西内啓先生著
統計学が最強の学問である
を読んでみましたので、その感想。
まず、僕には難しいです。
というのも、あまりにも馴染みが無い・あまり読んだこと無い系統の書籍の為か、
内容がまったく入ってきません。単に僕の知識不足だとは思いますが、、
僕のスペックです。
①国内でケツから5本の指に入る程度の国立大学の工学部を卒業。
②製造メーカーで17年程度勤務
③QC検定2級を合格したことがある。
こんな感じです。まず、
①は真面目に学校行ってないので統計の授業はさっぱり理解してない
②統計をまともに使う仕事内容ではない
③勉強はしたけど、さっぱり忘れている。。
こんなスペックで、回帰分析だの、t検定だの、カイ二乗検定だの言われても、
さっぱりわからないわけです。
たしかに、t検定のやりかたはこうです、みたいなことは書いてありませんが、
わからない言葉が出て来るとなかなか厳しいときがあるように思います。
内容としては、基本は簡単にわかりやすく統計の初歩から書かれているので、
良い書籍ではあります。
・アンケート取るのはいいが、それが本当に有用となるのは、その結果から何を
すべきかを決定すること。
・グラフを書くのは良いが、グラフにするだけで仕事した気になってないか。
・平均だけで比較して母数を見るのを無視していないか。
等など、わかりやすく書いてあるのですが、いかんせん、あまりにも普段触れていない
内容なので、理解がかなり難しいです。
本書でも終わりの章に書かれていますが、
日本後の統計に関する文献はあまり無い、という現実があるそうです。
これは何を意味するかというと、もちろん英語で書かないと世界に発信できない、
ということもあるのですが、日本人の統計に関する知識不足。という側面も
示している、ということ。
国勢調査のデータや文献などは、どのような手法を用いて、誤差はどのくらいで、、
などという事が書いてあるそうだが、思い返すに、そんなことを今まで気にした
ことが僕は無いですね。
これが、問題であると著者は言っていて、この統計リテラシーを持つだけで、
差別化ができる。と主張しています。
確かに、ネットニュースなどで、20代の若者に今流行ってるのはこれだ!
的なアンケート結果があったりしますが、そういうのは、僕のような知識がない
人間が適当な集計をして発表しているので、間違っている事が多い。
というような内容を理解しておく必要がある、という問題が多々あるそうです。
この事に対して、本書はしっかりした統計に基づいた結果なのかどうかを
判断する能力をつける助けになる。ということを目的にしていると思われます。
ただ、実際に僕にはちょっと難しくて、入ってこなかったですが、統計の知識が
少しでもある人には理解し易いかもしれません。
また、マーケティングなどを仕事にする方には必須の知識なのかもしれません。
何冊かシリーズで出ているようなので、次の本も読んでみてどうなのかを
確認してみます。
ちょっと難しいかもしれませんが、まあ、面白い本ではあります。
コメント