大阪の成型屋、塗装屋、型屋へ訪問

勤め先でこれまであまり馴染みのなかった

・成型屋さん

・塗装屋さん

・型屋さん

に訪問する機会ができたので、ちょっくらついて行った。

まったく知識無いので、要するにカバン持ち、というか運転手である。

 

会社のデカイミニバンに4人のっけて大阪までドライブ。

一応、私が一番年下で社歴も下っ端なので運転をする。

とは言っても年齢はアラフォーだし、社歴も10年選手である、高齢化も甚だしい。

 

まあしかし、巨大なミニバンってやつは非常に運転が楽である。

普段乗ってる18万年ものの幌車とは雲泥の差、楽勝で大阪までかっとばせる。

 

まずは、成型屋さんへ。

見た感じは150平米くらいの敷地か?工場に成形機が2台か3台が押し込まれ、

所狭しと物があふれている状態、従業員は4人くらいか?

玄関には元気に灰皿が置かれ、みんな煙草吸う感じ、この界隈では喫煙率減少などと

いう減少は皆無なのだろう。

しかし、、、幹線道路からちょっと入って狭い道路を通って、ちょっとした工場に

150トンやら120トンの成型機が置いてあって、いろんな成型品を作っている。

これが日本のものづくりを支えてるってやつなんだろう。

 

成型屋の社長はウチの会社に出張してくる時とちがって、やや自信に満ち溢れてる

気がする。ホーム効果だろうか。場所によって見え方ってのは変わるもんだ。

 

お次は、塗装屋さんへ、

成型屋さんの運転するコンパクトカーについていく、東大阪付近であれば、前の車

に着いていくってことができるんだな、ということが分かった。。

塗装屋さんに到着、成型屋さんの運転するコンパクトカーは普通に路駐。

我々は塗装屋さんの前にちょっとあるスペースに車を入れ込む、でかいミニバンだから

かなり難儀したが、なんとか駐車成功。

塗装屋の敷地は、、、60平米くらいの2階建てくらいか?そこにこれまた所狭し

とダンボールが山積みになっている。

塗装スペースは2階、中国工場でよく見るような手吹きのスペースがあり。

従業員はたぶん社長一人、他はバイトらしき青年が一人、という感じ。

社長が根性で仕事回しているんだろうな、、、こうなるとブラック労働もクソも

ない感じだね。。

 

お次は、型屋さん

これまた成型屋さんの車に着いていく、またまた狭い道を通って到着。

敷地はそれなりにでかそう、200平米くらいの2階建て、事務所は2階にあって

結構きれい。工作機械が1階に設置、結構スペースに余裕がある感じ。

なんか、、儲かっていそうな雰囲気を感じる。

従業員は、とりあえず出会ったのは社長と社長の息子、もう一人は女性

息子は型の設計して作る事ができるような礼儀正しい青年、社長は職人気質っぽい

オッサン、ただ、アイデアどんどん出て来る感じ。絶対頭良いんやろなという雰囲気。

ただ、きれいな事務所でも喫煙可能、昭和である、なんというか、彼らに

健康意識なんてものは存在しない、昼飯もごちそうしていただいたが、私は

サラダそばを食ったが、喫煙者3人はみんな揃ってカツ丼を食っていた。。

喫煙する&揚げ物が大好き、絶対早死すると思う。。。

 

そんなこんなで、3社3様の様相を呈しているが、なんというか、

東大阪や寝屋川に工場を持って工作機械や成型機を入れて、ビジネスを始めよう

となったきっかけというのはなんなんだろうか?と思った。

それぞれ社長は50、60歳くらいの年齢なので、彼らが創業したのかどうかは

わからないが、2代目などであれば、昭和の高度経済成長期にものづくりの

需要拡大に合わせて、借金しても機械入れて物作れば売れる時代であったから、

勝負に出れたのだろうか?

現在の物余りの時代に借金してあれだけの機械入れてビジネス始めるっていうのは

どうなのか?逆に勝てるのか?

う〜ん、働いている人タチを見るに労働力を投入して無理やり製品を作ってるように

しか見えなかったので、やっぱり昔の資産を有効活用して儲けているのだろうか。

 

それにしても、みんな歳取っていくわけだから、成型屋さんや塗装屋さんなんかは

後継者問題がありそうだし、、型屋さんは息子がいたから大丈夫そうではあったが、、

昔から物いじってるベテランの知識なんかもすべて失われていくわけで、

なにやら日本の将来の縮図を見るようで、日本のものづくりってヤバイかもしれんな、

と思う一日でしたね。

 

ということで会社へ戻る、帰りも下っ端の私が運転。流石に一日に400キロくらい

走ると疲れたな。。

しかし、、、高齢化の問題は間違いなくあるのと、クラスタによっては喫煙率の減少

ってのは無いことがよくわかった。。だが、そんな彼らが日本を支えてるのは間違い

なさそうだ。感謝します。

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