失われた30年で新車価格の上昇値は異常、新車はただの贅沢品

節約

日本のバブル崩壊から30年、失われた30年ともいわれる経済低迷の時代が続いていますが、おかしな事に気づきませんか、それは、

・車の値段がやたらと上がっている

ということです、鉄鋼の価格上昇、安全機能の追加・・などとは言われますが、それにしても上がりすぎです。

実は自動車メーカーに知らない間に騙されているかもしれません、やっぱり新車は買ってはいけません。

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新車の価格は異常に上がっている

失われた30年での可処分所得(手取りの収入)の推移です。

前年比の資料ですが、90年代半ばから±2%の範囲に収まっており、+とーを繰り返していますので、90年代半ばから手取りの収入はずっと増えていない、という事が言えます。

一方で車の価格ですが、90年から売っているスズキのジムニーで見てみますと、

1990年から1998年はさほど上がっていませんが(デフレの時代)、それ以降は大変な割合で価格が上昇しています。

2008年には約30%、2018年には1990年から比べると約50%上昇していますので、ジムニーの新車の価格は約1.5倍になったということです。(消費税10%分を除いても1.4倍)

手取りの収入はほとんど増えていないのに、車の価格は1.5倍にもなっている、ということなのです。

車はもはや贅沢品と言える

アラフォー以上世代の人ならば肌感覚でわかると思いますが、バブル崩壊から30年で生活コストは増えていない、むしろ下がっていると感じていると思います。

以下は家賃の推移です。

家賃の推移も90年代半ばからほぼほぼ横ばいになっています。

手取りの収入は90年代半ばから横ばいになっており、人々の日々の生活に直結する家賃も90年代半ばから横ばいになっています。

生活をするための費用は手取り収入の停滞に合わせて価格の上昇が抑えられているわけです。

しかし、新車の価格はというと、、前述の通り1.5倍にも上がっている、、90年代から価格が1.5倍になったものといえば、、タバコですね。

タバコは90年代半ばから1.8倍くらいに価格が上がっています。

※ただし、タバコの価格上昇は税金の上昇ですので政府の施策です

ということは、、新車というのはタバコと同様にもはや嗜好品・贅沢品になってしまったといえるのです。

自動車メーカーほど努力している所はないはずだが・・

90年代から大量生産品というのは機械化・自動化が進んでコストが下がりました。

そのため、食料品などは価格の上昇があまり見られないのです。

自動車も大量生産ですので、当然ながら機械化・自動化が進んでいます、自動車メーカーほど、生産の効率化を追い求めてコストを下げる努力を日々続けている業界はありません。

それなのに、、、新車の価格はものすごく上がっているのです。

トヨタ自動車の利益が1兆円を超えた、、、というニュースを聞くたびに思います。

・トヨタは効率改善を行って利益を沢山だしたんだろうなぁ

な~んて思う裏で私は思います。

・効率上がってるからコストさげれられるはずやろ、なんで昔に比べてこんなに新車の値段あがってるのか?ちょっと利益とりすぎちゃう??

とも。。

まあ、しょうがないです、だって新車はタバコと同じで

・贅沢品

なのですから、我々庶民はもう、タバコを吸うことも新車を買う事も出来ない時代に突入したということなのですね笑

新車の買えない現代社会をどう乗り切るか

新車はお金持ちの贅沢品である事がわかったところで、我々庶民がどうすべきかというと、それはもう簡単です。

・中古車を買えばいい

のです。

贅沢品である最近の新車は自動車メーカーがコストをかけて利益を乗っけた結果、非常に頑丈になっています。

10年乗ったところで簡単には壊れません、20年も頑張れば乗れます。

失われた30年ですが、車に関しては失われた20年を見事に乗り越えてくれそうです。

庶民は新車買っちゃダメ

タバコの値段が上がったときにタバコをやめた人は沢山いると思います。

タバコの値段が1箱500円だとすると、1日1箱でひと月15000円、1年で18万円、値上がり分はせいぜい1年間で8万程度です(90年代対比)

90年代に200万だった新車の価格が1.4倍になったとすると280万、タバコの値上がり分10年間分と同じです。

新車を10年乗るとしたら、まさにタバコの値上がり分と同じような金額が新車を購入するために値上がりしているのです。

値上げでタバコをやめたように、値上げで新車を買うのを辞めるべきですね笑

自動車メーカーの裾野は広くて、さまざまな人に影響があるのはわかりますが、我々庶民が新車を買うのは無謀です。

新車を買うのはお金持ちに任せて、庶民は中古車を買いましょう。

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