責任のなすり付けあいが大好きな日本国民は、全国民あるていど管理者を目指すしかない!?

勤め人

目の前の仕事を一生懸命やりなさい

自分にできる事を一生懸命やりなさい

置かれた場所で咲きなさい

言い方はいろいろあれど、目の前の事に一生懸命に取り組め、という話はあふれておりますが、

ここに一つ重要な視点が必要です

全体最適を見ているか?

という観点を無しにして、それぞれが盲目的に、なんの考えもなしに取り組むと

結果、全体としては不幸になる

ということもあり得ます

欧米のように、

マネージャー職能

現場の決まった仕事

が明確に分けられた社会であれば、現場の決まった仕事をやる人は

何も考えずに目の前の作業だけ

をしておけば良いです

ただ、日本国においては

総合職と現場職の区別はあるようでない

状態が長く続いているので、誰しもが

自分がすることの影響を考える事

ができる人間が優秀だとみられるわけです

だとすれば、、、、、

現場で何も考えずに目の前の作業をする人

というのは、管理するマネージャーがヘボだと、

みんなに迷惑がかかる存在になる可能性

があり得るので注意が必要です

盲目的に作業をこなすだけでよいのは、しっかりと設計された工程のみ

私は製造業でサラリーマンをしておりますので、製造業で例えますが、

毎日毎日同じことを繰り返している人

というのは、製造業においてはいくらでもいます

そして、それらの人は目の前の作業を一生懸命こなしているわけで

当然、決められた手順に従って、間違いなく正確に作業しておけば、何も問題は起きないわけですが、、

そんな中、とある検査員が不良品を見つけたとしましょう

さて、ここでどうなるか?

重要な製品を作っている場合などは、不良品が見つかった瞬間に

今作っているモノは大丈夫か?

これまでに作っていたモノは大丈夫か?

お客さんに出してしまったモノは大丈夫か?

というように、不良として見つかったモノだけでなく、ものすごい広範囲にわたって、不良の影響度を見る必要がでる事があります

ここで重要なのが、

しっかり設計された工程で作っているか?

が重要になってきます

ちゃんとした工程であれば、不良が出ても、原因がすぐに判明するので、これまでに作ったモノは大丈夫で、

これから作るモノもこれを確認してるから大丈夫

というような手順が踏めるわけです

問題なのは、しっかり設計されていない工程の場合は、、、、、

とにかく作ったモノを見直す

というような、人海戦術に頼って、本来やらなくてはならない事がないがしろになって、製品全体の品質が悪化する

な~んていうのは製造業あるあるです

なので、工程設計、が大事なわけです

さてさて、この工程設計は、いわゆる欧州で言うところの

間接業務者

が行う作業であって、

現場作業者

の範疇ではありません

ですから、欧州などの場合は、不良が出たところで現場作業者の責任などはあんまりなくて、間接業務者や管理者に責任が行くわけです

がしかし、日本国においてはこの辺の区分けがあいまいなので

誰の責任か不明

ということになって、

誰も責任を取りたくないから、

とにかく全部見直せ~

なんてアホな事になるわけです

だからぁ・・・日本国の生産性ってのは上がらないんですねぇ・・

簡単には変わらないから、現場の人も影響力を考えるべし!?

とまあ日本国の事情は結果的には、責任のなすり付け合いにしかならないので、、

どうするかというと

各個人が視点を上げて全体最適を考える

しかないわけです

現場の作業者だろうが、目の前の作業をな~んも考えずにやるだけじゃなくて

これってこのあとどこに行くんかなぁ

とか、

この製品って、どこからやってきたんかなぁ

とかの、、

自分が全体の流れの中でどの部分にいるか?

くらいの事は教えて、考えてもらうようにする

というのが、、管理者不在の日本国の対処方になるわけです

んで、日本国の住民は、みんなそれなりにIQは高いですから、

現場力でこれまでは何とかなってた

わけですなぁ・・

これをですね、欧米が正しい、と、これも

盲目的に信じて

自国民に合わない方法を導入していった結果

効率が下がる

なんてことになっとるわけです

頼むから無駄な仕事を増やすな

目の前の作業を全力でこなすと、、、

まあ、細かい、どうでもいい事ばっかり気にする人たちが続出するわけです

日本国にものを入れるときには、

Japan対応

が必要ってのがあって、日本人はアホみたいに細かいところを気にするから、特別の対応が必要

ということで諸外国からは嫌われております

これは、

盲目的に目の前の仕事を一生懸命やった

結果でもあるわけです、視点を変えればね

これらのことも、全体最適を考えれば、みんなが幸せになるわけです

例えるなら、、、

なんかしょうもない大衆車を買うとして、

ちょっとした傷が気になる、、

なんていう人がいるから、

生産工程ではものすごーい小さな傷でも不良品とみなされて、

大量の資源が廃棄されていくわけです

この、、、生産工程の不良品廃棄問題は、、

あんまり見えてこないですけど、ほんっとに大量の部品が捨てられていて、端的にいうと

めちゃくちゃもったいない

んですよね

これも、

ちょっとした傷くらいは気にしない

だって、

生産工程で発生するゴミを考えたらこのくらいは許容範囲内

という発想を、みんなが持てたら

しょうもない

Japan対応

がなくなって、もっと日本にモノを入れてくれるかもしれないなぁ・・

な~んて事まで、みんなが考えたら

そりゃあ幸せな社会になるでしょうなぁ・・

但し、本物を手にしたい人は、しっかりとしたこだわりのある、それに見合った金額を支払って手にしてもらえばよいかと思います

もうええやろ、もっといい加減に生きようや

ヨーロッパなどに住んでいる人たちの書籍などを読むと

ほんとにいい加減な仕事をしてる人がたくさん

いるのがわかります

それなのに、そのいい加減な仕事をしてる国よりも、、、

日本の生産性は低い

という状況になっているわけです

これはもう、

細かい事気にしすぎ病

が蔓延しとるとしか思えません

置かれた場所で咲いた結果

誰かの生産性を下げている

もうこんな事はやめましょう

自分がやった事が、誰かの生産性を下げている可能性はないのか?

誰しもが考えていけば、

品質をそれなりに確保したまま、生産性を上げる

なんていう曲芸ができるかもしれないし、

曲芸が無理なら、

もっといい加減、ではなくてよい加減、をめざしてみんなが仕事を設計していってもらえばいいなぁ

なんて思いますな

日本国民全員管理者

は無理としても

日本国民、あるていど管理者

という感じで

教わる側も

教える側も

あきらめずにやってほしいなぁって思いました、マル

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