メーカー信仰を捨てよ、物で判断すべし、中国メーカーでもよい製品はある

独り言

私は製造業に勤めている、いわゆるちっさなメーカーと言うやつだ。

一応、名前があり、歴史もあるからそれなりにファンもいるらしい。

しかし、そんなメーカーに勤めている私はというと、自社製品に欲しいものは全くない。

・・・欲しい物がないのだ。

そんな人間が何が出来る?そんな思いを抱えながらもとりあえず給料がもらえる為に、毎日毎日勤め先へ出勤する。

そんな私が言おう、メーカー信仰は捨てよ、と。

そのブランドを作っている人達とは

私の勤める会社のブランドのファンと言う人がいるらしい。

ここがいい、あそこがいい、いろいろとあるらしいが、末端として勤めている立場からするとさっぱり良さはわからない。

マーケティングのなせる業なのか、それとも歴史のなせる業なのか、顧客から遠い位置にいる生産系の人間からすると、ファンが居る事自体が謎だ。

作っている人間ってのはこんなものなのだ。

確かに設計している人間や営業をしている人間には信念はあろう、しかし、全従業員に崇高な思想を埋め込む事はできないのだ。

(もちろん、超高級ブランドは別の話しだ)

中身は一緒の可能性大

工業製品とは非情なものだ、現代ではとあるチップととあるチップを組み合わせて、あとはソフトを書きこめば終了。

そんな製品も多数存在する、デジタル製品であればなおさらだ。

良くあるのは、販売メーカーは違えども、中身は全く一緒で外側の印刷だけを変えただけ。

そんな製品は山ほど存在する。

そこにメーカーの思いなどは無い。

とある完成品生産業者へ行き、その生産業者が設計製造した物、きまったスペックの物を見て、外装だけを変えてロット(生産数量)とコストを交渉して売る。

そんな世界だ。

これはデジタル家電だけの話しではない、ファッション業界でも同じ事だ。

BEAMSとSHIPSで同じ形のソックスが売られていたとする、それは、本当に同じソックスで、印刷ロゴが違うだけだったりするのだ。

中身同じで外側が違うだけの製品にブランドもクソもないだろう。

激安のガジェットにこだわりもくそもない

上記のように激安ガジェットというのは基本的に中身は一緒なわけだ。

例えば、、

上記二つは同じ似たような仕様で、同じ制御アプリを使う、絶対に同じ商品だろう。

だけど値段が倍ほども違う、この値段差は、発注ロット(数量)の違いや、物流コストや販売者の利益の違いだろう。

若しくは売れ残って叩き売っているのかもしれない。

そして、大事なのは、中身に使っているチップは大手メーカーと変わらない場合もあり得る、という事なのだ。

メーカーには様々なコストが乗っかっている

上記は聞いたこともないメーカーだ、彼らはもしかしたら小さな会社かもしれないし、ただの輸入業者かもしれない。

一方でちょっと名の知れたメーカーというのは、様々なコストが乗っかる。

営業部門のコスト、マーケティングコスト、設計者のコスト、物流担当者のコスト、検査のコスト、、、上げればきりがないが、会社が大きくなるにつれて様々なコストが乗っかるものだ。

中身は同じものでも、余計なコストが乗っかっている場合があるのだ。

たしかに中国の怪しいメーカーの商品は壊れやすかったり、制御アプリの日本語はおかしかったりする笑。

ただ、物で見ればしっかりと動作するし、満足いく物も多々あるのだ。

メーカー信仰を捨てよ、物で判断せよ

私はAmazonで良く謎の製品を購入する、おおむね満足のいく物ばかりだ。

UMIDIGI社のスマートフォンもスマートウォッチも1年間壊れる事も無く満足いく製品だった。(ただ、これは結構有名なメーカーではあるが)

Amazonで買った完全ワイヤレスイヤホンは激安であるにもかかわらず多機能で使いやすい。

こんな風にメーカーではなく、物で判断するのが正しい判断基準だ。

だって、、中身はいっしょだったりするんだから・・・

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