書籍 東京貧困女子から一般人が学べる事

東京貧困女子という書籍がKindleunlimitedになっていたから読んでみた。

なんとも言えない境遇の女性たちが次から次へと登場する訳ですが、

著者もそうだったけど、彼女たちに僕らができることは何もないです。

ただ、自分自身に対してはこの書籍から学べることは多数あるように感じた、何かあれば僕らもたちまち貧困に陥る可能性があるということは非常によくわかるので、そうならない為の方法を考えたい。

貧困に落ちるきっかけは家族問題やら大学奨学金など様々

女性たちが貧困に落ちるきっかけは、

離婚によるシングルマザー化

両親の援助を得られない大学進学による生活苦や奨学金の返済苦

家庭環境の悪化

等々、様々なきっかけが存在する様子。

ざっくり言うと前半は大学生が親の援助を受けられずに東京の大学に進学し、高い家賃や生活費、学業に追われて末、安いバイト代ではやっていけず困窮して風俗に流れていく、と言うような内容になる。

学生だけではなくて、寮付きの工場勤務で働いている人なども紹介されていた。

都会は家賃が高いな・・

ここで思ったのは都会は家賃がやたらと高いな、と言うこと。

7万やら5万やら、、安くても5万程度というから驚きだ。

私の済んでいる地域であれば3DKで3万、なんて物件もよくある(もちろん古い物件ですけどね)。

手取りが13万程度で家賃を払ったら8万程度しか残らない、そんな人たちがいわゆる貧困、というカテゴリーに属することになるようだ。

なんでそうまでして都会へ行くのよ・・・田舎暮らしの私からすると謎でしかないが、そこにも理由はあるようだ。

家族関係の悪化や身内がいない

親からの虐待や家族関係の悪化で家族に頼ることができない、という女性たちばかりだった。

家族に頼れないとなると、地元を離れて都会へ出ていくしかない、ということなのだろう。

さらに、家庭環境が悪いということは、うつなども発症していたりする、おまけに仕事がなくて介護系の仕事について長時間労働などで精神が蝕まれてまともに働けなくなる。

他にも職場内の中年のおっさんからパワハラを受けて精神病になる、こういった事例が次から次へと紹介されていた。

僕らができる事とは

上記のような貧困へ至るきっかけが多岐に渡るということがわかったところで、僕らには彼女たちへできることは何もない。

できる言といえば、人それぞれの事情があるということを理解して、人を追い詰めるような罵詈雑言を浴びせたりすることを辞めること。

職場内での女性に対するパワハラを辞めること、家庭内でのDVやモラハラを辞めること、といったことしかない。

日本は男尊女卑がいまだに根強く残っている、このくだらない風習を一刻も早く過去のものにするようにオッサン方には努力して欲しいものだ。

・・・そんな私も見事におっさんになってしまった、私も離婚しているのでなんともいえないけど、女性には優しくしているつもりだが、、どうなんだろうか・・・

僕らが気をつける事とは

彼女たちにできる事は大してないけど、自分たちが書籍から学べることはたくさんある。

今の仕事がまともならしがみつくべき

書籍でよく出てくるキーワードは“非正規雇用“というワードだ。

今、正規雇用でそれなりに働けている人は絶対に今の職場にしがみついたほうがいい、ということ。

私は今はホワイト企業に勤めている訳だけど、一時期仕事が嫌になって、なんとか辞めてやろうとずっと考えていたことがあった。

だけど、この書籍を読んで考え方が変わった、こんな良い会社に勤めているのはラッキーだということを改めて確認することになった。

確かにリストラはされるかもしれない(汗)、だけどクビ切られるまではなんとかしがみついていこうと再確認してしまった。

ただし、今勤めている会社がブラックで長時間労働をさせられるような会社ならば速攻で辞めたほうがいい、なんといっても精神を病んでしまうと仕事をすることができなくなるから。

会社は従業員のことは守ってくれない、このマインドをしっかり持って、病気にならないことを絶対の基準にしたほうがいい。

貧困女子に出てきた女性はものの見事にみんな精神を病んでいた、落ちるきっかけも精神や体の異常からだ。

健康ほど重要なものはない、自分の体の状態監視を最も重要な事としていくことが必要だ。

都会に居続ける必要があるかどうかを再考してはどうか

書籍を読んでいて思うのは、家賃が高すぎる。

シングルマザーの場合は子供が数人いるから1ルームでは生活はできないからそれなりに広い部屋が必要だろうが、田舎だったら3DKで3万、という物件は結構ある。

確かに仕事は都会に比べると少ないかもしれない、だけど、田舎のコンビニで働いている人たちは年寄りばかりだ。

なぜか?都会に比べて地方都市は圧倒的に若者が少ないから、若者バイトと思われている職種でも高齢の人がたくさん働いている。

コンビニや牛丼屋は年寄りばかりだ、外国人もあまり居ないから、まさに地方都市は人手不足だと感じる。

家賃3万であれば、まともに働ける健康な体さえあれば生活していけるお金は稼ぐことはできる。

このことから学べることは、都会に居続ける必要があるのか?または、都会にいく必要があるのか?ということでしょう。

様々な情報を常に取り入れる

奨学金で借金まみれになるのも、奨学金で大学に通ったら将来どのような負債を抱えることになるのかという情報を理解していない場合もある。

生活保護を受けられることを知らない、ということも情報の不足から生じることだし、都会の家賃が高くて、田舎だと3万程度で結構まともなところに住めるということを知らないのも情報の不足から発生する。

このことから学べることは、僕たちは常に様々な情報を取り入れておく必要があるということだ。

貧困というものがどのようなきっかけで発生するのか、貧困女子には介護離職から貧困に陥った例も出てきた。

介護を放棄する、という選択もあるということを知っているのと知らないのでは洗濯は全く変わってくる。

墜ちるきっかけの匂いを嗅ぎ取り、避けるための方法を常に考えておくことが重要でしょう。

男性の問題が多い、反面教師としてほしい

夫によるDV、男親による虐待、様々な事例が登場する。

私は普通の家庭環境に育ったから、そのような男性をみたことがないが、実際に存在するのが現実だ。

なぜ男性がそのような行為に至ってしまうのかはわからない、だけど、その男性の行為が確実に女性を不幸にしていくのは間違いない。

男性も精神的な要因でおかしくなっていくこともあるのだろうけど、だけど、女性に手をあげたり、女性を虐待したりという行動を選択しないように努力することはできないものだろうか。

事前にDVやモラハラ・パワハラ、虐待が女性にどういう影響をもたらすのかを知っておくだけでも今後の言動が変わっていかないかと思う、私を含めたおっさんは東京貧困女子を読んでくだらない男性を反面教師として女性に優しくしてほしいと切に願う。

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