私はOricoカードを使っている、ポイントをAmazonのギフトカードに変換できるのと、iDとQUICPayがカードに付属している、且つ、MasterCardの設定がある為にApplePayに使えると思って導入したのだが、まあ、結局はiPhoneは使っていないので、クレジットとポイント変換とiDに活躍してもらっている。
そんなQricoカードであるが、最近は医療保険もやってます、などという郵送のDMが届くようになった。
それだけではない、突然の電話でのセールスもかかってきたのだ、さて、どのように対応したかというと。
セールスのオペレータさんにインタビューを試みる
Oricoカードの医療保険のご紹介ですという電話である、いつもであれば私は、速攻で
私:「必要ありません」
とぶった切るのであるが、今回はなんとなく暇だったために全部話を聞いてみる事にした。
話を聞いてみると、何がすごいかというと
セールスオペレーターはまったくのよどみもなく数分間ずっと一方的にしゃべり続けるという荒業をやってのけたのである。
私は正直途中から感動してしまった、まったく咬む事もなくしゃべり続けるのである、彼が話し終えた後、私は問うた、
私:「今話した内容は紙に書いてあってそれを読んだのですか?」
と、しかし彼は言う、ある程度は書いてありますけどほぼ覚えてます、ということであった、あれだけの長文を覚えるくらいである、次の質問をした、
私:「一日何件くらい電話するのですか?」
彼は言った、だいたい100件くらいだと、私が電話で話していた時間は約8分、直ぐ切る人達の方が多いだろうから、私はかなり長く話した事になる、
8時間稼働であれば480分、100件電話するとなると、単純計算で一件は4.8分話す事となる、余裕率を1.5倍程度だとすると平均通話時間は3.2分程度だろうか、まあそんなものであろう。
それにしても100件である、そりゃ文章覚えるよねぇ。。
さらにインタビューは続く
100件も電話をして一体どのくらい契約が取れるのであろうか、それに関しては、だいたい1件くらいだという。
契約率1%、これが多いのか少ないのか、、少し考えてみよう
稼働日が20日だとすると1人あたり20件の契約を1か月で取るわけだ。
今回の医療保険の金額は月額3200円程度であった、となると、
3200円×20件=64000円
の契約を毎月積み上げていくわけである、オペレーターの彼の給料は64000円では全く足りないが、一度契約するとなかなか解約はしないであろうから、新規で取り続けていくことで売り上げがどんどん上がっていくわけで、オペレーターの給料との比較がちょっと難しい。
製造業と違い何人で何個作ったから、1人の売り上げは○○という1か月単位での収支計算の世界ではなさそうだ。。
まあ、それは置いといて、さらに聞いてみた、
私:「ノルマってあるんですか?」
彼は言う、とくにありません、と、まあ契約数や電話数も含め全てが本当の事を言うわけでもないと思うが、ノルマが無いのであれば、毎日同じような電話をかけ続けてもさほど精神を病む事もないのかもしれない。
ということで、素晴らしいしゃべりであったという事を告げ、そして、もちろん私はまったく保険に興味が無いという事を告げ、これからも頑張ってくださいとエールを告げて電話を切った。
セールスの電話も考え方次第で楽しくなる
このような感じでセールスの電話に対応したのだがいかがだろうか?
今回のセールスの電話は私にとっては非常に有意義な時間となった。
飛び込み電話セールスという職種の一端を垣間見たような感覚を覚えた、このような仕事もあるのだと。。
基本的に自分に必要のないセールスの電話は迷惑であったと感じる事もあるだろう、しかし、上記のように自分の知識になる、というように捉えると迷惑どころか勉強になってしまうのである。
そういえば私は以前にも同じような事をしたことがあった。
Facebookでとある女性アカウント(中身は男性だろう)からメッセージが飛んできた、間違いなく迷惑メッセージの類である。
彼女は言う、私の居住地に今度引っ越すが、初めての土地だからよくわからない、というような設定でいろいろとメッセージを送ってくるので少し相手をしていた。
しかし、あまりにも設定が私の居住地にそぐわない内容であった為、その点について指摘して直した方がよいとメッセージを送ってみたのである。
そうすると、、、その女性アカウントからの返信は無くなってしまった・・・
この時は失敗してしまったと思う、私が知りたかったのはそのFacebookの相手がどのように私に対してマネタイズの手法を用いてくるか?ということである、しかし、この時はその手法を聞きだす前にやり取りは終わってしまった。
というように、迷惑な問合せと捉えるのではなく、どのようなビジネスなのか?というような観点や、どのような技を使ってくるのか?というような事を考えると非常に有意義な時間となり得るのである。
この観点を持てれば、恐らくはなりすまし詐欺に引っかかりにくくなるであろう、何故彼らは私達にセールスをしてくるのか、何故彼らは私達にわけのわからないメッセージを送ってくるのか。
完全に無視するのが得策なのは間違いないが、一度、私のようにインタビューをしてみるのも楽しいものですよ。
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