自分一人だけが始めてもしかたないが、それでも始めなければこの世はかわらないはずだ

 年賀状仕分けバイトというものをやってみた、仕事内容について言いたい事は多々あるが、それよりもなによりも、年賀状というモノが大量に流れているのを見て思う事の方が多い。

 今だにこれだけの年賀状というモノが流通しうるのか・・

 という驚きである。

 私は10年程前に年賀状を出す事を辞めた、私の周りにも(あまりにもサンプル数は少ないが、、)年賀状はもう出さないという人達も増えた。

 それなのに、年末年始の深夜にボロボロになりながら大量の年賀状を仕分けしなければならないのだ、世の中というのは、私一人がなにかを初めてもなにも変わっていないように見える。

 

スポンサーリンク

2019年の年賀状発行枚数24億枚

 日本郵便によると2019年の年賀状発行枚数は約24億枚だそうだ、24億・・・想像もつかないだろうが、年賀状の仕分けバイトをしてきた私なら分かる、

 たしかにそのくらいはあってもおかしくない・・・

 一地方都市ですら大量の年賀状を処理しているのだ、何十億あってもおかしくはない。

 それにしても年賀状である、私は体調不良の体を引きずりながら大量の年賀状と格闘をした結果思ったことは、

 ”もう年賀状なんて風習なくしてしまえよ・・”

 という事である、なぜこんなつらい事をして年賀状に関わる仕事が発生するのか、年賀状という風習が無くなればこんなつらい仕事はなくなるのに・・と思うのである。

 雇用を生んでいるのは間違いないが(私もその雇用に乗っかっているわけだが・・)、それにしても新年のあいさつというモノにわざわざ年賀状というものを送る事もあるまい。

 今やLINEなどのSNSでいくらでも連絡が取れるだろう、普段連絡の取らない人に年賀状を送ってもしょうがない。

 前述したが私は10年程前に年賀状を送るのを辞めた、辞めた直後に兄に言われたものだ、

 「年賀状を送るか送らないかを決めるのはお前じゃない」

 と、、、意味が分からない、どういうことだろうか? みんながめんどくさがっている行為を辞めて何が悪いというのか。

 ムダだと思う事は辞めてよいはずである、もっと便利な方法に移行すればよいのである。

 みんなが年賀状を辞めれば、重たい年賀状の束をコンテナに乗せる事も、まともに郵便番号が書いてなかったり、住所をしっかり描いていない年賀状を必死こいて仕分けする事もないのだ。。

 そして、1年に一回しか使わないプリンターの為にインクを買いに行くこともないのである。。

 

市長選投票率37%

 私がわざわざ期日前投票に行った市長選の投票率はなんと約37%であった。。

 37%である、普通、何かを決議する会議が開催される為の参加率は60%以上などのはずだ、それが37%、もはや選挙として成り立っていないと言っても良いだろう。

 3分の1の意見しか取り入れていない中での当選者など、本当に当選と言えるのか、残りの63%の人が半分でも最下位の人に投票したら楽勝でトップ当選である。

 そして、これだけの意味のない選挙の為に、期日前投票所というモノが大量に設置され、大量のアルバイトが採用され、大量のお金が投下されているのである。

 選挙を無くす事はできない、ならば少しでも有権者の意見が反映された選挙にすべきであろう、そのためには選挙に行くしかない。

 私一人が期日前投票をしに行っても確かに変わらない、しょせん投票率は37%である、ただ、一人一人が行かなければ投票率が上がる事は永遠にない、この世に絶望する前に選挙くらいはいってもいいだろう。

 

現金決済率約7割

 現状の現金決済率は7割だそうだ(予測)

https://www.paymentsjapan.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/04/Cashless_Roadmap_2019.pdf

 出典:一般財団法人キャッシュレス推進協議会

 私の現金決済率はいくらだろうか、、正直最近お金を下ろした記憶がない、、記録を見ると1か月ほど前に2万円をおろしている。

 私の1か月の支出は14万円程度である、となると2万円を現金決済したとすると、現金決済率は14%・・・しかし、この世の現金決済率は7割である。

 たしかに、いつもコンビニで現金で払っている人を見るたびに、

 ”ちんたら小銭はらってんじゃねぇよ・・・”

 と思う回数は昔と大して変わりはしない。

 上述の資料によると、少しづつはキャッシュレス率は上がってきている、実感としても増えてはきている。

 しかし、今だにレジでごちゃごちゃする人達は多い、特にお年寄りである。

 私一人がQRコード決済に移行しても田舎では世の中は何も変わっていないように見える、それでも、誰かが始めなければ何もかわらないのだ。

 

伝統もよいが、世の中は変わっているし、変える為には

 年賀状という風習を大事にするべきだという言い分もあるかもしれない、しかし、年賀状というのは1950年には2億枚くらいくらいの発行数である。

 という事は、、大昔から続いている文化ではなく、恐らくは郵便局が金儲けの為に作り上げた風習の側面もあり得る。(しらんけど・・)

 金儲けの為の風習に皆踊らされているのである、今すぐに年賀状など辞めてしまえばよいのだ。

 

 選挙もお金がかかっているわりに投票率も低いし辞めてしまえばよい、、と言いたいところではあるが、選挙については辞めるわけにはいかない、民主主義である以上は選挙こそが自分の意見を政治に反映させられる方法だからだ。

 それならばめんどくさくとも選挙に行くしかないのだ、ただ、ネット選挙は真剣に検討してほしいところではあるが。

 

 キャシュレスに関しては、伝統もクソもない、今すぐ移行すべきだ。

 レジでの行列も、財布がパンパンになる事も、強盗がレジの金を奪いに来ることもなくなる。

 お年寄りはスマホを使えない(人が多い)、などという問題もあるだろうが、それは甘えだ、中国では年寄だろうがなんだろうが、みなスマホでQR決済をしている。

 やればできない事はない、皆、諦めてしまっているだけなのだ。

 

 世の中は何も変わっていないように見える、しかし、少しづつ年賀状の発行枚数は減り、キャッシュレス比率は上がり、投票率は下がり続ける。

 一人一人が変わり続ける意志を持つことで世の中はゆるやかにでも変わっていくのだろう。

 私のやっている事は無駄ではないのだと信じたい。

コメント