私はサラリーマンを２０年以上しておりますが、仕事は早い方です。
というと、良さげに聞こえますが、言い換えると
テキトー（適度）だから早い
となります。
仕事や何かしらの作業はこだわればこだわるほど時間がかかります。
最低限の程度を見極めて、適度なところで終われば早く終わるわけです。
丁寧と適度の見極めに気を付けてサラリーマン仕事はさっさと終わらせましょう。
こだわる必要がある仕事とそうでない仕事を見極める
仕事というのはさまざまな作業があって、こだわる必要があるものと、こだわるよりもとにかくスピードが大事なもの、というように重要な項目が仕事によって異なります。
例えば、（私の大好きな）餃子の王将で考えてみますと、
王将の場合は、何時言っても混んでいます、が、なぜ王将に人が群がるかというと、
安くておいしい
からでしょう、という事は、いつも忙しく動き回っているホールさんに求められる事は、
・とにかく早く片付けてお客さんを案内する
という事が重要です。
その際、言葉遣いを必要以上に丁寧にする必要はないですし、机の上をめっちゃくちゃキレイにする必要はなくて、適度でよいから、とにかく早くお客さんを席に通して、
早く注文を聞いて、おいしい食事を早く届ける事
これが重要です。
美味しい食事を作る料理人はおいしい食事を作る事に拘り、ホールさんはとにかくお客さんをスムーズに回転させる事が一番大事なのです。
これが、、餃子の王将で、ホールが仰々しい言葉遣いで対応し、優雅に片付けをして、席が空いたのにいつまでたっても席に案内されないとしたら、、、何ちんたらやってんのよ、、ってなるわけです。
仕事の内容によって、こだわるべき箇所が違うんです。
何でもかんでも同じように丁寧に作業したらいつまでたっても終わらん
前述の餃子の王将のホールに求められるような事は、どんな仕事でも考える必要があります。
普段の仕事量が４日かかるものに対し、どうしても急ぎでお願いしますと言われた場合、
「いつもの通りの確認が必要ですから４日必要です」
とか言ってる人は、いわゆる
融通の利かない人
となります、急がれているのには理由があるので、自分だけで判断せずに関係各所に確認して省略できる作業がないか確認してでも早く終わらせる。
これが求められている事です。
なんでもかんでもいつもと同じようにやってるから、何時までたっても仕事が終わらんのです。
そして、その仕事が終わらなくて誰か困っているとしたら、ちょっと作業を省略して早く終わらせた場合に何か文句が言われるかどうか？を一度試してみるとよいです。
たいていの仕事は、、何か作業を省略してもなにも言われません（文書か何かでガチガチに規定されているモノ以外は、ですが）
企業の検査不正などが起きるのはなぜか
大企業などで、何かしらの検査の不正、というものが定期的に報道されますが、なぜこんなことが起きるかというと。
人が足りなくて手が回っていない
であったり
実は確認しなくても大丈夫だけど、規定でガチガチだからどうしようもない
という原因でしょう。
上記の２つは密接に絡み合っていて、法律などでガチガチに固められている場合は全ての手順に則って作業を行う必要がありますが、手順ってのは追加はされど減らされる事はないので、そのうち、それまで作業を行っていた人間だけでは回らなくなって漏れていくわけです。
法律を変えるのは難しいのですが、法律に抵触しない社内基準だったら社内（または客先）で調整をすれば変更する事ができます。
追加され増え続けていく手順を、減らす事を、省略する事を考えないから、作業が増えて仕事が終わらなくなっていくんです。
飲食店の机の上からいろいろなモノが消えた、それでいいんです
コロナ過の時に、飲食店の机の上からいろいろなモノが消えた事があります。
それで困ったかというと、別にどこかの机からセルフで持ってくれば事足りるので困らなかったですよね。
知らない間に机の上にはいろいろなモノが戻ってきましたが、、、無い時期というのは、言い換えれば机の上に何かをセットする、という作業が省略されていたわけです。
何かの作業を減らせば、従業員の作業も減りますし、別にそれが普通ならお客さんからクレームも出ないわけです。
とりあえず何かを辞めてみて、仕事を適度な量にする、試してみて、問題があれば戻す、このトライがサラリーマン仕事であっても仕事を減らすためには大事な事です。
高価なモノや高級なサービス以外は適度でOK
高価なモノは職人などが丁寧な仕事をして作り上げます、
高級なサービスは親切丁寧な対応がされて、優雅な雰囲気です。
さて、、あなたが行っている仕事・作業は、高価なモノでしょうか？高級なサービスでしょうか？
安価で早く提供する事が重要なサービスじゃないでしょうか？
品質はコストですから安い製品なら壊れるのは当然です、安い商品を手間暇かけてつくっていませんか？
それぞれの製品、サービスには適切な価値があります。
いかに必要な価値を見極めて、いかに仕事を減らすかを考えれば、あなたの仕事は劇的に早くなるはずです。
全てに同じ対応する必要はありません、楽するときは楽しないと、、、何時までたっても仕事が終わりまへんで。
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