てくるわけです。
一方では数十万を提示し、一方では0円を提示する。
どちらを選ぶか、というよりも、どちらの選択肢も存在する、ということを知る為には自分で調べなければいけないのです。
よくわからないから専門家の言う通りにする、この方法はたしかにスピードは速くて効率は良いかもしれません。
だけど、、そこには非常に大きな利益、というものが乗っかっている可能性が高いです。
みんなを幸せにする為なのか、それとも自分達の利益を確保する為なのか・・・
手元にあるその見積書、一度他の人に見てもらってはいかがでしょうか・・・
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