若い頃は物欲に溢れていると思います。
私も数年前まではあれが欲しいこれが欲しいと、欲しいものリストを作成して次に何を買うかをリスト化していました。
今は、、欲しい物リストはありませんし、出かけても食料品以外特に欲しい物はありません。
下手したら、食事すらとるのもめんどくさいくらいです。
なぜこんなにも物欲が無くなったかのか考えてみるに、
・考えれば考えるほどすでに必要な物は全て揃っている
と思えるからです、歳を取ったからでしょうか、それとも考え方一つなのでしょうか。
今の自分の状態を考えてみる
人によってそれぞれですが、今の自分の状態を考えてみると、
住む場所があって
ご飯を食べる収入がある
という状態の人は多いのでは無いでしょうか。
住む場所とご飯が食べられれば、問題なく生きていくことはできます。
この住む場所とご飯が食べられる、この状態さえ確保されていれば、あとは余裕があるかないか?だけの違いです。
お金持ちなら広い家に住んで、ちょっと高い食事が食べられるかもしれませんが、
家が広かろうが、高級な食事だろうが、我々とやっていることはなんら変わりません。
どこかに住み、ご飯を食べている
と言う状況は何にもかわらないのです。
要は、羨ましがるかどうかだけの話なのです。
周りの常識に振り回されなくてよい
ひと昔前ならば、生き方というのはある程度決まったレールの上に乗っていくのが良いとされてきました。
良い大学へ行って、一流企業へ就職して、車買って、結婚して、家建てて・・
などというのが良い人生とされていました。
今はどうでしょうか?一部の人向けには相変わらず上記のレールが成功だというように常識付けられています。
だけど、今やいろいろな人達の活動がSNSなどで明るみになりました。
・ネットで稼いで自由に暮らしています
・田舎で自給自足の生活をしています
・会社辞めても生きていけます、大学辞めても生きていけます、就活やめてもOK・・・
などという自由な生き方をしている人達が沢山いる事を目の当たりにできるのです。
周りの常識に流されずに、自由に生きていく事は可能なのですね。
必要な物は全てそろっている
自由に生きている人達が沢山いる事が認識できたなら、自分の事を考えてみます。
確かに、ネットにあふれている自由を手にした(ように見える)人達に比べると自分は不自由に見えるかもしれません。
毎日会社に行かなければならない、とか、毎日学校に行かなければ、、
等と不自由に思えるでしょう、だけど、会社や学校に行けるという事は、住むところがあって食べるものがあるからこそ毎日仕事をしたり勉強ができるのです。
すでに、必要な物はそろっているんです。
人を羨ましがったりしなければ、仕事をしている人であればそれなりの稼ぎがあって、毎日食事が取れて帰る場所がある。
学校に行っている人も同じです。
何か足りない物ってありますか?多くを望まなければ足りてるんですね。
大昔のお坊さん(修行僧)の持ち物は、
・服3枚(今日着る用、洗濯用、床に敷いて寝る用)
・お椀一個とお箸とつまようじ(ごはんを食べる為、つまようじは歯ブラシ替わり)
だけです。
住むところがなくてもその辺に服を敷いて寝て、托鉢(食事を分けてもらう)して食事をしていたのです。
これだけで十分だったんですね、それに比べりゃ、現代の我々はなんと幸せでしょう。
風雨を防げる家があって、毎日あったかい食事を食べられるわけですから。
その物欲は自分発なのか
昔のお坊さんの例は極端かもしれません、だけど、本質は同じです。
高級な時計を欲しがるのは、誰かから時計を欲しくなるように誘導されているだけです。
高級な車を欲しがるのは、車メーカーの戦略に誘導されているだけです。
莫大なローン(借金)をしてまで家を建てるのは、住宅メーカーに買わされているだけです。
モノを欲しがるとは、誰かが何かを売りたいから、人が欲しがるように誘導しているのであって、本当に自分から欲しいと思ったのか、それとも周りから影響されたものなのか。
冷静になって考えてみると分かると思います、そのモノは本当は自分から欲しいと思ったものではないと、
だって、必要な物はすでにそろっているからですね。
本当に必要な物は行動した先に見つかる
必要な物はすでにそろっているのですが、その後もずっと今のモノ達で間に合うかどうかは行動によって変わります。
例えば、自給自足をして生きていきたい、と思うのであれば、畑仕事をする為に道具は必ず必要です。
自分で小屋を作って暮らすんだ、と思うのであれば、小屋を建てる為の道具も必要でしょう。
本当に必要な物というのは、自分が何か行動を起こした時に見えてくるものです。
何も行動を起こしていないのに欲しがるものは、、本当に必要な物なのか怪しいです。
物欲=不要な物
必要な物は、必要だからそろえているだけなのですね、これらの事を意識していくと、余計な物欲は消えていくものです。
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