高齢者ばかりの日本国でお年寄りの移動手段を確保するには、白タク規制緩和しかない!?

独り言

京都嵐山の良いホテルに泊まってみる企画で、

”嵐山までどうやっていくか?”

嵐電?それともJR、はたまた阪急電車?

となったときに、私が選んだのは

市バス

でございました

さて、この京都の市バスですけど、、、

”とにかく混んでます”

観光地に向かうバスは観光客で混み

路線上に大学などがあれば学生で混み

そもそも地元の人がたくさん使うから混み

ということで、やたらと混みます

その原因は、

230円

という安さにもあって、いわゆる

市民の足

になっておるのでした

京都市は少し郊外に行けば車が必要な感じになりますが、

市内中心部はただひたすら混むので、バスでよい、ということになります

さてさて、今回は嵐山に向かう市バスに乗ったわけですけど、ここで繰り広げられた現象から、日本国全体で行われている変化について考えてみます

都会も田舎も同じ・・・

嵐山に向かう市バス、土曜日の昼下がり、乗客は

学生:2割

観光客:4割

地元市民:4割

というような構図でした

紅葉の時期を外れているとはいえ、さすが嵐山、観光客は依然として多いのですが

それにしても多いのが

地元市民

であります、そしてこの地元市民ですが、、

高齢者ばかり!!

なのであります

私は田舎に住んでいて、近所を歩いているのは高齢者ばかりなのですが、、

京都においても、バスに乗っているのは高齢者ばかり、という状況はなにも変わらないんだと感じます

まさに日本国は

高齢者ばかり

であります

ストップ&ゴーを繰り返すバスに乗るのつらくない?

さて、この高齢者ばかりが乗り込む市バスですけど、、

京都市内は道は狭く、信号ばかりで、とにかく

ストップ&ゴーばかり

であります

こんな揺れまくって不安定なバスに、、

杖ついている高齢者

が乗り込んでくるんですよね・・・

私からすると

”それ、、、イケる?”

という感じです

しかも、激混みの車内に乗り込んでくるので、、誰が乗り込んでくるか不明で、

席を譲る事すらできん

という混みっぷりで、、高齢者は根性で立って揺れに耐えているわけです

・・・こんなん無理やん

都会で歳を取るっていう事の一旦を垣間見た気がします

この光景をみた若者や中年は、、、なんか希望が持てるんですかね

私は絶望しか感じなかったです

田舎の高齢者はどうしているのか

一方で田舎はどうなっているかというと、

そもそもバスには高齢者は乗りません

というのも、バスの時刻が1時間に1本やら、数時間に1本なので、乗りたくても乗れないのが現実です

じゃあどうやって移動しているかというと、

のろのろ運転の車

でございます・・

平日の昼に田舎を走ると、おっそい軽トラやボロボロの軽自動車が走っておりますが、これらが

高齢者の運転する車

であります、、、

私なんかは、ボロボロの軽自動車には近づかないようにしています、お店の駐車場とかでも、隣に止めないようにします、なぜか?

アブナイからです

ぶつけられたり、動きの予想がつかないので危険なんですよね

という、周りからの危険性はありますが、本人たちにとっては、運転できる間は

好きな場所に行ける

ってのは良い事だろうとは思います

がしかし、加齢によりそれもかなわなくなります、そうするとどうなるか?

近所に歩いていくか自転車で行く

くらいになって、どこかに行くときには

誰かに乗せていってもらう

ということになるわけです

こうなってくると都会とは違う問題が発生してきます

田舎にこそUberに類するサービスが必要

ひと昔前、私のとおちゃんが田舎集落の町内会長的なものをやっていた時に

個人寄合タクシーやちょっとしたバス

のようなものを導入しようと奮闘していたことがあります

行政の回答は

ダメ

の一辺倒です

なぜこれらの制度を導入したかったかというと、田舎集落から病院にいくのに、

タクシーで片道3000円

なんてのはザラなんですね

だって、バスなんて無いですから、タクシーを呼んで、高い金出していくしかないんですね

だけど、往復で6000円ってことは

週に2回使ったら、月に5万円以上というお金が飛んでいきます

・・・無理やん

という話ですね

だから、個人の寄合車などでガソリン代にちょっと乗せるくらいで病院や買い出しに行けるってのを作ろうとしたわけです

だけどダメな理由は

お金を取って人を運ぶのには許可がいる

というところなんですねぇ・・・

さっさと既得権益を撤廃しないと地方は終わる

てなわけで、いわゆる白タク(個人の無許可タクシー)が田舎にこそ重要なわけです

だけど、、そんな緊急度の高い日本国では

Uberすら許可されない

という事態で、、

とにかく既得権益のはく奪が難しい社会で、、簡単に変化は訪れないわけです

都会は、、、めっちゃ乗りにくいバスで高齢者が苦しみ

田舎は、そもそも移動手段がなくて高齢者が苦しむ

高齢者ばかりの国のはずなのに、高齢者が苦しむ状態を解消する方向にはなっとらん

わけですね

不思議な国です・・

Uberを導入するのは当然として、白タクの案件を

2種免許を持っている事

くらいに緩和すれば、もっと高齢者の移動が簡単になるんじゃないかなぁなんて思ったりした、

京都嵐山までの市バスで思った

次第であります

ま、それか、完全自動運転がさっさと実用化されるしかないですが、、

これもねぇ、田舎だと道路がボロボロで白線が消えてて自動運転どころじゃねぇ

みたいな話もあったりするんで、、

やっぱり

白タクの規制緩和

が急務じゃないかなぁ、と思いますな

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