久々に会社をサボって(有給である。。)、市長選?の期日前投票をしてきた。
相も変わらず期日前投票所には人が沢山常駐している、受付には3名、投票券を発行する場所には2名、未届け人?は3名、そして市の職員らしき人が1名、なんと合計9名である。
時間は10~18時で8時間労働、日当は8000円くらいだろうか、、となれば期日前投票は6日間、8000円×6日×9人=432000円、そして期日前投票所は10か所以上になる、となると、、400万以上の金額がたかがイチ地方都市の市長選の期日前投票にかかるのである。
ここまでのお金をかけた結果、一体どのくらいの得票率の増加が見込めるのだろうか?調べればでてくるのだろうか?
幾多ある市町村の選挙のみならず、様々な選挙において同様に費用が毎回毎回発生している、ネット選挙はいろいろと問題があるとは言うが、市長選を10回行ったとすると4000万以上は期日前投票にかかるであろう、そのお金をネット選挙の開発費にすればよいと思うのは私だけではないはずだ。
4000万ではたしかに足りないだろう、ただ、市長選は今後も行われ続ける、100回行われれば4億である、それでも開発費は足りないだろうか。
などと月曜の午前中のショッピングセンターを歩きながら感じる天気の良い朝である。
期日前投票所へ向かう途中にふと、メダルゲームコーナーを通りがかった、そこにいるのは、老人達である。
彼ら彼女らは朝っぱらからメダルゲームに興じているのである、しかも、しがないショッピングセンターのちいさな一角である。
確かに、定年を迎えた人から話は聞いていた。
「暇だから毎日ゲームセンター行ってるよ」
と、しかし、本当にその光景を見るまでは信じられなかった、現実は非常である、今や平日のゲームセンターの売り上げは老人によって支えられているのである。
ゲームセンターだけではない、ションピングセンターを徘徊している人達はほぼすべてが老人である、これが現代日本の地方都市の現実というものなのだ。
ある日居酒屋に行った時に、ふと一人の老人が入ってきた、足元のおぼつかない様子で座敷に座る、しかし、まったく注文をする様子がないのである。
受け答えはできるのであるが、まったく注文をする気配もない、困り果てた店長は警察に保護を依頼した、そして、老人は警察官に連れられて家路についた。(と思われる)
恐らくこのような事は日本全国のいたるところで繰り広げられているのであろう、普段勤め人として朝から会社へ行き、夜帰ってきて寝るだけではこのような現実を知る事はない。
この現実を見るといつも思う、私はこれからどうなってしまうのか、と。
みな一人で生きていきたくなくて、誰かと一緒に居ようと願う、しかし、現実は独りで毎日ゲームセンターでメダルゲームに興じる、メダルゲームであればまだいい、恐らくはパチンコ屋にはさらに多くの老人が生息しているのだろう。
一生懸命に勤め人として働き、家族を持ち、子供の為に自分の生活を犠牲にした結果が上記のような状況である。
結局は独りなのである。
体が動くうち、頭が働くうちは勉強をし、仕事(社会貢献)をするというのが重要だという事を強く感じる。
メダルゲームも確かにそのショッピングセンターの売り上げになっている、社会貢献といえばそうかもしれない、しかし、メダルゲームをするだけでは脳みそは退化するだけではないだろうか。
メダルゲームを極めて、その成果をアウトプットする、というような行為も社会貢献である、このような行動をとれるお年寄りというのは少数派であろう。
何歳になってからでもできる事はある、私の父親はもうすぐ80歳であるが、プログラミングの勉強をしている、そして嬉しそうにその話をしてくる。
いつまでたっても暇だからといって消費のみをしていくという生き方しか知らない、そんな生き方には流されないようにしていこうと強く意識させてくれる月曜日の気持ちよく晴れた午前である。
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