私はアラフォーである、要するにオッサンである。
長い結婚生活の末に離婚したかと思ったら、気づいたらこんな年齢になってしまっていた、ある時、街コンスタッフバイトにて年齢制限が45歳までというイベントがあった。
そこにやってきたのは42歳の参加者である、私と数歳しか変わらない男である。
しかし、そこに現れたのは本当に私と同年代なのだろうかと疑問しか感じない、くたびれた男2人組であった。
私はバイトの立場である、しかし、あまりにも思う事が多かった為にここで整理してみる。
まず15分ほど遅刻をかます
くたびれた2人組はまず、15分程遅刻をするという事態を引き起こした、そして、もちろん遅れるという旨の連絡はない、この時点で1つ目のマイナスポイントである。
・遅れるんやったら連絡してこんかい!!
本部のスタッフの方に電話をしていただいて確認した結果、相方が遅れている為に遅れるとのことであった。
ここでさらにマイナスポイント2つ目である。
・大人なんやからまずは1人でもええから会場にこんかい!!
ということなのである。
ガキじゃないんだから、1人が待ち合わせに遅れるのであれば、先に会場に行っておくのが当然だろう、一緒に行く必要はないのである。
そして、遅れてきている相方も問題である、ここで3つ目のマイナスポイントである。
・タイムマネジメントが出来てへんやんけ!!
ということである、確かに駐車場は空いてないかもしれない、しかし、それすらも見越して余裕を持って来るのができる男というものであろう。
会場に来る前からして3つのマイナスポイントを背負って彼らは会場に向かってくるのである。
会場到着、さていくつマイナスポイントを積み上げるのか
問題の2人組がやってきた、これだけ引っ張ったのである、どれだけダンディな男たちが現れるかと思いきや。。。
1人目は、
・灰色のパーカにデニム(靴は忘れた)
2人目は
・デニムのシャツにデニムパンツ、しかもパンツはややブーツカット
・・・終わっている、季節は12月である、頭のネジが飛んでいるかのような季節感の無さとダサさである。
2人そろってダサいという点において、マイナスポイントは2点加算である。
さらには、彼らはまず最初に言わなければならない言葉をすっかり忘れている。
「遅れて申し訳ありません」
この言葉がないのである、漏れなくマイナスポイント1点追加である。
実は別の2人組もドタキャンをかまして、人数は相当少ない状態であった、そして、今回の参加者は街コンイベントに何回か参加している猛者達であり、現在マイナスポイント6点の2人組と知り合いであるというなんとも田舎あるある話を披露してくれた。
それはいいとして、彼らのマイナスポイントの加算はとどまるところを知らない。
人数は少ないが私も交えて飲み会開始、まだまだマイナス加算するで!
はたして開始時間から15分程遅れて(ドタキャンの人間は除く)揃った時点でとりあえず開始である。
しかし、油断は禁物である、男性2人組のマイナスポイントはとどまる事を知らない。
店員さんがおしぼりを持ってきた、男性2人組はぼさっと座っている、まったく配る事をしないのである、結局私が全員に配るという始末である。(マイナスポイント1点加算)
そして、飲み物のオーダーである、男性2人組はぼさっと座っている、私はメニューを女性側に向けて飲み物を聞いて店員さんに伝える、その間男性は何もしない(マイナスポイント1点加算)。
そして、店員さんが飲み物を持って来る、男性2人組はぼさっと座っている、私は飲み物を店員さんから受け取り、女性陣に配る、その間男性は何もしない(マイナスポイント1点加算)。
いかがだろうか、彼らを見ていて私は思った、
”こいつら絶対今だに実家に住んでてお母さまに何でもかんでもやってもらってるんやろな・・”
と。
私はスタッフである、しかし、遅れてきたにもかかわらずなんもしない奴らに相当イラついていた私は(汚いオッサンには我慢ができないのだ)思わず口にしてしまった。
私:「男性として女性に飲み物も聞かない、渡さない、気を使えないのはあかんで!」
