こんな本を読んでみた。
幸せをお金で買う5つの授業・・・タイトルだけ見ると非常に胡散臭いと思う人もいるでしょうが、書いてある事は非常にまっとうで、うさん臭さは皆無です。
この本の中にある
・マイホーム購入は幸せと関連がない
という事について、自分の過去を思い返してみると共感が持てたので考えてみました。
住居環境はさほど幸福感に影響しない
冒頭の書籍はアメリカの本なので、米国のマイホーム信仰についてのお話が書かれています。
日本においても、住宅ローン減税などの政策によってローンを組ませてでも積極的にマイホームを買いなされ、と誘導しています。
住宅ローンという借金を抱えて買ったマイホーム、さて、これって幸福感に影響するのでしょうか。
実態としては、ローン返済の為のストレスがかかったり、家よりも実際は家庭環境の方が重要だったり、モノは飽きる、等と言った要因によって、マイホームを買う事によって幸福感が得られる、というわけではない、という事実があります。
私自身の様々な住居環境で考えてみましたが、これはどうもホントです。。
18歳までの山奥の実家時代
築年数はおそらく30年近くの山の中のクソ田舎にあった実家、両親は片付けができない人で家の中は雑多で散らかりほうだい。
暖房をつけないと部屋の中は外と同じ気温、といった環境でした。
ただ、子供の頃はそれが普通だと思っていたので何も思いませんでした。
住む家に関して、こうなったらいいなぁ、なんて思いは、そういえば特にはありませんでしたね。
2人部屋の汚い学生寮~社員寮時代
大学に進学して住んだ学生寮は、ゴミだらけで学校に行かない学生の掃き溜めで、誰も掃除なんてしませんでしたから、ほんとにゴミ溜めでした。
だけど、いろんな部屋に入り浸って仲間とダラダラするだけで良かったので、住環境に関して何か思う事は特にありませんでした。
部屋によってはクーラー(エアコンではないクーラーのみ)が付いていたので、その部屋に居れば快適でしたしね。
大学卒業して会社の研修時代に住んだ社員寮は2人部屋2段ベッドでしたが、毎日お湯がでましたから学生寮よりも快適でしたね。(学生寮は月水金土しかお湯がでない)
快適というか、寮というのは仲間が沢山いる、という意味において楽しい環境でしたね。
2人暮らし時代
その後に住んだふつ~のアパートは先輩社員の二人暮らしでしたが、毎日シャワーが使えるという意味においては学生寮時代よりも快適ですし。
その後、同棲の為に住んだ2DKアパートも、いたってふつ~の仕様のアパートですので、なにも感じません。
その後、田舎の海の近くの築年数30年以上の古い家で何年か住みましたが、18歳までの田舎の実家とたいして仕様は変りません(暖房つけなければ外と同じ気温ね)
その後、新築のマンションをローンを組んで購入しましたが、ここは真冬でも室内は15℃以上あって快適でした、が、古い家の時と比べると、ちょっと快適になったかなぁ、くらいのものですね。
なんというか、やっぱり住む環境よりも、誰と住むか?どんな関係性だったか?という方が住居環境よりも自身の気持ちに与える影響は大きいですよねぇ・・
初めての一人暮し時代
その後、築30年以上のクッソ狭い5帖1ルームに住んで、ミニマリスト生活を始めたわけですが、
住居環境としては、一般的な人がみれば、ここ人住んでるの?というような部屋ですが、私としては、
必要十分だなぁ・・
という感じでした。。
とまあこんな感じで、どんな住みかであっても、
・雨風が防げる
という意味においては、まったくもって住居の機能は同じで、その物件が新しいかどうか、断熱性能がどうか、等という話はちょっと生活が快適になるかどうか?だけの話です。
家の機能が上がれば、幸福感があがるか?
と聞かれれば、
「いや・・・クソ汚かった学生寮はそれはそれで幸福だったし、5帖1ルームはミニマリストには最高・・」
という、その時々の自分の感じ方、の方が住居環境などよりも影響が大きい、ということを強く感じます。
マイホームがあなたを幸せにするのじゃない、かもしれません・・
マイホームがあれば幸せになれる、いや、一国一城の主にならなければ幸せになんかなれっこない。
なんていう考え方は、実は幻想です。
マイホームがあっても、住宅ローンという借金を返すために行きたくもない会社に行って上司にいびられるのが幸せなわけないです。
マイホームがあっても、家庭環境が悪くなって家に帰りたくなくなったら、、そのマイホームは意味がありません。
あなたを幸せにするのはマイホームじゃあないんですね。
新築のキレイな家があれば全て解決!
と思っている人は、、、ちょっと立ち止まって考えてみる事も大事かもしれません。。。
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