ガルネリウスのライブで感じる違和感、皆、何をそんなに恥ずかしがっているのか

旅行

 ふと思い立ってガルネリウスのライブへ行った。

 前日にチケットを購入した為、整理番号は472、恐らくは会場のキャパは500であるからギリギリの購入である。

整理番号472、かなり最後の方である

 下道でふらふらと4時間運転し名古屋のエレクトリックレディランドというライブハウスへ。

 整理番号がほぼほぼ最後の為、最後列の壁を背にしての観戦となった。

 ガルネリウスのライブは相変わらず素晴らしい、しかし、周りの観衆にはやや違和感を感じた。

 

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ただ突っ立って見ている人達

 私は最後列で壁を背にしている、スタンディング形式のライブハウスとは人々は次第に後ろの下がってくるので、最後列付近の人間は途中から苦しむことになるのだが、、私の周りの人達は特に苦しむ様子はない、なぜなら

 ・ただ突っ立ってるだけだからである

 ガルネリウスである、ヘヴィメタルバンドのライブである、なぜ突っ立って聞いていられるのか?

 みんな暴れに来ているのではないのか?私は汗をかくのが嫌だから、上着を脱いで会場にはせ参じた。

 しかし、私の周りの人間には前列からのプレッシャーも汗という不快感も皆無である。

 なんたってただ突っ立っているだけだからである。

 このただ突っ立って見ている人がいるという事を知人に話してみた、すると知人は言う、

 「めちゃくちゃファンでとにかく真剣に聞きたいし見たいんじゃない?」

 という意見、なんとも新鮮な意見である、そうなのか、みんな好きすぎて感動して身動きが取れないということなのか。

 絶対違うと思う・・・

 

多分、皆恥ずかしいだけなのだ

 真剣に聞いている、好きすぎて見逃さないように真剣に見ている、たしかにこの説は少々は当たっているだろう。

 しかし、ある程度体を動かす事くらいはできるはずである、体を動かしても聞けるし見れるのである。

 なぜ体を動かさないのか?恐らくは、皆、動くのが恥ずかしいのである。

 周りが動いていないから自分だけが動くのが恥ずかしいのである。

 なんともつまらない恥である、どうせ周りの人は自分が思うより自分の事を誰も気にしていない、そして、自分から話しかけない限り、二度と会う事もなければ、一度も話す事もない人達ばかりである。

 そんな人達の事など気にする必要などないのだ、好きなように体を動かして楽しめばいいのである。

 昔、吉川晃司のライブに行った時、私の隣は親子であり、小学生くらいの子供が観戦していた。

 私はその子供の横でおおいに暴れていたのである、ふと隣を見ると小学生が私の事を見ていた、その瞳の訴えは、

 ”このオッサンなんでこんなに暴れてるの?”

 という事を訴えていた。

 しかし、そんな訴えは私には通じない、その後もその子供の事は無視して暴れ続けるのである、二度と会うことの無い子供の為にその時の楽しみを制限する事などないのだ。

 

若い方が暴れるのか、それともアーティストによるのか

 ガルネリウスの客層はかなり年上である、見た感じ私と似たような年代である、アラフォー付近といったところか。

 私も感じる事ではあるが、体力の衰えというものはどうしてもある、ずっと暴れていると疲れてくるのである、よってアラフォーの観客では暴れられない説も考えられる。

 昔、UVERWORLDのライブに行ったことがある、客層は20代である、彼らはよく動く人達であった、そして、私もアラサーであったから元気に暴れまわれた。

 客も一緒に暴れているとある一体感に包まれる瞬間がある(ような気がする)、この一体感を生み出すのはアーティストの技量と曲の力とお客さんの力によるところが大きいかもしれない。

 ガルネリウスの技量と曲の力に関しては十分すぎるほどである、となればあとはお客さんの力が必要である、しかし、アラフォーでは暴れられないのである。

 年齢という抗えない現実により、みんな突っ立っているのかもしれない。

 ただ、そんな情けない理由で会場の一体感が得られないのはなんとも残念である。。

 

そして私は暴れ続ける

 Aimerのライブは確かにさほど動けなかった、なんたって座っていたから。

 それでも、立つときはそれなりに動いていた、好きに動けばよいのだ、確かに自分のリズム感に疑問を感じる事もある、しかし、そんな事を気にする必要はない。

 我々はステージに立っているわけではない、観客なのである、好きにすればよいのだ。

 例えるなら、自分が歌がうまいと思っている音痴な人のようなものだ、音痴であっても彼らは気持ちよく歌っている。

 これと同じである、たとえリズム感が無くとも、好きに動いていればいいのである。

 ガルネリウスのライブに来ていた私の周りにいて突っ立っていた人達よ、次回からは自由に動いていきましょう。

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