と伝えてみたのである、そうすると奴らの1人が何かをつぶやいた。
男A:「そんなこと言わずに楽しみましょうよ・・・」
私の言葉は女性陣の思いを完全に代弁していたのである(これは後から女性陣から聞いたから間違いない)、にもかかわらず、奴らはこの代弁を完全にスルーし、まったく聞く耳を持たなかったのである、マイナスポイント1点加算である。
ここまでで開始から10分も経っていない、マイナスポイントを4点追加である。。。
最後もしっかりとマイナスポイントを加算して行った・・
飲み会を開始してからというもの、彼らはもちろんまともにしゃべる事は出来ない、すっかり女性に気を使わせる始末である(-1点追加)。
あまりにも女性陣がかわいそうな為、いつもはさほど出しゃばらない(かな?)私が延々としゃべるという方法を取らざるを得なかった。
要するに私が盛り上げるしかないのである。
いつもであれば男性陣に話を振ったりもするのであるが、あまりにもポンコツな2人組であったために完全に放置プレイをするという方法を取った。
そのうちに1人が席を立った、何をしに行ったかというと
・タバコを吸いに行ったのである
しかも、席を立つときに彼は聞いたのである、「タバコはどこで吸えばいい?」と。
今のご時世、タバコを吸う男がモテるわけがない、それを思いっきり公言してタバコを吸いに行ったのである。(-1点追加)
さて、タバコを吸いに行った男性においていかれた相方は、一言もしゃべらない、というか元々全然しゃべらない、そして、のちに女性陣に聞いたところによると、いつもほとんどしゃべらないのだそうだ、いったい何をしにきているのだろうか?(-1点追加)
そして、ラストオーダーを聞いてもらった後、お店の人に会計関係のお願いをするために私が席を立った時に奴らは動いた。
・店外へ出ていったのである
会計を済ませ、席に戻ると女性陣から告げられた言葉とは
女性陣:「あの人達、帰りますって言って帰ったよ・・・」
まだ街コンは終了していない、それなのに女性陣を置いて帰ってしまったのである、なんたる暴挙だろうか、自分達はまともに喋れず、女性陣を楽しませることは1ミリもできずに、しまいには帰ってしまったのである、マイナスポイントとしては5点くらいだろうか・・・
彼らは消えた、そこに残ったのはマイナスポイント合計18点という事実である、彼らが今後素敵な人に出会う可能性は限りなく0に近いと言わざるを得ない。
我々にできる事は彼らを反面教師にして自分を見つめ直す事である
数々のマイナスポイントを見せつけてくれた彼らに対して我々ができる事といえば、彼らを反面教師として、努力をし、女性達を楽しませる事である。
おじさんになると変われない、などとはよく聞く言葉であるが、こんな言葉を自分に当てはめる必要などはない、他者を変える事は難しいが自分を変える事は何歳であっても可能である。
マイナス18点の彼らではあるが、私に一言でいい、こんな言葉が言えたとしよう。
「服を買いに行くのにつきあってくれない?」
この言葉を聞いたならば、どんなに汚いオッサンでも私は彼らをユニクロに連れて行って小綺麗に変えてみせる。
それもこれも自分より年下だろうがなんだろうが、学ぼうとする気持ちがあるかどうかである。
私の言った言葉に反発し、受け止められないようでは何も変わらないのである。
自分の立ち位置を把握する必要があるのである、彼らはいろいろな街コンに出没している、ということは、まったくうまく行っていないということなのである。
なぜうまく行かないのか?このことに思いを馳せた事があるだろうか、なんかよくわからんけど、何もできない自分を好いてくれる素敵な家政婦さんが現れるとでも思っているのだろうか。
そんなものはこの世にはない、なんの努力もしない人間には絶対に手に入らないのである。
この世の真実を目の当たりにするお食事会であった、彼らには感謝している、なぜなら、絶対にあんな奴らみたいにはなりたくないと決意を新たにさせていただいたからである。。
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