今日は1週間ぶりに仕事して疲れたアラフォーです。
僕はタダの勤め人なわけですが、なんか疲れたんでボヤキ風です。
ウチで作っている製品がとある会社の受け入れでNG判定を食らって、このままでは
納入できない。という状況って製造業の方ならよくあるお話かと思います。
まあ、いわゆるクレームってやつですね。
今回クレームとなった製品の流れとしては、
①ウチの会社→②販売会社→③最終組み立て会社→②販売会社→市場へ
という構図で、製品は販売会社の製品として世の中に出すわけです。
で、今ゴネているのが、③最終組み立て会社がうちの会社からの製品を受け入れ
できない。と言っておるわけです。
ただ、ここでおかしいのは、製品は、②販売会社の責任で市場へ出されますので、
②販売会社がOKって言えば、③最終組み立て会社が何言おうが関係ないわけなんです。
例えるなら、
ドンキホーテのプライベートブランド品(情熱価格のTV)の流れがこんな感じとして、
①T社のテレビ基盤→②ドンキが買い→③A社が組み立て→②ドンキが販売
という構図で、
③A社が①T社の基盤が気に食わないから受け入れを拒否する。
という構図です、②ドンキが仕様を決めれば③A社はそれに従うべきなのですが、
この上下関係が逆転してしまっている。という状況です。
戻ると、
①ウチの会社→②販売会社→③最終組み立て会社→②販売会社→市場へ
この構図の中で、
②販売会社の知見より、③最終組み立て会社の知見が勝っていて、②販売会社が
何も言えない、という状況に陷っている。というわけです。
で、今やろうとしているのは、知見の劣る②販売会社がなんとかして自分でいろいろ
考えて、③最終組み立て会社を説得しようとしている。という段階。
ただ、これって時間の無駄じゃないでしょうか。
自分で考えるのは大事ではありますが、③最終組み立て会社はおそらく、何かのルール
に沿って判断しているはずであり、しかも、大企業であるが為にそのルールが覆る事は
無いと思われます。
この状態で、いろいろ考えた結果を③最終組立会社に出してもルールに合致しなければ
拒否されるだけなんです。
とすれば、受け入れ拒否を最速で解消する方法は
③最終組み立て会社のルールに合わせる。
という事だと思います。
この方法は、どうも皆さん使わないんですね、どうせ大企業のルールなんて覆らない
んですから、自分達でうんうん唸ってても時間の無駄なわけです。
ルールがない場合は自分で考えて基準や方法を決めていくしかないんですが、
変わりようが無いルールは一旦従っておく、という選択肢もありではないでしょうか。
ただ、そのルールが厳しすぎるってこともありますよね、
例えば、車の細かいキズなんかも限界ありますよね、、それでお客さんが受け入れ
なければ、もう限界だったらゴメンナサイでも良いと思うんですよね。いわゆる過剰品質
ってやつです。じゃ、もうあなたの要求には答えられないのであなたに売る事は
できません。でいいと思うんですよね〜。それってダメなんですかね?
と、言うことを今日言おうかと思ったのですが、責められすぎてめんどくさくて
黙っちゃいましたね。。。
これも、一つの弊害。責めすぎるとみんな嘘をつき始める、という悪癖です。
検査データ改ざんなんて全部そうです、変わりようが無い意味のないルールが残って
いて、みんな他で品質が担保できているのでそのルールに意味が無いことはわかってる、
だけど、変わらないルールはある。でも製品はそんなルールには合致しない、
じゃどうする。
嘘つくんですよ。問題ないんですから。そのルールに意味がないんですから。。
変わりようが無いルールにはとりあえず従っておく、ただ、そのルールに合致できる
かどうか、無理なのかどうかを早く把握する。それから、本当に大事な事は何なのか
を議論する。これが最速だと思ってるのですが、そういう風には世の中はなってない
ジレンマをずっと感じていたのを思い出しました。
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