久しぶりに家電量販店に行ったが、そこには何もない、都会の家電量販店(ヨドバシカメラやビックカメラ等)と違って地方の家電量販店の商品ラインアップは寂しいものだ。
それよりも最近開店したメガドン・キホーテには私をワクワクさせる商品が大量に置いてあった。
もはや、地方の家電量販店の役割は携帯電話を売るだけになってしまったのかもしれない。
地方の家電量販店で盛況なのはスマホコーナーのみ
私が久々に家電量販店に行ったのは1月中旬の日曜日、たしかに年末年始商戦も終わり落ち着いてくる時期かもしれないが、それにしても人がいるのはスマホコーナーのみであった。
ただ、その盛況なスマホコーナーに私の望むものは無い、私の望むものと言えば、
・ソフトバンクの100GプリペイドSimカード
・デュアルSim対応のSimフリー端末、しかも2万円以内
というような商品である、そのようなモノは昔から今も地方の家電量販店には存在しない。
あるものといえば、とにかくiPhone、とにかくiPad、とにかくMacBookである、多くの人間にリーチできる製品しか、多くの人間に認知されている製品しか地方の家電量販店には置けないのである。
他の商品も同じだ、2000円程度の小型BTスピーカーや、小型の加湿器、等は皆無で、とにかく家族向けの巨大な製品が立ち並ぶのである。
ミニマリストで独り暮らしの私には縁のない物ばかりであった。。
ドン・キホーテはドンキ限定商品があって楽しい
ドン・キホーテには情熱価格と称してドンキオリジナルの商品を置いている、これがなかなかマニアックな商品群で楽しい。
その他にも完全ワイヤレスのイヤホンを大量に置いていたり、やたら小型の充電器を置いていたりとミニマリストの私の心躍る商品が沢山置いてある。
そして、家電量販店にはなかなかおいていない、アイリスオーヤマやオリオン電気などの製品もあり、そして値段は家電量販店よりも安い。
商品数は確かに家電量販店よりも少ないが、選んでいる商品が特徴的で面白い。
ドライブレコーダーからドローン、DVDプレーヤー搭載のプロジェクター等、地方の家電量販店では置いていない商品が沢山ある。
多彩な商品を見て思う、欲しい物が沢山あるな、よし、Amazonで探そうと。。
現物を前にして、結局はAmazonで探し、買う
ドン・キホーテで見つけたマニアックな商品を見て、その場で買う事はしない。
その場で商品を見つめて立ち尽くしながら私が行う事と言えば、スマホを取り出して類似製品をAmazonで調べるという行為である。
そして、欲しい物リストにめぼしい製品をリストアップしまくって、何も買わずにドン・キホーテを後にする(もちろん家電量販店でも何も買いはしない)。
家に戻ったあと、欲しい物リストに入れた商品を比較検討し、結局Amazonで購入するのである。
要するに、家電量販店にしろ、ドン・キホーテにしろ、全てはショールーム化しているのである。
物の売り方というモノを考える時期にきているのかもしれない。
家電量販店の優位性とはなんなのか
つい最近までは家電量販店の優位性は配達にあると考えていた、その場で購入し、配達の日程を決めて、配達員が製品を設置・セットアップしてくれると。
しかし、世の中は変わった、最近洗濯機をAmazonで購入したのであるが、しっかりとヤマトの配達員2人で洗濯機を時間通りに持ってきて、設置し、起動確認を行っていったのである。
もはやAmazonで購入しても設置・セットアップしてくれるものもあるのである。
ただ、かなり巨大な冷蔵庫やエアコンなどはまだAmazonで購入したことはないので不明だ、恐らくは可能なのだろうが、今だにエアコンなどは家電量販店に私も頼んでしまうであろう。
やはり、配送・設置・セットアップに家電量販店の優位性があるのかもしれない。
しかし、この利点とは昔は街の電気屋さんが担っていた、そして、今も家電量販店から依頼された街の電気屋さんが設置にくるっぽい、ようするに、何も構図はかわっていないのだ。
昔は街の電気屋さんの店舗がショールームであった、そしてそれが家電量販店に移っただけだ、そのうちAmazonから依頼を受けた街の電気屋さんが我々の家に設置にやってくるだけの話だ。
家電量販店はどうあるべきなのか
ショールームに徹するのであれば、あれだけの巨大な店舗は必要ない。
確かに商品数は膨大だ、しかし、見せ方を変える方法はあるだろう、巨大なディスプレイに商品を写したり、それこそ8Kの高精細なテレビで商品を写せばよいのだ、そして、5Gであればとある拠点のみに設置された商品をリアルタイムでそれぞれの店舗で見る事もできるだろう。
部屋の雰囲気を見たければAR技術などを使って雰囲気を確かめる事もできよう(家具と同じ)。
家電量販店も変わらなければならない、少なくとも、私にとって地方の家電量販店は楽しい場所ではなくなってしまった。
いつまでたっても日本ブランドのしょうもない製品をちまちまと置き続ける、毎日中国からはわけのわからない商品が生み出されるこの時代にである。
ショールームに徹して、これまでにない不思議な家電量販店があってもいいのに、と思った今日この頃である。
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