ヤマダ電機が家具や食品を売り、リフォームも行う、そこには現物主義がある

独り言

久しぶりにヤマダ電機に行ったところ、随分と店内が様変わりしていた。

ドラッグストアなのか、それともカフェなのか、それともリフォーム業者なのか、はたまた家具屋なのか。

最早ヤマダ電機は家の中に必要な物をすべてそろえてしまおうとしているのだろう。

それほどまでに店頭での家電というのは売れなくなったのかもしれない。

 

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半分は家具や食料品を売っている

私が行った店舗は売り場面積の半分は家具や雑貨、食料品、そして水回りのリフォーム商品を売っているスペースに変わっていた。

もう家電量販店とは言えない、家のものなら何でも手に入る、という状況である。

さらには、カフェスペースも確保されている、ブレンドが280円、私が行ったのは20時頃の閉店一時間前であったが、カフェにお客さんは一人もいなかった。

思わずお茶でもしようかと思ったが、お金を払うのもアホらしいのでただで楽しめるマッサージチェアに走ってしまった。。

それにしても私はパソコンを見に来たのであるが、一体何を見せられているのだろうかと不思議な気持ちになったものだ。

店舗での販売は限界がある

パソコンコーナーに置かれているのは有名どころだけである、Apple、Microsoft、NEC、DELL、などの海外メーカーと日本メーカーが主体なのは相変わらずで、マニアックなメーカーは置いていない。

それはそうだろう、店舗にはスペースの限界があり、とてもじゃないが中華系の謎のメーカーを置くことはできないだろう。

そして、その謎のメーカーは今やAmazonですべて見ることができる、パソコンなどは触って分かる事などはキーボードのさわり心地くらいしかわからない。

CPUの種類やメモリ数などはすべて数値だから、仕様を見ればすべて分かってしまうし、スペックで検索をかけて値段でソートすれば何が一番安いかも一目瞭然だ。

もう、家電量販店でわかりにくい説明を聞く必要はなくなったのだ。

ということは、家電量販店に無いものはすべてAmazonで買うということになるし、それでまったく支障が無いということになる、ついでに、Amazonのほうが安いしね。

現物を見て買うものとは一体何か

ということで、家電製品、特にパソコンやスマートフォンなどは現物を見る必要はなくなってきたと言える。

ならば現物を見てから買いたいものとはなにかというと、家具や食料品、実際に自分が使うことになるスペース・空間なのである。

まず食料品であるが、これはAmazonで買うと送料がかかるし、すぐに食べることができない、そして、Amazonよりもドラッグストアやヤマダ電機で買ったほうが安い場合があるから、実店舗で売れる、ということになる。

実際に私もマッサージチェアに乗ったあと、ヤマダ電機でお菓子のアルフォート78円をPaypayで購入し、店をあとにしたものだ。。

そして、家具である、家具は長く使うものであるからある程度の使い心地を確かめてから購入したいという考え方になるのだろう、であるからして実店舗で試し、そのまま売れる、ということになるのだろう。

そして、水回りのリフォームである、これも家具と同じだ、キッチンやバスルームなどは10年以上使う、さすがにこれらを現物の雰囲気を見ずに買う人は稀だろう。

このように実店舗で体験してから売れる物、という商品へ家電量販店はシフトしていっているのかもしれない。

すべてはショールーム化する

キッチンやバスルームなどは昔からショールームで選んで家庭に設置を依頼する、という形であった。

いまや配達は翌日になされる、であれば、家電や洋服などもすべてショールーム化してしまう流れになるのは当然だろう。

ヤマダ電機は家電をショールーム化するのではなく、店頭で売れる商品、というものを増やす方法をとったわけである。

しかし、もともとは家電をメインに扱っていたんだから、私としてはマニアックな中華系の怪しい家電をショールーム化してもらえると非常に楽しくなるのだが、なかなか難しいのは理解できなくもない。。

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