今日は何をしに行ったかというとですね、久々のバイトっすね。
今まで知り合いの実家の片付けとか掃除とかをやってましたけど、さすがにね、お金もそんなに湯水のようにあるわけじゃないんで、ついにバイトを始めることにしたわけですよ。
バイトとの出会いはまさかのハローワーク!?
今回やるのは、ショッピングセンターで行われるイベントのお手伝いみたいなやつ。詳細はいろいろ書いてあったけど、とりあえず「行ってみないとわからん」ってやつですね。
面白いのが、このバイトにどうやって繋がったか、なんですよ。
私はあの、よくあるバイトアプリとかじゃなくて、人材派遣会社的なところから依頼があったんですよね。
その派遣会社とどう繋がったかというと、これまた結構なレアケースじゃないかなと思うんですけど……なんとハローワーク。
その会社が、今回のバイトとはまた別のイベントスタッフの募集をハローワークに出してたんですよ。たまたまハローワークに行った時に、「これ面白そうじゃん」って軽い気持ちで申し込んで、その会社の面接まで行ったんです。
そこの会社はイベント企画もやるけど、イベントに人を派遣する仕事もやってるみたいで。
「暇なんで、なんか話あったら言ってください」って言ったら、「じゃあ、今週末に土日2日間のイベントあるけどどう?」って声をかけてもらったわけです。時給は最低賃金が上がったんで、だいたい1,000円ちょっとぐらい。8時間労働で、2日やれば2万円弱になるじゃないですか。
不定期でもいいから、なんか収入源としてあれば助かるな〜って感じだったんですね。
初日の衝撃!バイトに求められる「プロ意識」
イベントに行くにあたって、マニュアルみたいなのが送られてきたんです。
イベント自体は、結構有名な会社のちゃんとしたブランドが絡んでるみたいで、マニュアルも気合が入ってるんですよ。
10枚以上のPDFとか、動画マニュアルまでYouTubeに上がってる。
それを見るとですね、
「有名な会社の一員として頑張ろうね!」 「立ってるだけのスタッフはいらない!」
とか書いてあるわけ。
いやいや、私、バイトやぞ、と(笑)。あなたの会社の社員でもなければ、直接雇われてるわけでもない、よくわかんない派遣の末端のバイトなわけですよ。
もちろん、そのブランドの信用を守るためにキッチリしろってのはわかるけどさ。「一員として〜」とか「意識高く〜」みたいなのを、パッと来たバイトに要求するんだ、みたいな。
「トラブったらその有名な会社の責任になっちゃうから、言っとかないと」って事情は理解できるけど、要求水準をもうちょい考えようよ、って思っちゃいましたね。
2日目:飽きとの戦いと「雇われ」の限界
さて、イベントバイトの2日目。正直、もう飽きましたね(笑)。
お金のため、経験のためと思って今日も行きましたけど、これが「雇われる」ってことなんだなって改めて感じた。
イベントは、ある有名ブランドが運営する「写真を撮って、その写真で商品を作る」ってやつ。
朝一で整理券の配布があって、都会だとあっという間にその日の分が全部売り切れ。なんてことがあるらしいですが、田舎だと午前中くらいしか整理券が必要じゃないんで、地元では初めてのイベントではあったけど、まあ、田舎だとこんなもんですね。
あとは延々と、写真撮ったり、印刷して、商品に取り付けるっていう作業の繰り返し。作業自体は簡単なんだけど、Wi-Fiの連携トラブルとかが起きると、そこで流れが止まる。
問題は、整理券がない午後からなんですよね。都会なら勝手に人が来てくれるんだろうけど、田舎じゃ来客が途切れるんですよ。
そうなると、呼び込みが必要になってくる。
社員らしきスタッフの人たちは、配布資料通り「会社のブランドの代表としてやってください」って言われてるんだろうけど、ノルマ達成への必死さみたいなのは全然ない。
「あー、サラリーマンだなぁ」
って感じですよ。必死こいて営業するわけでもないし、「こんなもんでしょ」って感じで。
私もチラシ配りみたいなのをやったんですけど、着ているビブスにブランドのロゴが入ってるんで、そのブランドに興味がない人には全く響かないんです。もう、無理な人はマジで無理。目を合わせてくれないし、完全に無視される。特に綺麗な女性なんかは、ナンパ慣れしてるのか、完全ガン無視でしたね。どんだけ無視されるかっていう貴重な体験ができたのは、ちょっと楽しかったけど(笑)。
結局、響くのは「ちょっとでも興味がある人」だけ。
手が余る時間と「雇われ」の最大のつまらなさ
そして、バイトをしていて一番「きつい」と感じたのは、手が余る時間です。
イベントにお客さんが来ないから、作業がなくなる。作業がなくても、そこにいなきゃいけないんですよね。その時間。
これ、サラリーマン時代と全く一緒なんですよ。
やることがないのに、その場を離れられない。現場の管理者が「いてくれ」と言うから。
「終わったら帰らしてくれよ」
って感じなんですよね。
自分でやってる仕事なら、朝6時から始めて、暑くなってきたら午前中で終わり!とか、自分で自由に決められる。これがサラリーマンとの最大の違い。一度、自分でやる自由を覚えてしまうと、「そこにいなきゃいけない」っていうのが、マジでキツイんですよ。
自分でコントロールできる働き方の方が、多少難しくても、やっぱり私には合ってるんだなって再認識しましたね。
【後日談】下請け構造という名の現実
あとで分かったことなんですが、実働部隊で働いていたのはイベント会社の人で、会場でスーツを着て管理していたのがイベントを企画したブランド会社の人らしいんですよね。
つまり、私は委託された会社のまたその下のバイトだった、と。
そりゃあ、ブランドへの愛着もなければ、目標の達成義務もないから、それなりの対応になりますよね。
イベントが世の中に多すぎるから、こういう大量の下請け構造が生まれるんですわな。今回のバイトは、そんな日本のビジネスの構造の「リアル」を、身をもって体験させてくれたのでした。
また何か面白いことがあれば書きますね。👋


コメント