ファミコンミニを買っても昔の感動はよみがえらない

デジモノ

ニンテンドークラシックミニ、ニンテンドークラシックスーパーファミコン、

これらの昔懐かしの名作を今遊んだらどうなるかと言うと、

う~ん、こんなもんか

で終わる。

レトロゲームとして楽しめる瞬間はあれど、昔ほどの感動は無い、ゲーム自体の魅力は変わっていないのは当然だから、いったい何が変わったかと言うと、

・自分自身

に他ならない。

当時(30年前以上前か・・・)に楽しんだダブルドラゴンも、今見たらなんと単純なゲームだろうか、

当時友達3人で遊びまくった大運動会も、今1人でやってみたらなんとつまらないゲームだろうか。

スーファミの魂斗羅スピリッツは相変わらず面白いが、相方とのテク差が如何ともしがたい。

時代には時代にあったゲーム体験と、そのゲームを楽しめた環境というものがある。

40年前はインベーダーゲームが流行った、あんなに単純はゲームにみんな熱狂した。

当時はゲームという娯楽はほとんどなく、インベーダーゲームは画期的な遊びだった。

その後のファミコンは周りで持っていない人はいなかった。

それもこれも全ては、ゲームという娯楽がなかった時代、のお話だ。

今はと言うと、スマホで無料の美麗なグラフィックと楽しい演出のゲームをいくらでも遊ぶ事ができる。

それにくらべれば、ファミコンのゲームの地味さと難しさと言ったらない。

今でも難しいゲームは確かにある、ダークソウルのような死にゲーと呼ばれるゲームだが、初代スーパーマリオだっていわゆる死にゲーと言っていい。

相方に初代スーパーマリオをやってもらったら、モノの見事に最初のクリボーで死んだ。。

開始5秒で死ねるゲームなんて今は無い、というのも、み~んな難しい事に挑戦する気力も、時間も、根気もなくなっちまったからだ。

そして、当時と違ってもっと他にやれることはいっぱいある。

SNSを眺めたり、YouTubeを眺めたり、簡単なスマホゲームをやったり、手軽に楽しめる、自分が努力をする必要もなく楽しめる事が沢山でてきた。

インベーダーゲームに関していえば、お金を投じて遊ぶ、うまくならなければ一瞬でお金は吹っ飛ぶ、なるべく長く遊ぶ為には努力を必要とした。

SNSやYouTubeを眺めるのはタダだし、スマホゲームは無料のモノも多い、もはや、ステージが変わっちまった。

みんな懐かしくてファミコンやスーファミクラシックミニを買う、しかし、あの頃の熱狂は戻らない、時代が変わり、環境が変わり、我々は大人になって時間に追われて生きるようになったからだ。

買ってもすぐ飽きる、このどうしようもない思いに納得できる人だけが、懐かしのゲームで遊ぶ事ができるのだ。

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