お年玉という強力な返報性の罠に気付こう、安易にもらうべきではない

 今年も新年がやってきた、私の歳ともなると単に実家に帰ってゆっくりするだけではすまないのであります、そう、お年玉という伝統文化が実家には待ち受けておるのです。

 去年は学生の親族には1人しか会わなかった為に出費は少なく済んだ。

 しかし、今年は何人かいるらしい、まだ小さい子達だからよいものの、これが高校生にもなって実家にやってくるようでは地獄であります。

 このエンドレス地獄は、全ては昔の自分が何も考えていなかった事に起因すのです。

 

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子供が居ない私にとっては完全マイナスのキャッシュフロー?

 子供が居るもの同士であれば、お年玉を渡し合う事で相殺されて0になる”はず”です、しかし、私には子供が居ないので、出続けるだけで完全にマイナスが積みあがっていくわけです。

 ただ、これがマイナスかどうかというと、実は私の場合は違ったりする。

 兄弟と年齢が大きく差があったために、私は学生の頃兄弟からお年玉をもらっていたのです。

 であるからして、昔(20年前)にもらったものを今せっせと返しているという事です。

 これこそ返報性の法則という強力な人を動かす法則に突き動かされているのです。

 20年前の学生時代に何も考えずに、いや、むしろありがたいとすら思ってもらっていたお年玉が、なんと20年後になって、兄弟の一族から攻撃されるという事態に発展したのです。

 20年前は私は一人でありました、しかし、今は兄弟の一族は・・・今年は4人ですが、引っぱり出せばあと3人程はいる、という事はフルスペックだと7人の部隊がもし毎年来てしまったとするならば、、、考えるだけでも恐ろしい。

 1対7で完全に私の負けであります。

 

今、兄弟からお年玉をもらっている人は気を付けよう

 将来子供を作って一族を形成するつもりがあるのならば問題はないが、一族が作れなさそうかな・・・という方は歳の離れた兄弟からお年玉をもらうのは遠慮しておくことをお勧めしたい。

 兄弟とはいえ、いや、兄弟という関係だからこそ、しっかりと返報性の法則が適応される。

 他人でれば疎遠になる事もあるでしょう、兄弟でも疎遠になる事があるでしょうが、なんといっても遺伝子的には親よりも近い遺伝子を持つ兄弟という存在、そんなに簡単ではないはずです。

 とは言え、日本の人口増加に寄与してくれているのだから、喜んでお年玉くらい渡しとけよ説も否定はできませんが。。

 

逃れる方法は、実家に帰る日をずらすしかない

 逃れる方法といえば、単純に一族に会わない日に帰るだけでよいし、そもそも実家に帰らなければよいのです。

 年末年始は忙しい、などと嘘をついてみたり、旅行に行っている、などと言ってみたり方法はいろいろあるわけですが。。

 ただ、私の場合は独身になってしまったがばかりに、、どうせ暇だろうという事がバレているという、なんとも避けがたい事態に陥っているわけです。

 であれば、私の願いは、一族が実家に疎遠になってくれる、ということでしょう。

 まあ、今回4人のジュニアが出そろった事は稀なので心配するほどの事ではないでしょう。

 

それにしてもなんたるムダ金

 返報性の法則に縛られ、これからも延々と支払いつづけなければならないお年玉という罠。

 それにしても思ったことがある。

 なんというムダ金なのか、と

 ただ思うのは、私にとってなんの益もない人達に大してお金を支払うのであれば、本当にお世話になっている人にお金を使わなければならない、という気持ちにさせてくれたのです。

 私にとって縁もゆかりもある人達、しかし、私にとってなんの役にも立たない人達、このような人達よりも、縁もゆかりもなくとも私が大事だと思う人にお金を使いたいものです。

 年賀状もそうですが、お年玉というイベントもそろそろ終わりにする時期がやってきたのかもしれない。

 お年玉などでは無くて、本当に感謝を伝えたい人にギフトを、そんな気分であります。

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