楽天モバイル0円は楽天経済圏への流入を促すのに十分な施策だったと思う

楽天経済圏

楽天モバイル0円プラン廃止によって、楽天モバイルからは沢山の0円ライダーが去っていくことでしょう。

私もそのうちの一人です。

確かに楽天モバイルの使用量は多い月でも通話料100円程度で、ほぼタダで楽天モバイルを使っていた事になります。

携帯電話事業だけで考えると、私の支出は毎月0円、だけれども、楽天グループ全体で考えると、、、

実はかなりの金額を楽天経済圏につぎ込んでしまっている事に気づきます。

楽天モバイル0円は、人によっては見事に楽天経済圏に巻き込む為の撒き餌になったと言えます。

楽天経済圏おそるべしです。。

私はもともと楽天市場のあまりの使い勝手の悪さや、楽天レンタルサービスの突然の廃止などに嫌気がさして楽天経済圏からおさらばしたタイプです。

しかし、楽天モバイル0円に巻き込まれてからは、さまざまな楽天サービスを使っています。

楽天銀行へは100万円以上を預け入れていますので、その預金は楽天によって勝手に運用されているでしょう。

ただし、100万以上を預けるとVIP会員とやらになるので、ATMでの引き出し手数料が数回無料や、他行振込手数料が数回無料、というように恩恵を受けているので、まあ、よしとしましょう。

楽天カードに関しては、毎月5万円以上を使っていますから、手数料が2%だとしても、毎月楽天グループに1000円以上を使っていることになります。

楽天モバイルに加入する事で楽天カードに入った方がお得だったから入っただけであって、もともと私は別のカードを使っていましたから、まさに、モバイル事業に釣られたわけです。

楽天証券に関しては、株の売買を数回行いましたので、これまでに1000円以上は楽天証券にもっていかれていると言えます。

証券会社もそれまでは不動産投資に資金を振り分けていたので株投資はしませんでしたが、、楽天ポイントで投資できるというサービスにまんまと引っかかって、楽天証券を開設してしまいました。

楽天市場に至っては、楽天で売っているモノならばポイント目当で遅い発送に我慢し、見難いサイト構成に我慢し、1年間で10万円以上は使ったでしょう、これにより楽天に入る手数料を5%とすると、5000円以上を楽天に持っていかれた事になります。

とまあ、このようにして、楽天モバイルに関しては確かに毎月ほぼ0円ではありますが、楽天グループ全体への課金というのは、確実に増えているわけです。

私の使っている金額は大したことはありませんが、それでも、楽天モバイルに加入する前は楽天グループに支払っていた金額は”ゼロ”なわけですから、ゼロが毎月数千円以上になったわけです。

楽天モバイル0円に釣られて加入した全ての人が、私のように楽天経済圏に取り込まれたわけではないでしょうが、三木谷社長の言う、

「正直0円で使われても困る」

というのは、私の立場からすると、

「楽天モバイルはほぼ0円だけど、他の楽天サービスへは通常の携帯キャリアよりも使う事になりましたけど!!」

という状態になったわけです。

私は楽天モバイルからは有料になる月からおさらばします、ついでに楽天カードからもおさらばします、だけど、、楽天証券はNISAの手続きがめんどくさいのでそのまま使い続けますし、楽天銀行に至っては、副業の振込先に指定している為にお客様の都合もあって変えるわけにはいきません。

これが、0円という撒き餌に釣られたものの宿命です、タダより高いものはない、という典型です。

FREE(無料)という書籍があります、

この書籍では、入り口となるサービスを無料にして、追加のサービスを有料にする、というものです。

例えばSpotifyという音楽ストリーミングサービスは、無料で使えますが広告が流れ、好きな特定の曲を聞く事ができません、有料版に課金すると自由に好きな曲を広告無しで聞ける、というようなサービス体系となっています。

楽天モバイル0円も、まさにFREE経済圏のようなものです、楽天モバイルを入口にして、楽天銀行・楽天証券・楽天カード・楽天トラベル・楽天市場、、、というように有料サービスにものの見事に誘導されたわけです。

まあ、世の中というのは、こんな感じでできています、0円廃止で楽天に裏切られたわけでもなんでもありません、そういう仕組みなだけです。

ということで、まんまと引っかかったな、という事でさっさと楽天モバイルは解約しましょう、どうせ、、別の楽天サービスからは逃れられないのですから・・・

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