橘玲先生の書籍を立て続けに読んでみたところ、自分には何のスキルもないという絶望感に打ちひしがれるものです。
私はたまたま正社員として働いているからいいものの、何時まで会社が無事かはわかったものじゃありません。
会社が飛んだとき、さて、自分には何があるでしょうか?
欧米だけでなくアジア各国での働き方というのは、専門性を持った人が専門を生かして働くという流れになっています。
海外では年齢や性別で判断する事は差別とみなされるため、その人が一体何者なのか?というのは”資格”という客観的にわかりやすいパラメータによって判断されます。
とある会社で法務の仕事をするのなら弁護士資格、マネージャーや経営の仕事をするならMBA、等々、資格によってどのような仕事ができるのか?が判断されるわけです。
そんな中、日本はというと、、会社の中では経験がなくともいろいろな部署に飛ばされて、何でも屋、として使われます、その結果専門性というものが身に付かなくなるわけです。
私は会社員として20年ほど働いてきましたが、さて?一体何ができるのか?
という困ったことになる日本人の典型であります、そんな私が会社をリストラされたら、、どうなるかというと、まあ、バイトで食いつなぐしかないってのが簡単に予想できる未来ですね。
などという悲しい現実が”事実”というものです、この真実を知って、自分ってものが大したことない人間だと理解したら、さて、次はどうやっていくか?ということですね。
世界的には専門性が必要なわけですから、専門性を身に付ければいい!!となるわけですが、さて、いまから専門性って身に付くかいな?という単純な疑問が生まれます。
おっさんがプログラミングしたところで若者にかなうわけないし、医師免許や弁護士資格が今から手に入れられるわけでもあるまいし、てなわけで専門性ってのは一旦どっかへおいておくのが現実的です。
とは言え、それなりにお金を稼いで食う必要はありますから、どうやってお金を得るかというと、
アルバイト
なわけですねぇ・・・
さて、このアルバイトですが、街の情報誌を見る限りでは、人が足りないのでしょう、沢山の求人が載っています。
コンビニやら弁当の詰め込みやら、派遣社員としては工場のオペレーターやら、、とまあ、結構な数の求人があります。
ただ、派遣社員を除くと、アルバイトの時給は高くて1000円くらいです。
今フルタイムで働いているならば、アルバイトをフルタイムで行ったとしたら、20日×8時間×1000円=16万円ですね。
ここから社会保障費が引かれて・・・実際の手取りは12万円ていどでしょう、ということは今後の生存戦略が見えてきます。
月12万で生きていく方法を身に着けれはよいわけです!
いやいや、月12万ってむりやろ?って思うでしょうか、そんな人は今一度自分の生活を見直してみましょう。
私の試算では、人間一人が生きていくには8万くらいでイケます、まあ、人によってはある程度異なるでしょうが、頑張れは月12万って過ごしていけるものなんですね。
となった時に思いつくのが、
・病気になったらどうするの?
という不安ですね、これに関しては、、、
健康的な生活をするしかない、ってことです。
私はここ一年ほど病院に一度も行きませんでした、、健康は人によって差はあるでしょうが、基本は、
・適度な栄養と適度な運動
が大事で、ここを外さなければ大きく健康を害する可能性は低くなります。
節約生活をするのですから、健康にも害のあるタバコはやめるでしょうし、過度な飲酒も健康を害しますから酒もやめるでしょう。
酒とタバコをやめたら、健康と節約という今後を生き抜いていくための方法も得られます。
運動に関しても、安く使える施設もあります。
公共施設を使えば、安く運動できてついでに風呂も入れますし、サウナに3時間も入れば暇つぶしも可能です。
とまあ、こんな感じに絶望を受け入れて、いかに生きていくかを考える事で少しでも将来の不安を消していけるわけですね。
橘先生は言います、お金の不安を消すには、
・自分の能力を挙げる事
これは専門性を高める事ですね、これができなければ、
・長く働く事
60歳すぎようが、70歳だろうが働き続ければ年金が無くても生きていけます、実際に私の近所にはよぼよぼのおじいちゃんが毎日毎日深夜のコンビニで働いてます・・
・収入口を増やす事
パートナーがいる人ならば、パートナーにも働いてもらえば収入は増えます。
というように、アルバイトであっても働き続ける事ができれば、自分の能力の無さからくる不安とお金の不安は解消されます。
そのためにも、、自分の生活レベルを下げても満足できるような考え方になる事、ようするにミニマリストになる事と、長い間健康でいられるようにするってことが、何もない自分の将来の不安を消す方法だという、なんとも残念な事実ですね。
私も何も専門性はありません、ミニマリストではありますから、後は、、何時までも動ける健康な体を維持する事が目標です。
コメント