高いものは良い、が、値段は品質だけでは決まらない

独り言

値段が高いとはどう言う事だろうか、高ければ品質が良い、というのが一般的な意見だろうが、実は値段というのは品質だけでは決まらない。

美味しいものは高いのか、それとも高いからおいしいのか。

この問題については、人間の感情が味に影響を受ける。

例えば、高級なワインを飲んだ時、ワインの事がよくわからない人であれば、値段が高い、というだけでワインが美味しく感じる、本当は渋く感じて美味しくないと思っていても、その場の雰囲気にながされてしまったりもする。

人の感情や、売る相手、品質、値段というのはいろいろな要素に影響を受けるから、自分の納得感が一番重要になる。

値段=品質

一番わかりやすいのが、値段が品質で決まる場合だ。

品質と言っても、品質を決める要素にも様々な要因が絡み合うのでこの点を論じると堂々巡りになるのでやめる。

とにかく値段の高いものは、加工の手間などの人の手が掛かっていて、それらが値段に全て乗っかっているから高くなる。

食品などで言うと、無農薬で手間をかけた食品は取れる数なども限られる為値段があがる、そのかわりに安全性などの品質が良い食べ物になるし、当然、味もおいしくなるし栄養もしっかりある。

というように、人の手をかけられた物や、素性の確かな物はそのものを取り扱う人達の利益となる為に妥当な値付けがされて値段は上がっていく。

これが品質が値段に転化された場合で、納得感のある買い物になる。

GUの革靴は確かに良いが、3万円する革靴には残念ながら到底及ばない…

希少性による値段

ダイヤモンドなども希少性によって値段が上がる物であるが、ここでいう希少性とは、

需要が多く、供給が追いついていない場合にも値段は釣り上がる、例えば、新しいゲーム機が出た時などは欲しい人が沢山いるが、生産が追いつかない為、

需要>供給

という状況に陥る、こうなるとどうなるかと言うと、希少品を手に入れた人が欲しい人高い値段で売りつける、という事が起きる。

定価1万円の物が、2万円で売られる、というような場合だ。

このケースでは、実は誰も価値を生んでいない、生産が追いつき、市場に十分に供給されれば定価で買えるモノを、自分では使わない人が買い、値段を高く売るわけだから、値段を不当に釣り上げる人達がいるというだけだ。

この人達から買うと、納得感はまったく得られない。

4万円のPS5を7万円で買うことほどアホらしいことはない…

ただ、作った側が初回品などは希少だからと値付けを高くするのならば納得感はあるだろう、このことをしないから転売で値段が吊り上がるともいえる。

その人や幻想に乗っかる値段

他にも、アイドルなどのその人にのっかる値段もある。

ただのタオルが、アイドルがちょろっと細工しただけで何千円、なんてのがこれにあたる。

この現象の納得感というのは難しくて、言ってしまえば、

•納得できるかどうかは本人次第

になる、いわゆるファン商売というもので、好きで好きでしょうがないならばいくら高い値段であっても納得感はある。

ほかにも、怪しいスピリチュアル系商材や道具類も同じ、ついでに言うと、神社仏閣のお守りなども同じ事が言える。

何かご利益がありそう、といって高い値段出して買う、これも本人が納得くしていればそれでいい。

私は、、わけのわからない厄年のお祓いに5000円も払うことには納得できないが。

こんなふうに、物の値段というのは様々な要素が絡み合っているので、いかに自分が納得できるか?

ということを考えると間違った買い物はしなくなるんじゃなかろうかと考える。

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