持ち家か賃貸かは永遠の課題ですが、どのような基準で選ぶべきかさまざまな意見もあるでしょう。
私の意見は、
勤め人であれば会社をリストラされても支払っていける額かどうか?
売却した時にローンが全て返済できるか?
を基準にするしかないと思っています。
私も新築の分譲マンションを購入した事のある人間です、、
いろいろな苦労話を聞くたびに思います、持ち家は計画的に・・・
私が持ち家を購入した時の譲れない基準
私も10年以上前、新築の分譲マンションを購入しました。
購入を検討したきっかけは、些細な家庭の事情で元妻の実家を出たいと考えたからなので、かなり衝動的であったと思います。
住宅ローンを組むための条件
同期は衝動的ではりましたが、持ち家を買う場合の住宅ローンの検討は譲れない条件・基準を設けました、それが、
リストラされてフリーターになっても払っていけるか?
という条件です。
私は非正規社員として働いた事はありませんが、転職する際にフリーターとしてバイトをしていた時期がありますし、元妻が非正規社員として働いていた時期がありますので、どの程度の収入になるかはよく分かっています。
田舎のバイト(を頑張ったり)や非正規社員(のフルタイム)の手取り給料とは、、
十数万円
なのです、これを基準に考えると、間違っても毎月10万円ちかくの住宅ローンを支払えるという考えは浮かんできません。
実際にどのくらいの支払い金額だったのか
この条件を決めて、実際に私が支払っていた住宅ローンの金額はというと、
4万円/月額
です、頭金がたまっていたので借入金額が少なかったので、この程度で済みました。
逆に言うと、頭金がたまっていないと買うという選択肢はない、ということになります。
何年も前から大企業でもリストラをする時代になっています、だけど、みんな自分は大丈夫というわけのわからない感情によって、多額の住宅ローンを組みます。
一度冷静になって考えてみてください、あなたはリストラされても住宅ローンを払っていくだけの技能がありますか?ということを。
どうにもならない時の出口戦略を考えておく
私の場合はリストラされて、非正規雇用でも支払っていけるほどの金額でしたが、もう一つセーフティネットを作っていました、
どうしようもないときに売却してローンを完済できるか
持ち家は新築で購入した瞬間に価値が下がります、2000万で購入したとしたら、売却しようとすると、確実に1割か2割は価値が下がるでしょう、下手したら3割以上下がることもあるでしょう。
となると、購入した瞬間に、2000万の資産が3割減したとすると1400万になるのです。
さて、上記のような1400万円は、借りた住宅ローンより多いでしょうか、という問題です。
多ければローンは返せますし、少なければローンが残ります。
そんな事態にはならないよ、と考えている人もいるでしょう、しかし、そんな事態は簡単に訪れます。
どうしようもない事態は簡単に起こりうる
住宅ローンが支払えない事態とはどのような事態か、意外とあり得るのです
勤め先をリストラされて給料が減った
前述していますが、勤め先をリストラされる可能性は大昔に比べると格段に上がりました。
大企業に勤めている場合は、再就職のあてがなければ確実に給料は減ります。
その場合に住宅ローンが払えなければ、、容易に想像できますね。
家族で支えあって支払いをしていけるならば問題ないのですが、そうじゃない場合もあるんです、、
離婚して持ち家の処理に困る
今の離婚率は3割です、ちなみに私も離婚しています。。
私の場合は住宅ローンは完済していましたので、持ち家は元妻に譲渡して終わりでした。
しかし、住宅ローンが残っていたとしたら、、これほど恐ろしい事はありません、
そして、持ち家を売ったとしても住宅ローンが残っていたとしたら、本当にどうしようもありません。
簡単に困った事態になるのです、それもこれも、購入時にしっかりとした条件と基準を持っていないからなのです。
先読みできない時代だからこそ賃貸がおすすめ
最近2LDKの賃貸物件を見に行きました、築年数は20年以上たっていますが、室内はきれいにリフォームされてきれいな状態でした。
そして家賃は6万円ていど(田舎の場合ですよ)、2LDKですから家族で住むにも十分です。
賃貸の最大のメリットは、その時の状況に合わせて住まいを変更できる点です。
リストラされて給料が減れば、家賃の安い場所に引っ越せる。
家族が増えて手狭になってきたら広い場所に引っ越せる。
家族が減って(離婚や子供が独り立ちした等)しまった場合も、人数に合わせた場所に引っ越せる。
このような事は持ち家ではできません。
人口減少の時代ですから、賃貸物件も余ってきます、余ってくるということは汚い物件は誰も住みません、ですから、きれいにリフォームされる物件が増えてきているのです。
築年数が古くともリフォームされれば驚くほど現代っぽい内装や設備に生まれまわります。
持ち家は、、自分でリフォームをしなければいけません、その費用は自分持ちです、ローンを抱えて、リフォーム代金も出して、、みんなしっかりと想像・計画できているのでしょうか。
結論、持ち家は非正規社員でも払っていける金額ならOK
持ち家か賃貸論争、私のおすすめは賃貸ですが、どうしても持ち家が欲しいという人は、たった一つの基準で選ぶべきです。
非正規社員となっても支払っていける住宅ローンにすること
この条件にならなければ持ち家は持たない、と決めておけば、さまざまな事態に対応できると考えます。
リストラ、離婚、災害
不安な事を考えても仕方ありませんが、最悪の事態を想定しておくことは心の安定にもつながります。
持ち家を持ちたい人は、、よくよく考えてほしいものです。
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