会社で10時間以上拘束されて仕事をした後、家に帰ってきて何をするでしょうか。
何も考えていないころの私は家に帰るとゲーム機のスイッチを入れて、ゲームに明け暮れていました。
その結果何かが生まれたかというと、
・特に何も
という結果です、趣味だからいいとするのか、自分の娯楽だから良いとするのか、
自分を納得させる理由はいくらでも考えつくでしょうが、私の中では、何も生まなかったという残念な事実でしかありません。
よく考えてみてください、そのゲームを続けた先に何があるかを
仕事一生懸命、プライベートは娯楽は本当か?
会社員として平日は仕事に一生懸命取り組み、休みの日はダラダラ過ごしたい。
このように考える人は多いでしょう、かつての私もそうでした。
土日祝やゴールデンウィークの休みだけを目標に、つまらない仕事を続けていました。
休みの日には、朝遅くまで寝て、適当に動き出し、テレビを見て、ゲームをして、時にはアニメを見て、海外ドラマを延々と見続ける。
これが最高の幸せだと信じていました。
プライベートは全て誰かの作った物を消費する
これが最高の娯楽だと考えていたのです、しかし、ふと気づきました。
この生活をつづけた先にいったい何があるのか?という疑問に。
ひと昔前の人達は何かを生み出していた
ゲームもテレビもない時代、仕事が終わった後、人々は何をしていたのでしょうか。
私の祖父母の時代であれば、定年を過ぎたあとでも、同居している我々の世話をしていました。
いわゆる子育てという、人を育てる(作る)活動をしていたのです。
他にも、農作物を育てたり、家に必要な物を作ったり(今でいうDIY)、何かを生み出す行動を常に行っていました。
子供の遊び方もゲームがない時代には、何をして遊ぶかということを自分達で考えだしていました。
時には野球をし、時には山へ登り、時には小さい木を引っこ抜いてゴルフクラブもどきにしたり(プロゴルファー猿の影響)、、家にいてもテレビを見続けていると追い出されたので、外で何かを生み出すしかなかったわけです。
体を動かして、頭を使って、仲間と何かをする
素晴らしい体験です。
ゲームなどで、何ができるようになる
今や家に帰る、というよりも、帰る前からスマホなどでゲームができるようになりました。
ゲーム上で仲間とシェアする事はできるしコミュニケーションをとる事もできるでしょうが、それらは与えられたプラットフォームの中で踊っているにすぎません。
生活する上で必要な物を知恵と工夫で自作するわけでもなく、
何もないところから何をするかを仲間と一緒に考えるわけでもありません、
狭い枠で囲まれた場所でドッグランと称して囲われているのと同じです。
枠の外、プラットフォームの外に出るには、ものすごい努力が必要になるわけで、与えられた場所で消費するだけでは、何も生み出せてない事に気づいているでしょうか。
消費して、消費されるサイクルを回し続ける
延々と誰かの作った物を消費し続ける生活でも満足できます。
いろんな商品やサービスは日々生まれてきます、何時までも消費し続ける事は可能です。
会社の仕事というのは、新たな商品やサービスを生み出す手伝いをしている場合もあります。
今勤めている会社の仕事や意義に喜びを感じていられるならば、最高の幸せです。
だけど、今の仕事に満足していない人は、会社というプラットフォームの枠の中で使われて、自分の労働力を消費されるだけに終わります。
勤め先では自分という労働力を会社に消費されて、家では誰かの作った商品を消費する。
このサイクルに気づいたとしても、このサイクルを回し続ける事ができますか。
早く気づけば早く動き出せる
つまらない仕事を終えた後、おうちで何も生まない活動をしつづける、この無意味さに早く気づけることができればラッキーです。
早く気づけられれば、早く動きだす事ができます。
もし10代で気づいて動き出せたならば、20代のころには変わっているでしょう。
もし20代で気づいて動き出せたならば、30代のころには変わっているでしょう。
私は何も気づかずに20代、30代を過ごしました。
その結果何が起きたかというと、20代半ばから30代半ばまで給料はまったく変わらず(月2,3万あがったくらい)、他には歳をとっただけ、というなんとも微妙な結果を招きました。
何も考えずに生きていると、何も起きない、というのを証明したわけです。
消費するだけの人生は終わりにしよう
みんな小さい頃はいろんなことに興味を持って、できない事でも工夫して乗り越えたり、何もないなら無いなりに想像力を駆使して生み出していました。
大人になった今は、自分で生み出す事は辛い事だから、楽な方楽な方へ、お手軽に消費する事を選ぶようになりがちです。
楽な道を選んだ結果は、私のように何も変わらない日々を迎えるだけです。
消費するだけでなく、生み出す側へ、このことに早く気づければ、人生もっと楽しくなります、いや、なると信じたい・・・
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