ネタバレアリ?シンエヴァンゲリオンは難解な芸術作品

独り言

私はアラフォーだから、エヴァンゲリオンは当然ながら昔から見ている人間です。

アニメ版から劇場版まで全て見ているので、、シンエヴァも見なければいけません、これはmustなのです。

一人で見に行けばいいのですが、、相方に劇場版3作を一気見させて、その勢いでシンエヴァも見に行きました。

感想は、、、

映画やアニメ、漫画は芸術作品

という事を痛烈に感じる年齢になったのだな、ということです。

もはやエンタメは、芸術であって、良いも悪いもないんです、その人のとらえ方次第なんですね。

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歳を取ると映画の見方が変わる

若い頃は世の中は単純でした、最近

樹海村

(内容はざっくりいうと富士の樹海にまつわる呪いのお話)

という映画を見たのですが、この映画に来ている人達はみんな若い人達ばかりでした。

映画が終わった後、トイレで若者の会話が聞こえてきましたが、彼らが最初に言っていた事は、

「たいして怖くなかったな~」

「私今日夜一人で帰れない~」

なんていう会話でした。

なんというか、率直な意見というか、まず最初に感じたわかりやすい感情を表現しているな、と感じる意見です。

私はというと、、

これはオカルトで済ませる気か?本当は真犯人は別にいるんじゃないか?自然は怖いってことがいいたいのか?

等と、いろいろな思いを巡らせてしまう自分に気づきました。

映画(というか作品)が何を表そうとしているのか?と言うことを考えてしまうわけです。

こんな人間がシン・エヴァを見たらどうなるかと言うと

とにかく芸術作品

エヴァを見た事がある人ならわかると思うのですが、とにかくエヴァはあんまり説明をしてくれません。

いろんな謎を残したまま話は急展開して進んでいきます。

さて、今回のシン・エヴァでその謎やら伏線が全部回収されたか?というと、これすらも、

見る人による

とっていいくらい、見る人を考えさせるややこしい映画です。

シン・エヴァは特に、、途中からものすごい妄想というか、SFが爆発するお話になりますし、

人の内面をえぐりまくる精神的なお話にもなります(これはアニメ版の最終回も同じ)

これを見て、わけわからんわ、いまいちやわ、なんて感想は愚問です、言える事は、

芸術家による芸術作品

ということです、現代美術作品や絵画を見て、感じる事は何でしょうか、見る人によっては、

全く分からない作品もよくあると思います。

だけど、それらの作品は、

芸術作品

というくくりで受け取り手に完全にお任せの世界になります。

シン・エヴァもそのたぐいです、

見る人それぞれが、好きなように解釈するのが正しい見方なのです。

私がシン・エヴァを見る前の回を見た人が劇場から出てくるところを見ていたのですが、みんながみんな、

難しそうな顔をして出てきました笑

どのように解釈していいかを悩んでいたのだと思います、これを見てもエヴァは圧倒的に芸術作品に寄った映画だと言えますね。

相方にエヴァを説明するときはどうするか

相方はエヴァを見た事がない人でした、劇場版3部作を見せる前に私は教えた知識はというと、

レイ派かアスカ派か、それが重要

と言う事を伝えました・・

ざっくり言うとレイというのは大人しい女の子で、アスカというのは元気な女の子ですが、まあ、どっちが好みかが重要だ、という話をしたわけです。

はっきりいって話の内容からするとたいして重要ではない事を伝えたわけですが、なぜこんなことを伝えたかというと、

分かる事ってこのことくらい

だからです、レイかアスカどっちが好き?くらいしかはっきりした事はわからないんです。

それほどまでに芸術作品化していて見る人によってとらえ方が違うのがエヴァなんですね。

だから、、これから見る人は、レイ派かアスカ派か、なんていうテキトーな予備知識だけで十分なんです。

女性から見ると、男の世界だという

上記のような大した知識を入れずにエヴァを一気見した相方が持ったエヴァに対する感想は、

男の人視点で描かれている

ということだそうな、女性視点だと自分の内面を詳細に表現したり会話によって話を明らかにしていくけれども、男の人はあまり自分の事を話さなかったり、はっきりさせない傾向があるもので、エヴァもまさに男の人が作った映画だな、と言うことを強く感じたようです。

やはり、、人によって見方が変わるのが映画、もとい、芸術作品のよいところです、

エヴァも、美術館に難解な芸術作品を見に行くような感じで行くとよいですね。

見た事ない人も、ちょっと見た事がある人も、プライムビデオで劇場3作品は見れますし、シン・エヴァの冒頭12分も見れますから、、見直して芸術作品を鑑賞しに行ってみてはいかがでしょう・・・

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