Z世代の若者は地方の中小企業に入ったら、最低でもバイトをしないと厳しい

勤め人

私は勤め先で雑談ってほとんどしないのですが(ここは仕事する場所でしょ?っていう派)

先日勤め先の部活(といっても麻雀部・・)で20歳くらいの若者の嘆きを久々に聞きました。

「ぼくは給料が安くて可哀そうなんですよ・・」

とぼやいていました。

そうなんです、私の勤め先は地方の製造業で、高卒で入った若者にはバイトにちょっと色付けたくらいの給料しか出せない企業です(地方の製造業ってのはみんなこんなもん)

詳しくはわかりませんが、平日フルタイムで働いて手取りは15万くらいでしょうかね。。

なんでもかんでもインフレ傾向で値段が上がっている昨今、私にどうにかできるわけでもないし、どうしようもない時代になったもんだなぁと麻雀しながらちょっと寂しくなっちゃいました。

そんな嘆き節の若者に言える事は、

「副業は無理でも、せめてバイトくらいはしてみようよ!」

という事ですね。

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氷河期世代でも手取りはそれなりにあった

私はいわゆる氷河期世代ってやつです(1971~82年生れ)

一応、国公立で日本でケツから5本の指に入るくらいの地方の大学に通いまして、就職活動中はいわゆる就職氷河期ってやつでした。

学校推薦という普通だったら必ず受かるモノに3回も落ちまして(勉強はしてないわ、見た目はダラダラしてるわでどうしょうもなかった・・)

もう就職無理やなって思ってたところで、派遣会社にぎりぎり(10月末)就職が決まったタチです。

そんな私が働き始めた時も、最初は確かに手取りは16万くらいでした、が、今と決定的に違う点があります、それが、

・残業がそれなりにあった

という事です、当時は働き方改革なんていうモノは存在しておらず、日付が変わるまで働き続ける人達ばかりの世の中でした。

私も月に20時間~80時間くらいまで残業をする事があって、残業がゼロって事はありませんでした。

残業代ってのは、出ればバイト代などよりも時給が高いので効率良く稼げます。

残業ゼロの場合手取り16万でも、残業を何十時間もすれば手取りは20万こえるし、場合によっては30万を超える(ミドフォーの今より手取り多いがな・・)事もありました。

なので、給料という意味では、まあ、労働時間は長いけど、手取りはそれなりにあった、という時代でした。

Z世代は残業が無くなって給料が減っている

一方でZ世代(1997~2012年生れ)の人達はどんな環境かというと、

ブラック企業はそれなりに減って残業は皆無になりました(私もここ数年残業をしたことがありません)

冒頭の若者も、残業はゼロです。

残業をしたいと思っても、、残業はないんです。

という事は、得られるお金はというと、残業の無い手取り15万やそこらしかもらえません。

部署によっては残業があったりしますが(設計者など)彼の所属する部署は基本的に残業はありません、というか残業をしないように仕事をしてちょうだいって感じです。

20年経って、時代は変っちまったのです、若者は安い給料でこき使われる時代になってしまったのです。。

中小企業に同一賃金同一労働なんてもんはない

ユニクロが全世界的に同一賃金同一労働を取り入れ、世界的なインフレに合わせて日本国内の社員年収も大幅に上げる、なんて話もあります。

がしかし、これは、ユニクロという世界的にも有数の巨大企業のお話です。

日本国内の地方の中小企業に、同一賃金同一労働なんて概念は一切ありません。

冒頭の彼は会社に入って3年、すでに手取り20万(と言っても中小企業なんてこんなもんです笑)くらいもらっているおっさんと同じレベルの仕事をしています。

だけど、5万円以上の差があるわけです、これが何かというと、

・年齢と勤続年数や家族構成による差別

というやつですね。

そんなこと言い出したら、私なんてマジで何にもしていないサボリーマンなので手取り10万になっても文句が言えないのですが、、、まあ、とにかく同じ仕事していても給料が大きく違うってのはザラにあるわけです。

まあ、これはいわゆる給料というのは労働力の再生産の為に支払われるモノ(家族を養う人にはそれなりのお金を渡すって感じ)という資本主義の原則によるものでもあります。

資本主義の原則はどうしようもないのは当然ですが、会社の仕組みに関しても、イチ平社員の私にはどうする事もできませんし、勤め先の役員であっても、日本国の慣習に逆らって給与体系を変える事はできないでしょう。

これが現実、、、じゃあどうすりゃいいの?ってなるわけです。

残業ないんだからバイトくらいはしないとねぇ・・

残業がないってことは、早く家に帰れる、ということです。

20年前のように、25時や26時まで会社にいる、何てことはないわけです。

17時に仕事終わって家帰ってずっとYoutubeみてたら、、、そりゃあお金なんて貯まりはしません。

せめて18時からは他の場所でアルバイトする、くらいはしないと、お金なんてもらえないんですよ。

理想はアルバイトじゃなくて、せどりでもなんでもいいから事業性のある副業をやる事ですが、それが難しいなら、自分の労働力(時間)を売ってお金に変えるしかないんですね。

冒頭の彼は、、このことに気づけているか?ってところが気になった次第です。

20年前の私も当時な~んにも考えてなかったから20年後のアラフォーになってからチマチマと動きだしましたが、Z世代の若者は、、、今気づいて動き出さないといけないわけです。

・・・って話は冒頭の彼にもしたような気もしますが、若いと気づかないんですよね~(私もそうでした・・)

少しでも自分で行動して自分で気づかないと分からない事ばかりですから、まずは仕事終わってからバイトをする、くらいの行動から始めてみてはどうだろうか?という感じですねぇ。。

勤め人
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