IIJmioが2021年4月1日からの新料金プランを発表しました。
ドコモやauのプランと比較するには値しない(IIJの方がオトク)ので、最大のライバルである楽天モバイルと比較してみます。
結果として、IIJを選ぶ理由は、
・どうしてもドコモ回線じゃないとダメな人
・データ通信量が4~8Gくらいであまり通話をしない人
となります。
この条件に当てはまる人いますかねぇ、、というのが正直な感想ですが、元々MVNOはニッチな市場なので、イケるのかもしれませんね。
IIJと楽天の料金比較
IIJの新料金プランはこちら
細かいですが、ポイントは、
・初期費用が3000円(税込み3300円)かかる
ということと、
・4ギガまでが980円(税込み1078円)、8ギガまでが1380円(税込み1518円)
というところです。
一方で楽天モバイルは
非常にわかりやすいですね、ポイントは
・3Gまで980円(税込み1078円)
・20Gまで1980円(税込み2178円)
というところです。
二つの料金を並べると・・・
こんな感じになりますので、、、
1Gまで以外は全てIIJの方が安い、という結果なわけです。
各社のメリットデメリット
うまいことIIJは料金設定をしたようにも見えますが、、ここには罠があります。
IIJ初期費用の罠
まず最初の罠は初期費用です。
IIJは3300円(税込み)の初期費用がかかりますから、、、
上記のグラフに価格差(楽天ーIIJ)を追加したグラフです
最大の料金差がある4Gでは1100円IIJが安いですから、回収するのに3か月かかる事になります。
ちなみに5G~8Gの場合は660円の差ですから5か月かかります・・・
ということで、IIJを選んで楽天と比較して初期費用を回収するには、、数か月かかるという罠があるわけですね。
ですから、IIJをお得に使えるようになるには数か月以上の契約が必要になるわけです。
IIJ通話料金の罠
他にも罠はあります。
楽天は楽天Linkアプリからかければ通話料はゼロ円です。
一方のIIJは、
20円/30秒
かかります、通話を良くする人であれば、数百円はすぐに使ってしまいます。
ですから、楽天との価格差が500円以上ないと、すぐに楽天の料金を越えてしまう事になります。
ですので、IIJをお得に使うには、通話をしない人、と言う条件になるわけです。
一方で楽天の欠点はというと、
楽天通信エリアの罠
楽天の自社回線(楽天回線エリア)エリアはまだ発展途上で、楽天エリア以外はauのエリアを借りています。
ここにIIJの優位性があります。
私の実家などは、いまだにDocomoしか満足につながりません笑
というような僻地に住んでいるような通信エリアに不安のある人は楽天モバイルはそもそも選択肢に入りません。
その意味ではIIJのDocomo回線は楽天モバイルに比べて圧倒的に有利ですね。
データ通信量超過後・・
他にはデータ通信量が超過した場合も一応比較しますが、、
IIJ:300kbps
楽天:1Mbps
ということで楽天の方が有利に見えますが、、楽天は20Gを超えると3278円(税込み)になるのであまり比較にはなりませんね。
ついでに、IIJはMVNOですので通信スピードはそもそも遅いですからね。
基本IIJを選ぶ人はデータ通信をあまり使わない人、ということになります。
IIJ選ぶ人はかなり限られる
以上のように、、はっきりとIIJの方が優れている点は、
ドコモ回線が使える事
くらいのものです、あとは
4G~8G程度のデータ使用量ならオトクかな??
という程度です。
初期費用の回収期間があったり、通話を気にしなければいけなかったり、そもそも通信スピードが遅かったり、、IIJはいろいろと気を使いながら使う事になるでしょうから、、
ドコモ回線じゃないとダメ、と言う人以外は楽天モバイルでOKだと思いますね。
参考記事:楽天モバイルの1Gまで無料は、ネット回線を2980円で完結させる画期的なプランだ
どうしてもドコモ回線じゃないとダメ、という人はIIJを検討してみてはいかがでしょうか、2021年3月中であれば上記のデメリットとした初期費用もほぼタダです、一度契約すればブラン変更もできますので、3月中に契約するとお得ですね!
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