私はある時からテキトーに勤め人の仕事をするようになった。
元々はリストラをするような会社であったが、いつの頃からか残業は無くなり、有給も取りやすくなって、給料は高くは無いが、働き方としては、たまたまホワイト企業といえる会社に所属することになった。
自分としてはテキトーに仕事をしているつもりだが、ある時、相方に言われた。
「いや、あなたはバリバリ寄りですよ」
と、バリバリ働くとは一生懸命に真面目に働くことだと思っているので、テキトーに働いている自分がなぜバリバリなのか意味不明だった。
しかし、ある時思うことがあった、
・ああ、私は、まあそれなりに考えてるんだな
ということを。
勤め人として、本当にテキトーに仕事をするとはどう言うことかと言うと、
•言われた事しかしないし、言われたこともまともに出来ない
というのが、いわゆる勤め人として評価が下がる人たちだと言える、中小企業の末端社員の仕事というのは、ほぼほぼルーティーン作業で、基本的にはだれがやっても出来る仕事だ。
単純な作業すらも出来な人は間違いなくバリバリ社員では無い、では他にはどんな人がいるかと言うと、
•言われたことだけをする人
だが、この人はサラリーマンとしては非常に優秀と言っていいかもしれない、言われたことをするというのは、上司の考え方によっては、余計なことをしなくて、自分の言うことを聞いてくれる扱いやすい人、という評価を得ることもある。
ただ、これらの人は言われたことを無思考で行う為、より良い改善提案などは出てこない、現状維持型であると言える、仕事において改善が出来ないし工夫ができないと言うことは、明らかにバリバリ社員とは言えない。
となった時に残るのは、
•別に言われてもいないのに、自分で考える人
というのが、いわゆるバリバリ社員、と言うことが言えるわけだ。
さて、私はと言うと、ある時上司からくだらない作業を依頼されたわけだが、、
この場合、言われたことだけをする人であれば、言われたことを何も考えずに行って、意味ありませんでした、という作業結果を出すことをするだろう。
しかし、私は依頼された作業は明らかに意味がないことだと言うことが見えているから、本当に意味のある作業とはなにか?と言うことを考えて調べ始めてしまったわけだ。
この行為こそ、バリバリ仕事人間の行為ではなかろうか。
私としては、単に無駄で意味のないことをしたくないだけだが、周りから見れば、言われてもいないことを自主的に調べて、本来どうあるべきかを自分で考えている、というように見えるわけだ。
こうなると、言われた事しかやらない人からすると、なんで余計なことをするんだろう?という考え方になるわけだが、一方で、私からすると、無駄な事を何も考えずによくできるなぁ、、、となるわけだ。
まさに考え方の違いと言える。
勤め人というのは、8時間の勤務時間をただひたすら居るだけでお金がもらえる。
となると、別に何も考えずに言われたことだけをしていてもいいわけだ。
だけど、その勤務時間を過ごすに当たっても、テキトーに仕事をしていても、やりたく無いことがある、それは、
•無駄な事
だ、仕事改善のネタとして、3ムってのがある、
ムリ、ムラ、ムダ
ってやつだが、まさにムダな作業というのは、いくら居るだけでお金がもらえるとしても出来るならやりたくないものだ。
というように考えられるならば、もっと意味のあることはなにか?本質はなにか?ということを勝手に考えてしまうようになる。
そうなれば、言われたことだけやる人間でなくて、自分で考えられる人間の出来上がりだ。
ただし、、上司のタイプによっては、評価がダダ下がりするので注意しましょう。
上司によっては、自分の指示した事を素直に聞いてくれるイエスマンが大好きで、自分の指示を否定するような言動をする人間が大嫌いな人もいらっしゃいますから…
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