ジモティー賃貸、内見アポはギャンブル!?
みなさん、こんにちは。 私は今、ジモティーで内見の問い合わせをくれた方と会うため、物件に向かっています。
「ジモティーって怪しくない?」と思う人もいるかもしれませんね。 たしかに、ジモティーは個人間のやり取りが中心の掲示板サービスなので、そう思われても仕方ないかもしれません。でも、実は上場企業が運営しているしっかりしたサービスなんですよ。
ジモティーに集う人たち
私自身、これまでもジモティーを使って何度か入居者さんを募集してきました。 でも、これがなかなか一筋縄ではいかないんです。
というのも、これまでの経験上、まず内見のアポイントを取っていても、相手が来ないことが非常に多いんですよ。過去に5回ほどドタキャンされた経験があります。今日も来てくれるかどうかは五分五分だと思っています。
そして、仮に内見に来てくれたとしても、入居を承諾するまでにはいくつものハードルが待ち受けています。
これまでのジモティー経由の入居者さんは、6組中3組が「当たり」、そして残りの3組は「外れ」という結果です。勝率は五分五分といったところでしょうか。
勝率5割、その内訳は?
当たりだった人たち
- 中国人研修生 : 日本企業に研修生として来日し、真面目に働いている人でした。家賃の支払いもきちんとしていて、何の問題もありませんでした。
- 近くの職場のサラリーマン : 給料日にすぐ家賃を振り込んでくれる、とてもしっかりした人でした。
- 元派遣社員 : 入居時は無職だったのですが、入居後に派遣社員として働き始め、退去時まで真面目に家賃を払ってくれました。
総じて、当たりだった人たちは皆、きちんと仕事をしていて、安定した収入がある人でしたね。 やっぱり、安定した仕事に就いていると、家賃の支払いも安定する傾向にあるようです。
外れだった人たち
- 家賃対応したまま退去した人 : 入居当初は家賃を払っていたのですが、途中から滞納が始まり、最終的には滞納したまま退去してしまいました。その後もチビチビと家賃を払ってはくれていますが、完済には程遠い状態です。
- 部屋をゴミ屋敷にした人 : ワンボックスカーに住んでいたという人で、その車の中の荷物を全て部屋に持ち込んだため、部屋は足の踏み場もないほど汚れていました。 しかも、夏場に「虫が出る」とクレームを言ってくる始末…。汚すぎる部屋が原因なのに、それを指摘することもできず、ドン・キホーテで掃除機を買ってあげたり、空いていた別の部屋を一時避難場所として提供したりしました。 ちなみにこの人は、腕にタトゥーがびっしり入っていたんですよね。
- 備品を盗んで失踪した人 : 数ヶ月間家賃を滞納したあげく、私が備え付けで置いていた洗濯機、電子レンジ、小型冷蔵庫、テレビ、さらにはビルトインのIHコンロまで盗んで失踪しました。 被害総額は家賃滞納分と合わせて40万円ほど。 この人もタトゥーががっつり入っていたんですよね。さらに、クレジットカードが作れず、最後には銀行口座まで止められていたようです。
ヤバい人を見極める3つのポイント
ジモティーには様々な人がいるので、私のような大家は、入居を希望する人が「ヤバい人」じゃないか見極める必要があります。 これまでの経験から、ヤバい人にはいくつかの共通点があることがわかりました。
1. タトゥーががっつり入っている : 見た目で判断するのは良くないと思っているのですが、やはり経験上、タトゥーががっつり入っている人はトラブルを起こす可能性が高いです。 ちっちゃいワンポイントならまだしも、タトゥーがびっしり入っている人は要注意です。
2. クレジットカードや保証会社の審査が通らない : クレジットカードが作れない人は、何らかの理由で信用情報に傷がある可能性が高いです。 特に、保証会社の審査が通らない場合は、借金があるなど、お金に問題がある可能性が高いです。
3. 銀行口座がない : クレジットカードや保証会社の審査が通らないだけでなく、銀行口座すら持てないという人は、もはや半グレや反社会的勢力と関わりがある可能性すら疑うべきでしょう。
部屋の綺麗さがその人の生活を物語る
もうひとつ、入居希望者がどんな人かを見極めるポイントがあります。 それは、**「掃除ができるかどうか」**です。
過去にトラブルになった人たちは、みんな部屋を汚していきました。 家賃を滞納したあげく部屋をゴミ屋敷にした人はもちろん、備品を盗んで失踪した人も、部屋にゴミを放置したままでした。 彼らが退去した後の部屋は、想像を絶するほど汚かったですね。
これは、彼らが「丁寧な生活」を送っていないことの現れだと私は思います。 一方、当たりだった人たちは、皆部屋を綺麗に使ってくれていました。
部屋を綺麗に使える人というのは、自分自身の生活をきちんと管理できている人。 つまり、きっちりしているかどうかの目安になるんです。 「綺麗にしている人がおかしなことをするわけないだろ」という考え方ですね。
部屋探しにおけるミニマリストの優位性
若い頃、私も部屋を綺麗に使うのが苦手でした。 しかし、新築マンションに住んだことがきっかけで意識が変わったんです。 「自分たちの名義の物件を汚したら、自分たちの責任だ」という考えを持つようになってから、掃除が普通のことになりました。
その経験から、ミニマリストである私は、どんな狭い部屋でも綺麗に使うことができるようになりました。 物を持たないミニマリストは、部屋を汚しにくいだけでなく、自分自身の生活をきちんと管理できる人が多いように感じます。 そういった意味では、ミニマリストは部屋探しにおいて、大家さんから好印象を持たれやすいのかもしれませんね。
ジモティーはギャンブルだけど…
今日もジモティーの内見は、来てくれるかどうかわからないし、来たとしてもどんな人かわかりません。 でも、私はジモティーでの出会いをやめるつもりはありません。
なぜなら、誰も借りてくれないような古い物件を扱っていると、普通では出会えないような色々な人種の人たちに会えるからです。 それは、楽しい経験でもありますし、私自身の人間力を高める機会でもあります。
今日も「まともな人」が来てくれることを願いながら、物件で待ってみようと思います。 さあ、今回はどんな人との出会いが待っているでしょうか?


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